抱き合わせインストールにご用心 その２

４つ前の記事に「抱き合わせインストールにご用心！」という記事を書きましたが、そこまでやるかというニュースです。今朝の報道によれば、中国の百度（バイドゥ）社製の日本語入力システム「バイドゥIME」を使用すると、全角で入力したすべての文字情報が、利用者の承諾なしにバイドゥ社のサーバー（コンピューターの元締めのようなイメージです）に送信されることが発覚したとのことでした。パスワードは半角ですから送信されていない模様です。日本語変換精度の向上のためとはいえ、気分の良いものではありません。
そして、この「バイドゥIME」という日本語入力用のソフトウェアは、他のソフトのインストール時に抱き合わせでインストールされ、ウィンドウズパソコンに初期設定されているマイクロソフト社製の「MS-IME」と入れ替わってしまった可能性が高く、大学や公的機関などで実際に「バイドゥIME」を使用していた人の多くがそれをインストールしたという認識を持っていないようです。
ことほど左様に抱き合わせインストールというのは不愉快なものです。ソフトのインストール時には、抱き合わせインストールの有無を確かめながら、ゆっくり落ち着いてやりましょう。