小鳥たちの囀りが 賑やかに聞こえる季節になりました。
この「囀り」というのは一般的な解釈では小鳥の鳴き声を広く指しているようですが、図鑑や
生物学的な本の説明文では、鳥の鳴く声を「地鳴き」と「囀り」に明確に区別しています。
たとえば、ウグイスを例にとると、この季節の雄が「ホーホケキョ」と鳴くのが囀りで、これは
縄張りに侵入した他の雄に対する威嚇と、雌に対する求愛の意味があります。
それに対して地鳴きは、季節や雌雄を問わず、「チッチ、チッチ」と鳴く地味な鳴き声を指します。
基本的に囀るのは雄だけで、この求愛の歌である囀りの上手い雄は雌にモテモテで、反対に
歌の下手な雄は雌に相手にされないので、子孫を残せないことになります。
つまりパートナーの選択権は雌が握っているというわけです
ここで鳥でなくてよかったぁ~などと安堵する男性はアホな私だけでしょうか?
「鳥でなけりゃ良いってもんじゃなかろうが」・・・(影の声)
囀るウグイスの雄
相当、気合いが入っています
なにしろ・・・・
この囀りの巧拙に子孫繁栄の
成否がかかっていますからね
こちらは「一筆啓上・・・」と
聞きなされるホオジロの囀り
「ピーチクパーチク」と
忙しなく囀るヒバリの囀り