さとし & まさとし

さとし&まさとし はとっても仲の悪い親子

Cub50な日 Season1 vol.5

2020年06月25日 | Super Cub 50
仲の悪い親子です。

皆さまは如何お過ごしでしょうか。

さてマッピー、スーパーカブ50をいじくりました!

今回はエンジンを49ccから88ccにボアアップしました。

製品は㈱キタコ社製“88cc LIGHT ボアアップKIT(214-1016402)”です。

ベースエンジンが3速自動遠心クラッチなのでシリンダーヘッドはいじくりません。



先ずはキャブレータ、マフラーなどを取り外しました。

シリンダーヘッドの右ヘッドサイドカバーの中心辺りにあるM6長ボルトを抜き取り左ヘッドサイドカバーを取り外しました。

シリンダーヘッドカバーのM6キャップナット3個とM6ナット1個とシリンダーヘッドサイドボルトを取り外しました。

カムスプロケットの◯刻印をハウジングの切り欠きに概ね合わせカムスプロケットのM4ボルト×2本を取り外しました。

カムスプロケットを取り外しカムチェーンガイドローラーボルトを取り外しました。

クランクケース左カバーとチェンジペダルを取り外しチェンジペダルシャフトの左側にあるM6ボル トを緩めました。※カムチェーンのテンショナーが緩みます。

プラスチックハンマーでシリンダーヘッドを軽く叩き取り外しました。

抜き取ったシリンダーヘッドをノーマルのまま再利用する場合はカムスプロケット側に傾けるとカムシャフトが簡単に抜けてしまうので要注意です。

またロッカーアームシャフトもズレてしまうので右ヘッドサイドカバーを外すハメになります。



シリンダーサイドボルトを取り外しプラスチックハンマーでシリンダーを軽く叩き取り外しました。

シリンダーベースガスケットが酷い状態でした。



片側のピストンピンサークリップを取り外しピストンピンを抜きピストンを取り外しました。

作業効率向上のためシリンダースタッドボルトのネジ部分にM6ナットを2個ねじ込みダブルナットで締め付けシリンダースタッドボルトを3本抜き取りました。※1本は固着して抜けんませんでした。

既存のシリンダーベースガスケットをカッターナイフとオイルストーンを使いきれいに除去しました。

この工程で最も重要なことはコンロッドの遊び(ガタつき)をチェックすることです。

遊びが大きければコンロッドベアリングとクランクシャフトの摩耗まで確かめないとなりません。



ピストンリングセットをピストンにセッティングしました。

コンプレッションリング(トップリング、セカンドリング)と3ピースオイルリング(レール+スペーサエキスパンダ+レール)は圧縮漏れ対策として合口を120°づつズラしました。

因みに3ピースオイルリングも3つの合口がシンメトリーになるようセッティングします。※マニュアルの解説ではスペーサエキスパンダの合口に対しレール合口は両側に10mmづつズラします。

で、マニュアルでは“ピストンピンサークリップ合口をラジオペンチなどで摘み挿入する”と解説がありますが、この方法ではピストンピンハウジングのピストンスリット部に上手にはめ込むのが難しいです。

先ずはピストンピンサークリップ合口を上に向けピストンピンハウジングの外側にグリースなどで貼り付け指(爪)を添えます。

次に胴体部(合口を上に向け3時と9時の方向)をラジオペンチなどで摘み合口隙間を無くしそのまま押し込めば簡単にインサート完了です。

マッピー的に申しますとピストンピンサークリップは“C型のバネ”なので摘み損なうと簡単に何処かに飛んで行ってしまい欠品~注文ということになり兼ねません…

インサートの経験がない場合、一つめは飛散を想定し部屋の隅でインサート、二つめも飛散を想定し現場でエンジン周りに段ボールで壁を作れば間違い無いのでは。

また飛んでしまっても簡単に見付ける方法としてピストンピンサークリップに針金荷札をインサートの直前まで巻き付けて置いても良いかと思います。

ピストンピン挿入時にはたっぷりエンジンオイルを塗布しておきます。



スタッドボルトを戻しノックピンとシリンダーヘッドガスケットを挿入しました。※ロッカーアームシャフトがズレているとスタッドボルトが貫通しないので右サイドヘッドカバーを取り外しロッカーアームシャフトを奥まで押し込みます。

エンジンオイルをピストンとシリンダーにたっぷり塗布しピストンリングの合口隙間を縮めながらシリンダーにピストンを挿入します。

カムチェーンガイドローラーボルトのシーリングワッシャーの挿入を忘れると後で面倒なことになります。

ここから先は分解と逆です。

ボルトの増し締めにはトルクレンチが必要です。

アームの長いレンチを使いM6の締め付けに力を込めれば簡単にねじ切れてしまうのでトルク管理が必要です。

カムチェーンのテンショナーボルトの締め忘れに注意します。

スタッドボルトナットのLAYOUTを間違えないように注意します。

カムスプロケットの◯刻印とフライホイールのTマークが各ハウジングの切り欠きに合った状態でカムチェーンが掛かっているか注意します。

セッティングですがピストンは上死点、両バルブは閉じた状態です。

流石33年落ちのバイクなので兎に角シリンダーヘッドや各カバー類などのガスケット剥がしを丁寧に行ったのでとても時間が掛かりました。

最後に最も重要なことですがキーを“OFF”のまま何回もクランキングをすることを推奨します。

真新しいシリンダー&ピストンの間にエンジンオイルが付着していない状態で行き成り燃焼させると最初から“焼付き”の恐れがあります。

で、交換後の結果ですが問題なくエンジンが掛かり今のところアイドリングも安定しています。

キャブレータのメインジェットは#88のままですがボアアップ前(49cc)のカブリは無くなりました。

次回はテールランプ取り付けについてです。
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Cub50な日 Season1 vol.3

2020年06月23日 | Super Cub 50
仲の悪い親子です。

皆さまは如何お過ごしでしょうか。

さてマッピー、スーパーカブ50をいじくりました!

