都市化が著しいと言われる城陽市ですが、全体的には、まだまだ田園都市の性格が強く、市の
中心を少し離れて山沿いの道を歩くと、道端で、こんな花にも出会える自然が残っています。
キキョウ科で、ホタルブクロと呼ばれていますが、一般的には、昔、子供達がこの花の中に
蛍を入れて遊んだことから名付けられたと言われています。
しかし、蛍の飛び交うの時間帯は夜で、暗闇の中でそんなに上手く花の中に蛍を入れられるのだろうか?
それに、そんなに都合良く、近くにこの花が咲いているのかも少し疑問に感じます。
ただ時期的にこの花が咲くのは、蛍の飛び交う時期に合致するので、こういう遊び方もできるかなという
憶測だけのような気がしないでもありません。
ホタルブクロ <キキョウ科 ホタルブクロ属> 多年草
雌蕊の柱頭は成熟すると3裂
しますが、開花直後は閉じて
います。
花冠の底部では開花時には
すでに雄蕊の葯が開いていて、
萎れたようになっています。
雌蕊と熟する時期をずらすことで
自家受粉を回避しているのかも
しれません。