ヘラオオバコはヨーロッパ原産の帰化植物です。渡来時期は江戸時代末期で、非意図的に
侵入してきた植物と考えられますが、帰化植物の中では比較的古参の植物と言えます。
在来種のオオバコと同じオオバコ科で、5月頃から蕾と共に花茎が伸び上がり、30㌢位から、長
いものでは80㌢程にもなります。円柱状の花序が下から順に咲き上がっていく姿は中々愛嬌が
あり、被写体としても面白く、私の好きな野草の一つです。
耐乾性に優れ、主に、国道の中央分離帯や、河川の堤防上などでの繁殖が目立ちます。
日本では外来生物法によって、「要注意外来種」に指定されていますが、ヨーロッパの
いくつかの国では、ワイルドハーブの一つとして、健康茶や自然薬として利用されています。
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