四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

三浦河津桜 オフ会

2013年03月03日 21時20分15秒 | 四季の花
桃の節句の日曜日となりましたが、昨日の土曜日、メーリングリストの
会の仲間たちと「河津桜オフ会」に参加してきました。
この会は主に福祉関連のボランティアや、地域貢献を熱心に行っている
ネットに比較的強いメンバーで構成されているものです。

京急三浦海岸駅から三崎口駅に向けての沿道に植えられた河津桜も
折からの「寒い冬」の影響か、開花時期も例年より一ヶ月近く
遅れていましたがようやく四分咲き~五分咲きとなり見頃を
迎えていました。沿道に植えられた菜の花の黄色と、桜の淡紅
との彩どりのコントラストが春の趣を色濃く演出していました。

日頃メール等での交流が主で、参加メンバーの年代幅も30才近い
ものがありますので、交流の深さには若干のもどかしさを感じる場面も
多々ありますが・・・。しかし、福祉や、地域貢献等の第一線で頑張って
いる方たちばかりですので、話題も前向きで世の中の動きに対する
洞察にも深く広いものがあり私としても学ぶものが大です。

しかも、現役の方もそうですが、リタイヤした方もそれぞれ
職を極めた方ばかりですので、写真の撮り方一つにしても技術的にも
然ることながら、その裏付けとなる哲学も含めて含蓄があり
いつも学ぶことの多い集まりと感じています。

オフ会は日頃のメールでは語り尽くせないボランティアの情報交換と、
日進月歩する情報機器に対するアドバイス、友人たちの近況等々
語り尽くせない日頃の思いが溢れるような会話の広場になりました。

そして、花見オフ会につきものの陽の高いうちからの乾杯となり、
事前に会長等が仕込んだヒレを入れた「ひれ酒」も振舞われ、桜の
木漏れ日に染まる以上に、ほろ酔いに頬を染めた情景がそこかしこに
見られました。また、女性のメンバーのお手製の煮物、卵焼き、
漬物と肴も豊富で久しぶりにゆったりとくつろげる昼の宴と
なりました。

宴のあとは、梅、椿が咲き、春キャベツに覆われた春の三浦路を
ゆったりと散策し、三浦半島の春景色を存分に味合うことが
出来ました。
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「友情、連帯感、フェアープレーの精神」

2012年07月29日 21時57分09秒 | 四季の花
 炎暑とも言える真夏日、7月27日に開幕したロンドン五輪。この五輪のテーマは「2012年一つの地球に向けて」ですが世界のアスリートの熱戦を通して、どう具体化されて行くのかをワクワクしつつ見守って行きたいと思います。

 五輪参加100年目となる日本は、東日本大震災からの復興と、悲しみを乗り越える最中に迎える祭典となります。この祭典に参加する選ばれた選手たちが「被災された人々との想いを共有し」ロンドンの舞台に立ち、被災地や日本の人々の心に灯をともす活躍を期待したいと思います。

 また、「スポーツで競うなら、スポーツを愛さなければなりません」と開会式で宣言したロンドン五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長。彼は選手時代サッチャー首相の「五輪不参加」の働きかけにも屈せず、イギリスを夏冬を通して全五輪に参加し続けた国にした立役者の一人でもありました。その彼が語る筋金入りの「スポーツを愛する」心のありようを五輪全種目を通して味わってみたいと思います。

 中東をはじめ未だなお厳しい政情にある中「友情、連帯感、フェアープレーの精神をもって理解し合うことで、平和でより良い世界の実現に貢献する」という五輪精神を選手ばかりでなく、私たちも改めて噛みしめる必要があると感じています。

 「オリンピックは勝者も敗者も輝いている」という方がいましたが、勝利をめざして最後までたたかい抜く姿に、私たちは心を揺り動かされ感動するのだと思います。このたたかい抜く姿勢こそ今の私達日本に求められているのだと思います。「商業的五輪」等々と諸々の批判はありますが、世界を代表する鍛えられたアスリートたちの活躍に熱狂しつつエールを送り、2週間余にわたるスポーツの祭典を心から楽しみたいとも思っています。

 人の世の熱狂をよそに、炎暑の下でも夏の花が力強く咲き始めています。ひとひ花でもありますムクゲ、ノウゼンカズラ等の鮮やかな色彩に惹かれます。また、ともすれば見過ごしてしまうアベリア等の小さな花もハッとする美しさを備えており、この季節の花は百花繚乱の趣もあります。そんな花たちの姿の一端をデジイチスケッチしてみました。掲載の花は白蝶草(ガウラ)と言います。

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皐月の木洩れに

2012年05月15日 21時51分09秒 | 四季の花
皐月の木洩れ日の下、楚々と咲く花たち。
春爛漫との表現からは遠くつつましやかに咲く花に魅せられて、五月連休を挟み週末のスモールタイムを使い、その花たちのスケッチをして参りました。

