ナツツバキは目立つ花ではありませんが、山歩きをしていて、ふと咲いているのに気が付くと
何となく本格的な夏の到来を感じさせる花です
葉を見る限りでは、固い質感のある艶やかなヤブツバキなどとは随分違って、しかも落葉樹。
ところが、この時期になって咲いている花をよく見ると、ああ、やっぱりこれもツバキの仲間かぁ~
と納得させてくれます。
別名のシャラノキは、日本ではこの木が、お釈迦様の亡くなられた時に傍らに咲いていたという
沙羅双樹に違いないと信じられていたからだそうです。
花は一日花で、樹下には前日から数日前に落ちたと思われる花冠が散らかっていて、清楚で
美しい花との対比から
生命の華やかさと儚さを体現しているような花・・・恐らくはそんなところから生まれた勘違いでしょうか?
本来の沙羅双樹はアオイ目フタバガキ科の落葉高木で、日本では温室でのみ栽培が可能な
熱帯植物です。
ナツツバキ<ツバキ科ナツツバキ属> 落葉高木
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