新中野発 パソコン教室経営者の 『トマト通信』 ブログ版

「新中野パソコン教室」と先生の日常を公私混同でお届けします

出来ることを少しずつ増やしましょう

2017-09-26 18:31:20 | パソコン豆知識
再びスマホのお話です。電話・メールなどガラケー時代と同じことが出来るようになったら、次はその他の機能を試してみましょう。
まずはインターネット検索。「ブラウザ」かグーグルの「Chrome(クロム)」のアイコン、らくらくスマートフォンではそのものズバリで「インターネット」が入口です。毎回、検索しなくても良いように、お気に入り(またはブックマーク)や閲覧履歴なども活用しましょう。
それからカメラ機能。普段あまり写真を撮る習慣のない方でも、スマホを持った途端、そのあまりの手軽さゆえでしょうか、写真を撮りだしたなんて方もいらっしゃいます。よくある質問は、写真を撮ったのだけれども見ることが出来ないというもの。スマホでは写真を撮るのと撮った写真を見るのとで入口が違います。写真を撮る機能は大抵「カメラ」ですが、見る方の機能は別で「ギャラリー」とか「写真」、「アルバム」などと名前の付いたアイコンが入口です。また、当教室の生徒さんなら撮った写真データがスマホ本体に保存されるのか、SDカードに保存されるのかまで自分で知っておきましょう。話をパソコンに置き換えると、パソコン本体(ピクチャーフォルダ内)に保存するのか、外から挿したUSBメモリーに保存するのかの違いです。スマホ本体の保存可能容量(パソコンほど大容量ではありません)やスマホが故障したときなどの対応(本体にしか保存していなければ二度と読み出せません)を考えれば、なるべくSDカードに保存するのが良いでしょう。その確認や設定は「カメラ」アプリを起動した上で、「設定」項目を呼び出せればその中にきっとあります。
ネットと写真機能が使えるようになったらその先は、自分にとって有用だと思えるアプリの活用です。これについてはまた次回です。


スマホに乗り換えたらまずはここまで

2017-09-05 19:42:25 | パソコン豆知識
スマートフォンのお話です。当教室の生徒さんもほぼ半数の方がガラケー(昔風の携帯電話)からスマホに乗り換えました。大竹しのぶさんでお馴染みの「らくらくスマートフォン」の方もいらっしゃれば、アップル社の「アイフォーン」の方、格安スマホの方と色々です。それなりに使いこなせている方がいる一方で、やっていることはガラケー時代と同じで電話とメールだけという方もいらっしゃいます。今回の記事はこれからスマホを使っていこうという方への道案内のつもりです。
まず、本当はスマホにしたいのに、どうせ使いこなせる訳がないと本人も周りの家族も思っているという方へ。当教室でパソコンや "iPad" などの情報機器に慣れてきた方が、スマホごときを使えない訳がないです!
そしてスマホを手にした方がまず慣れるべきことはやっぱり電話とメールの機能。相手の電話番号やメールアドレスを、履歴を活用したり、アドレス帳から呼び出せるようになりましょう。メールは携帯電話会社のメールだけでなく、IDとパスワードのアカウント情報さえ入力すればすぐに使えるようになっているGメールにも慣れておくと良いです。それからショートメッセージサービス(SMS)。文字で伝えるところはメールのようですが、宛先は相手の電話番号です。「ショート・・・」という理由は日本語で70文字という文字数制限があるからです。それなりの分量のある事柄を伝えるのには向いていませんが、メールアドレスを知らない相手でもちょっとした連絡をできるのは便利です。ただ、ショートメッセージサービスで送信した相手側のアドレス帳に、送信元の自分の電話番号が登録されていない場合には、受け取った相手は、これはいったい誰から来たんだ?と頭を悩ますことはありえます。実は過去に生徒さんとのやり取りでそれがあり、それ以来、私が送信するメーッセージでは必要に応じ「新中野パソコン教室です」の一文で始めています。
スマホは入力が難しいと感じる方。確かにパソコンのキーボードの方が楽ですね。でもそのスマホの入力画面上にマイクの絵は出ていませんか? マイクがあったらそれは音声入力ができる合図です。公共の場所ではやり難いですが、時と場所によっては利用価値大ですよ。
さあ、ここまで来ればガラケーレベルは修了でスマホのスタートラインに立ちました。ここから先は次回です。