その一端を、久しぶりのアルバムですが、載せさせていただきました。

連休も含めて、こどもの日、母の日が続く中、同窓会等々、諸々のイベントを行ってまいりましたが、先週末久しぶりの短歌会を東京目白で行いました。

その際に出した詠草を、推敲途上ですが載せさせて頂きますので、ご感想等お寄せ頂ければ嬉しいです。

☆よみがえるバベルの塔の伝説か
        スカイツリーの秘めし暗闇

☆闇を縫い届く灯かりの危うさよ
        ヒルズを越えるツリーの高み

☆敗れ去る夢の残渣も積もる街
        汐留、銀座、赤坂、台場
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冬来たりなば

2012年01月12日 00時08分09秒 | 四季の花
「冬来たりなば春遠からじ」のことわざは
イギリスの詩人シェリーの『西風の賦』からきている
ようですが、まさにこの詩を思わせる健気な花たちの姿を
載せたいと思います。

被災地で日々懸命な奮闘を重ねている方々に、それ以上
「頑張れ」等とは口が裂けても言えませんが・・・、

共にあることを心に刻みながら、
静かにほほ笑むように咲く蝋梅の「一輪ほどの温かさ」を
届けたいと思います。
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「祈りの花」

2011年06月26日 11時22分52秒 | 四季の花
東日本大震災の報道の中でマスコミの扱いに若干寂しさを感じましたが、さる23日に沖縄戦の
戦没者を悼む「慰霊の日」を迎えました。

激戦地の沖縄県糸満市摩文仁の丘にある平和祈念公園では「沖縄全戦没者追悼式」が行われました。
この沖縄戦で奪われた 20万人を超すいのちの存在と、その傷を風化させないためにも平和への希求と
共に、私たち自身「戦争の悲劇を繰り返さない」ことを祈りを込めて、改めて心に深く刻んで
参りたいと思います。

 「祈りの花」として、梅雨に咲くアジサイをデジイチでスケッチしてきました。
前回に引き続き被災者への鎮魂の思いと復興へのエールを込めて、さらに「慰霊」の思いを
込めて掲載したいと思います。
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梅雨に咲く

2011年06月12日 22時12分00秒 | 四季の花
今日11日は、あの東日本大震災から三か月めとなります。
11日現在、この震災で亡くなられた方は15,413名、未だ行方不明の方8,069名、
避難生活を余儀なくされている方88,361名と依然として厳しい状況にあります。

一方、被災地では悲しみや苦しさを抱えながらも生活再建と復興への懸命な
取り組みと努力が続いています。

この方たちの状況を胸に刻みながら「共にあること」のために何をなすべきかを
改めて自問して参りたいと思います。
義捐金の継続、さらには日々の生活の中で風評被害を克服する購買活動をはじめ
出来ることを淡々となしていきたいと思っています。

なお、平年より二週間も早いといわれる梅雨の季節。
被災された方にとっては無情の雨でもありますが、この雨の中でも健気に花を
つけ夏への序章を力強く描き始める花たちの凛とした姿。
この花たちを鎮魂の思いと復興へのエールを込めてスケッチしてきましたので
掲載したいと思います。

なお、掲載した写真の花は「柏葉紫陽花」です。
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ひなげしの海

2011年05月29日 16時10分18秒 | 四季の花
 平年より二週間近く早く既に、ここ関東でも梅雨入りしましたが、天候に恵まれた先週末、
近くにあります「くりはま花の国」へ行って参りました。

 ここは、かつて久里浜緑地と言われた谷戸一面を使い、春はポピー、秋はコスモスが
それぞれ100万本の規模で植えられ、文字通り「花の国」となっています。
 谷戸の頂上に位置し子供たちに「ゴジラ広場」と呼ばれる遊園地まで二両編成の
フラワートレインも走り、幼い子供たちにも人気のスポットとなっています。

 現在は6月5日(日)までの予定でポピー祭りが行われており、最終日にはポピーの
摘み取りが自由に出来るようです。
四月当初の寒さもあり若干花時は遅れたようでしたが、昨年以上に花数も多く、
まさに野原一面に花の絨毯が敷き詰められたような鮮やかな色彩に覆われた花園でした。

 ポピーと言えば与謝野晶子の歌に・・・
  「ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す
        君も雛罌粟(こくりこ)われも雛罌粟」
があります。

 谷戸一面を埋めて咲くポピーに、かつて晶子がフランスで見たでありましょう
野原一面に燃え立つように咲くポピーの群生が目に浮かびました。

晶子の短歌の足元にも及びませんが、かつてこのポピーを眺めて詠んだ短歌を
掲載したいと思います。

  ☆ざわめきは裡なる揺れか久里浜の
         海になだるる谷戸のひなげし
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