水田で見られるイトトンボの代表的なもので、♂の腹部第8節と9節が
美しい空色をしていることから、アオモンイトトンボと呼ばれています。
体長が約4㌢ほどの小さなトンボで、水面近くに飛びまわるブユなどの微小な
昆虫をホバリングしながら捕食します。
近似種には本種より少し小さな体をしている、アジアイトトンボがいますが、
腹部の第9節と10節が空色になっていることで区別できます。
但し、何れも4㌢以下の小さな昆虫なので、捕獲してルーペで観察するか
写真を撮って確認するしかありません。
♀には同色型と異色型があり、異色型の♀の未成熟の個体は全身が美しい
オレンジ色をしています。
アオモンイトトンボ<イトトンボ科 アオモンイトトンボ属>