パソコンの中に遺したものは・・・

2017-08-29 12:23:11 | パソコン豆知識
終活とか断捨離エンディングノートなんて言葉をしばしば耳にするようになりました。当教室の中心的な年齢層の生徒さんには関心のある分野かも知れません。先日、新宿の本屋さんを歩いていたら『50歳からはじめる人生整理術(終活のススメ)』『デジタル遺品』という2冊の本が気になり、購入しました。
生活の中でパソコンやスマートフォンなどの情報機器を利用する生活をある程度続けていると、どうしてもそれらの情報機器とネット(クラウド)上にデータが溜まっていきますね。パソコンやスマホを利用するためや様々なネットサービスを利用するためのID・パスワード(アカウント情報)を始め、撮り溜めた思い出の写真、送金や株取引のためにネット上に銀行・証券会社の口座をお持ちの方もいるでしょう。他人に言えない、あまり褒められた趣味ではない分野のデータや閲覧履歴だってあるかも知れません(それ、先生のことでしょって突っ込まないでくださいよ!)。
本人があの世へ旅立ったとき、故人の利用していた情報機器やネット上に残されたこれら『デジタル遺品』と呼ばれるものは、一体どうなってしまうのか? 紙で残していない場合には、パソコン内の住所録を開かない限りその人の交友関係がわからず、誰に葬式の知らせをすれば良いかわからない、なんてことも起こり得るでしょう。情報機器を起動して使える状態にするのだってパスワードが必要で、遺族はそれを知りません!
2年前に放送されたNHKの今はなき『クローズアップ現代』という番組のタイトルは『そのパソコン、遺して死ねますか?』でした。『デジタル遺品』に対して遺族はどう対応したら良いのか? いつかあの世へ逝く本人にはどのような準備ができるのか? 『デジル遺品』という言葉が心に残った方は、自分の死後、遺族に、そして本人は死んでいますが本人の名誉という意味では本人にも、どのような問題が起こり得るのかという問題意識だけは持っておいた方が良さそうです。


偽アップルからのメールにご用心!

2017-08-15 15:43:03 | パソコン豆知識
夏休み中に"iPad"や"iPhone"でお馴染みのアップル社を騙ったメールを相次いで受信しました。でもなんか怪しい匂いがぷんぷんします。差出人の表示に統一性がないですし、試しに一つ「Apple 支援チーム」からのメールを開いてみると、「Apple 支援チーム」なる差出人のアドレスがアップル社とは全く異なるものになっています。
グーグルで「アップル 詐欺メール」などと検索するとこの種のメールが相当飛び交っているのがわかります。7月の下旬ころから急増しているようです。教室の生徒さんも多くの方が"Apple ID"をお持ちです。敵の狙いはあなたの"Apple ID"とパスワード(アップルのアカウント情報)を手に入れることです。くれぐれもメール本文中の「マイアカウント確認」のリンクをクリックしないようにしましょう。怪しいメールは無視して削除が鉄則です。


ハッシュタグって何のこと?

2017-07-25 17:38:47 | パソコン豆知識
ある生徒さんからハッシュタグって何ですかと、質問を受けました。最近ではテレビ番組などでもご意見ご感想はハッシュタグをつけてこちらまで、などとやっていますね。そもそもこのハッシュタグなるものはツイッターをやらない人には無縁です。となるとツイッターって何なのという話になりますね。
大統領らしくないからお止めなさいという批判などまったく意に介さずにひたすらツイッターでの情報発信を続けるトランプ大統領。大統領でなくったって誰でもアカウントさえ持てば(会員登録さえすれば)、日本語では140文字という文字数制限の中で自分の考え、お知らせ、話題をなんでもつぶやける(これを投稿すると言います)。これがツイッター。易しい解説はこちらでも。そしてその投稿は特に設定がなければ誰でもが読むことが出来ます。世の中に飛び交うつぶやきは膨大な数になります。
それをグループ分けして抽出する役目を果たすのがハッシュタグです。書式は「#(半角のシャープ)プラス キーワード」となります。例えば「#nhk」とか「#あさイチ」とかです。ハッシュタグを付けることでその番組宛の投稿やある特定の話題に関する投稿を抽出するわけです。
ツイッターに馴染みのない方でも、人のつぶやきを読むだけなら、アカウントを持たなくても読むことができます。グーグルで「ツイッター 小池百合子」などとやってみてください。


プライバシー設定を確認しろって何のこと?

2017-06-21 16:22:30 | パソコン豆知識
自分用に使っている "Windows10" のパソコンに先週から下のようなメッセージが出てくるようになりました。マイクロソフトは、OS(基本ソフトの"Windows")がバージョンアップしたのでパソコンごと買い換えて下さいという今までのやり方を変え、"Windows10" からは日々のウィンドウズアップデートの中で少しずつOS(基本ソフトの"Windows")を改良していく方針ですが、1年に2回程度、かなり大掛かりなアップデートが実行されることになっていて、今回のメッセージはその下準備のためのもののようです。
とは言え、『次のアップデートに備えてプライバシー設定を確認する』と言われても何を確認したら良いのもやら? とりあえず『設定の確認』に進むとさらにその下の「プライバシー設定の選択」の画面になりました。5項目ありますが見たところ、日常の作業性に大きく影響を与えるものはなさそうです。プライベート設定って結局、自分が何をしたのか全部が筒抜けになるって感じで、後ろめたいことはないにせよ、何だか嫌な感じです。私の場合はこういうのはすべて「オフ」にします。最初の二つ、「位置情報」と「音声認識」は「オン」でも良いと思いますが、それはその必要があったときに変更すれば良いだけのこと。
生徒さんのご自宅のパソコンが同じ状況になった場合には、私と同様にすべて「オフ」でも良いし、日常の作業性にはほぼ関係ないと思って、そのままのチェック状態のまま進めても構いません。要はあまり気にしなくて良いですよということですが、気になった方はこの記事を思い出すか、こちらを参考にしてください。
この設定が終了すれば数日後に、大掛かりなウィンドウズアップデートが実行されるはずです。


自宅にプリンターがなくても大丈夫!

