神事に用いられる榊ですが、6~7月にかけて画像のような
上品で清楚な白い花を咲かせます。
神社の杜などに植栽されたものを除くと、国内で自生するものの分布は、関東地方南部以西
から四国、九州、沖縄など暖地が中心で、東南アジアや中国の東南部にも、先祖を祀る神事に
ツバキ科の植物を用いる風習があるところから、稲作と共に南方から日本に入ってきた
史前帰化植物とする説もあります。
サカキの少ない地方では、代用品として、ヒサカキやソヨゴの枝が使われることから、区別
する意味で、サカキを別名でマサカキ(真榊)と呼んでいるところもあるようです。
サカキ <ツバキ科 サカキ属> 常緑高木
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