山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ハリガネオチバタケ (針金落葉茸)

2011-06-20 22:42:38 | 菌類(きのこ)

暗くて湿気の多い広葉樹林の林下に生える落葉腐生菌の一種です。

腐生菌は「森の掃除屋」と言われるように、林下に積もった落葉や倒木を栄養にして分解し、
土に戻す役割をしています。

また林床が綺麗になると若木も育ちやすく、分解の過程で発生する二酸化炭素は
植物の光合成を助けるなど、所謂「毒キノコ」と呼ばれるものも含めて森では非常に
有用な役割を果たしていると言えます。
 

さて、ご覧のハリガネオチバタケ、非常に分かりやすい的確な名前を付けられていますが、
正に、細くて長い針金のような柄をもっている腐生菌です。

指先で柄を摘まんでみると、意外に固く丈夫で、樹木の根の末端が地表に出てきている
のではないかと思うような感触があります。傘の部分は開いたもので5~6ミリ程度。

  ハリガネオチバタケ <キシメジ科 ホウライタケ属>  腐生菌類

  ↓ 画像はクリックで大きくなりますハリガネオチバタケ















ハリガネオチバタケ








  

 

 

ハリガネオチバタケ

 

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