2017-06-14 09:15:32 | パソコン豆知識
先週はいくつかのクラスでセブンイレブンのクラウドサービス『ネットプリント』を使ってみました。最近ではプリンターを自宅に置いていない家庭も多いようです。また、自宅にプリンターがあったとしても、家庭用プリンターで印刷できる最大サイズはA4サイズのことがほとんどです。自宅にプリンターがない。あるが故障している。A4より大きい用紙サイズで印刷したい。そんな場合には原稿をネット上に一時預けしておいて、原稿の登録時に発行される予約番号だけ控えてセブンイレブンに行けば、すぐに原稿が呼び出されて印刷できます。
授業では昨年末に作成したA4サイズの1年カレンダー。玉と呼ばれる日付部分の文字が小さくて見難いのを解消しようと、教室のパソコンからファイルを『ネットプリント』上へ登録し、発行された予約番号を控えて青梅街道を挟んで対面にあるセブンイレブンの実際の店舗へ行き、一回り大きいB4サイズで印刷してみました。実際の利用には『ネットプリント』への会員登録が必要ですが、今回は教室のアカウント(IDとパスワード)でやりました。
予約済みの舞台のチケット受け取りにコンビニの機械を利用したことのある生徒さんがいらっしゃいましたが、印刷をした経験のある生徒さんはいらっしゃいませんでした。良い経験になりました。コンビニの機械で出来ることはこ~んなに沢山あります。


すごいぞ! 翻訳アプリ

2017-06-10 13:59:15 | パソコン豆知識
我が家のお客さんは無事に帰国しましたが、日本語のできない二人は滞在中、ほとんど困らなかったと言います。理由は翻訳アプリ。ネットで検索すると翻訳アプリがたくさん見つかりますが、彼女たちが使っていたのは『Google 翻訳』。たぶん世界で一番利用されている翻訳アプリだと思います。
一緒に出掛けた時、店先で何やら商品の説明書きにスマホを向けている彼女の画面を見ると、日本語のその説明文が英語になっている。凄いね! 道に迷ってもスマホに向かって英語でしゃべれば、その日本語訳が音声で聞こえる。こりゃまた凄いね! 画像、または音声での翻訳に対応しているかどうかは言語によって違いがありますが、主要な言語には画像、音声共にほぼ対応しています。
まだ複雑な内容や微妙なニュアンスなどを踏まえた翻訳には無理がありますが、簡単な内容なら問題ないレベルだと感じます。外国語で道を尋ねられた時などは翻訳アプリの出番です。外国人旅行者急増中の昨今、そんな風景が当たり前に見られるかも知れません。


あなたのパソコン、預かりました

2017-05-16 17:26:43 | パソコン豆知識
コンピューターウィルスのお話です。数日前はイギリスの病院が大混乱し、昨日は日本でも被害が確認されましたと朝からニュースをやっていました。その名は『ランサムウェア』。ランサムとは身代金のこと。パソコンを使用不可の状態にして、使用可能な状態に戻したければお金を払いなさいと迫ってくる、身代金型ウィルスです。
だいたい3万円くらいの請求額のことが多いらしく、焦って支払ってしまいそうな金額です。ただし、身代金を支払ったからといって、必ずパソコンを利用可能な状態に戻してもらえるかどうかは運次第です。
ランサムウェアに限らず、コンピューターウィルスには感染させないのが一番です。ウィンドウズアップデートとウィルスソフトの2本立てで予防することが肝心です。
今回は主に企業のコンピューターが狙われていますが、個人のパソコンでも感染の可能性はあります。感染経路がいくつか確認されているようですが、メールが入口になっているケースが多いようです。不審なメール(あれっ何だこれと感じるメール全部です)を不用意に開かない。ましてや本文中のリンク(ポインターが手の形になってクリックすると別サイトへ飛ぶようになっています)をクリックしない。添付ファイルを絶対に開かない。不審だと感じるメールが自分にとって大切なメールのわけはありません。迷わず削除です!


昨年秋から急増しているらしい

2017-04-18 11:05:14 | パソコン豆知識
4月に入ってテレビや新聞で「サポート詐欺」に関する報道が目立ちます。日本でも昨年秋から急増しているというこの「サポート詐欺」とはいったいどのようなものでしょう?
ネットの利用中に広告を装ってクリックさせ、「ウィルスに感染している」などの嘘の警告を表示し、マイクロソフトなどを装った偽のサポートセンターへ電話させ、遠隔操作ソフトをインストールさせて、それを犯人側が操作するなどし、実際にウィルスを検知したなどと不安を煽り、最終的に有償のサポート契約を結ばせるというのが、一般的な手口だそうです。
普段ならこんなものに引っかからないと自信のある方でも、人間には魔が差すときがあります。当教室の賢明な生徒さんなら大丈夫でしょうが、用心するに越したことはありません。テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』の記事東京新聞の記事をご参考に、こういう詐欺があるのだなあということを知っておきましょう。