今回は原付二種のナンバー申請を行いました。



マッピー、先ず向かった先は住まいの笛吹市役所の税務課でした。



こちらはKIJIMA社製のテールランプキットです。

前回号でリアフェンダーをテールランプごとカットしてしまったので短くなったリアフェンダーに加工して取り付けます。



バイク購入時に販売証明や譲渡証明の書類が何も存在しなったので新規の申請となりました。

車台番号、エンジン番号、車体姿の画像をA4版の横一枚にまとめ提出しました。

それから現行の排気量49ccを88ccに変更するにあたりKITACO社から購入したボアアップキットの領収書の複写を提出しました。



3枚ほどの用紙に記入し標識交付証明書を無料で発行していただきました。

で、これから申請に行かれる方は認印を忘れずに!

ナンバーが入手できたので甲州市のJAに自賠責保険加入に行って参ります。

ネットで調べたら1年間で7,060円、2年間で8,950円でした。

先日の車検で自賠責保険が安くなったことを知りました。

次回は前後輪のタイヤホイール交換についてです。
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Cub50な日 Season1 vol.2

2020年06月20日 | Super Cub 50
仲の悪い親子です。

皆さまは如何お過ごしでしょうか。

さてマッピー、スーパーカブ50をいじくりました!



先ずは燃料タンクを取り外し、内側をエアーブローしました。

次に灯油で洗浄しました。



燃料口から入れてはホースから抜く作業を繰り返しました。

この濁り具合が何度も続きました…



キャブレータが入荷したのでシリンダーヘッドのインレッド側を10W-30を塗布しながらオイルストーンでお掃除しました。

フラット面をダレさせてはいけないので意外と難しいカモ?



製品は㈱クリッピングポイント社製“ノーマルヘッド用ビッグキャブ20Φ&クリーナー”です。

マニホールドはエンジン側しか見ていませんが鋳型精度が低いため開口部が丸くなかったです。

インテークポート側は完璧なのでちょっと不安です。

前回書き込みましたがスロットルキャップのワイヤーガイドが角度付きタイプでもフレームに接触しました。



エンジンを掛ける前に燃料フィルターを取り付けました。

マグネット付きなので錆もキャッチしてくれます!

手前の燃料ホースが通常タンク用、奥が予備タンク(リザーブ)用です。



不格好ですが燃料コックを付属のアルミフラットバーに取り付けました。



こちらは#75~#115のメインジェットセットと熱価違いのCR6HSA、CR7HSA、CR8HSAのスパークプラグです。

クリッピングポイント∮20の既存メインジェットは#88でした。

更に#72、#74、#75、#76、#78、#80、#82、#85、#87、#88を追加購入しました。



ついでにエンジンオイル(10W-30)交換もしました。

で、ドレン口からあまり廃オイルが出て来ない割には不純物が多かったです。



交換したオイル量は600~700ccくらいでした。

次回はナンバー申請です。
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Cub50な日 Season1

2020年06月16日 | Super Cub 50
仲の悪い親子です。

皆さまは如何お過ごしでしょうか。

さてマッピー、スーパーカブ50を入手しましたよ~ッ!

こちらに夢中だったのでUPは二の次になっておりました…



市内友人が譲ってくれました!



フレーム№:C50-H、エンジン№:C50E、1987年式の33年落ちです。



カスタム、レストアベースにはもってこい!



放置期間が長かったのでアクセルがマ・ワ・ラ・ナ・イ…

スロットルワイヤー、チョークワイヤー、燃料ホースなどを取り外してからマニホールドごと取り外しました。

マッピー、長年の経験から嫌な予感が…

フロートチャンバーを取り外したところジェット類は回りましたがフロートバルブ、スロットルバルブが固着していました。

キャブレータはボディーごとア・キ・ラ・メ…

で、キャブならイイか的な考えで海外メーカー(台湾)のクリッピングポイントのビッグキャブΦ20を注文しました。

本来は国産が欲しかったのですが、ヘッドキャップのワイヤーガイドがストレートタイプしか見つかりませんでした。

基本的に角度付きなのでストレートタイプを取り付けたら間違いなくスロットルワイヤーがバイク本体フレームに当たって上手に動かないハズ…

88ccにボアアップ(ノーマルシリンダーヘッド)するので多分ベストチョイス?

後はジェット類とスパークプラグのセッティングで何とかなるでしょう。



カスタムイメージがちょっと見えて来たので先ずはリアフェンダーをカットしました。



ジグソーよりディスクグラインダーの方が早そうだったので刃を鉄工用切断砥石に交換し切断しました。



切断面は研削砥石に交換して粗削りしサンドペーパーで仕上げました。



キックペダルを踏み下ろせばクランキングはできるので焼付は無いようです。

で、キタコ(KITACO)社製の88ccボアアップキットを注文しました。

遠心クラッチに不安があるのでシリンダーヘッドはノーマルのままセッティングです。

今後4速リターンエンジンが入手できたらハイカムのシリンダーヘッドに交換予定です。

シリンダーヘッド交換後は22~24mmポートのマニホールドに交換すればOKでしょう!

本日キャブレータが届くので燃料フィルター(10pcs)をアマゾンで注文しました。

バーハン化予定なのでトップブリッジから上を撤去しました。

後はタイヤホイール、マフラー、スプロケット、チェーンカバー、配線などなど。

当分遊べそうです!
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