新中野発 パソコン教室経営者の 『トマト通信』 ブログ版

「新中野パソコン教室」と先生の日常を公私混同でお届けします

"Windows8"を使ってみれば・・・

2013-08-17 10:12:03 | パソコン豆知識
夏休みの2週間、Windows8で遊んでいました。注文してあったNEC製のノートパソコンがちょうど夏休み前に届き、ほぼ時を同じくして、卒業生を含む数名の方からWindows8に買い替えた途端に訳が分からくなった、教えてもらえるだろうかと問い合わせをいただきました。
自分自身で使ってみると、なるほど訳が分からなくなる理由が見えてきました。1台のパソコンなのにまるで2台のパソコンを操作しているような錯覚を覚えます。パソコンを家屋に例えると、Wondows8という看板を掲げている一軒家のはずが、玄関を入るとWindows7用の部屋とWindows8用の部屋に分かれているイメージです。二つの部屋の間を行ったり来たりせざるを得ないのがまず面倒くさい。それでも意識的にやっているうちはまだ良いですが、ソフトによっては強制的に部屋を移動させられます。
それから玄関を入る時に、その家に住んでいる家族の一員として入る場合とマイクロソフト家の一員として入る場合とで挙動が違ったり、出来ることが違う場合があります。前者をローカルアカウント、後者をマイクロソフトアカウントと呼び、家に入った後でも立場を変えることはできます。購入後、初めて電源を入れた時の初期設定では、マイクロソフト家の一員になっておいてねと促されますが、複数のパソコンやスマートフォンなどと連携する必要のない場合(当教室の生徒さんの間では圧倒的多数派のはず)は混乱の原因になります。ローカルアカウントとして初期設定すれば、Windows7と同じ使い勝手を実現できます。
今自分はどちらの立場でどちらの部屋にいるのかを意識すると全体像が見えてきますが、そんなことを意識しないと訳が分からなくなっちゃうパソコンって、出来が良いとは言えないのじゃないかなあ。困っている方はこちらをご参考に。
あっ、それからWindows8の売りの一つであるタッチパネル機能(タブレット商品やスマートフォンのように液晶画面上で指を滑らせて操作する機能)は初日にお遊びで使っただけで、それ以降は一度も使用していません。最後にマイクロソフト社の名誉のために、起動時間は確かに速いということは一言付け加えておきましょう。