コガネグモの巣(円網)ですが、コガネグモ科の蜘蛛の巣には、X状に伸びた白いレース飾りのような
ジグザグ模様の部分があります。
これは「隠れ帯」または「白帯」と呼ばれているものですが、その役割については諸説があって、
実は専門家の間でもよく判っていないようです。
「隠れ帯」と呼ばれるのは、外敵から身を隠すのが目的との考えに基づく呼び名だと思いますが
実際に隠れ帯の部分に身を隠しているのは私も見たことがありません。
むしろ獲物が網にかかるまでは中央キープで、滅多なことではこの位置を動かないようです。
また隠れ帯が2本ずつ脚を揃えた延長線上に作られていることから、外敵に対して、自分を大きく見せて
いるという見方もできます。
私見ですが、昆虫を捕食する蜘蛛が巣の中央部分に花の絵を描いて蝶などの昆虫を誘っている
とすれば、これはかなり高度な捕虫作戦と言えます。
何れの説も想像の域を出ませんが、とかく嫌われものの蜘蛛も色んな推理を巡らして
よくよく観察して見ると中々興味深いものがあります。
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