新中野発 パソコン教室経営者の 『トマト通信』 ブログ版

「新中野パソコン教室」と先生の日常を公私混同でお届けします

転ばぬ先の杖

2015-10-19 13:48:37 | パソコン豆知識
今回はバックアップのお話。
パソコンは機械ですから壊れるときはある。その時に費用はかかるにしても、パソコンは修理だ買い替えだができますが、保存してあったデータは普通は戻りません。そんな場合でもいやいやパソコンの外にちゃ~んとデータだけは取ってありますよというのがバックアップです。
主な保存場所としては4か所です。まずお馴染みのUSBメモリー。教室では現在、8GB(ギガバイト)の商品をご紹介していますが、何と言っても手軽なのが長所。一方、キャップや本体を失くしがちなのが欠点。
2番目は光学メディアと総称されるCDやDVD。ちょっと取り扱いが面倒くさいのと、最近では特にノートパソコンで、光学メディアをセットする場所のないものが増えていて少し出番が減っている印象です。でも大雑把に映画1本分の容量4.7GBのDVDが1枚、50円程度ととても安価。
ちょっとここで容量のおさらい。
KB(キロバイト)< MB(メガバイト)< GB(ギガバイト)< TB(テラバイト)と、右へ行くほど千倍ずつ大きくなります。
3番目が外付けハードディスク。容量は1~2TBと断トツで、最近はこれにテレビ番組を録画する人が増えています。機械ですから故障もあるでしょうし永遠には使えませんが、最近のデジタルカメラで撮った写真、二十万枚分だと計算(1,000,000 ÷ 5)すると、写真の保存用だけに使う場合には容量だけは一生モノです。でも失くなったら困るデータは住所録だけという方には無用の長物。図体の大きい据え置き式と掌に収まる携帯式があります。据え置き式はコンセントを電源としますが携帯式はパソコンに挿すだけ。でもファイルサイズが大きくなるほど、書き込みスピードの差は体感できるくらいに違います。持ち運ぶ必要のない場合には据え置き式がお勧め。バックアップ以外にも内臓ハードディスク容量が満杯に近づいてきた場合に保存容量を増やす用途にも利用価値大です。
最後が最近のトレンドともいえる空の上、クラウドサービスの代表格、オンラインストレージです。オンラインとはインターネット、ストレージとは保存場所、つまりはネット上にある自分専用のフォルダということですね。教室では多くの生徒さんにマイクロソフトの『ワンドライブ "One Drive"』とヤフーの『ヤフーボックス "Yahoo Box"』を使えるようにご紹介しました。オンラインストレージの利点は何と言ってもインターネットにさえ繋がっていれば利用できるので、教室からでもご自宅からでもホテルからでも、パソコンからでもアイパッド"iPad"などのタブレット端末からでも、場所や機器を選ばずに同じファイルを見ることができる点でしょう。
以上4か所、ご自分のパソコンにこれが失くなったら困るなというデータのある方は、ぜひ早めにパソコンの外のどこかにバックアップを考えましょう。あっ、もう1か所ありました。紙です。住所録を印刷しておく。これだって立派なバックアップです。