四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

紫陽花 海に

2020年06月21日 08時34分22秒 | 日々の歩み
安倍首相は18日、首相官邸で開いた新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、
「改定した基本的対処方針にのっとり、明日、社会・経済活動のレベルをもう一段引き上げる。
一部の首都圏や北海道との間も含めて制限がなくなる」と述べ、都道府県をまたぐ移動制限を
19日から全面的に解除すると明らかにしました。
なお、追加的な防疫措置を取りつつ、出入国制限緩和に向け、ベトナム、タイ、オーストラリア、
ニュージーランドの4カ国と調整を進めると明らかにしました。



また、小池百合子知事は会議で、「経済社会活動が全面的に営まれる新たな局面に入る。
感染防止策を講じながら生活を営んでいく必要がある」と説明しました。検査体制の拡充や
継続的なモニタリングをして感染の再拡大の兆しを的確に捉える方針を強調しました。



東京都内で昨日20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに39人確認されましたが、
都内で1日あたりの感染者数が2桁台になるのは、20日連続しております。私たちは、
移動制限が全面的に解除されたかと言って、都内ではクラスターの発生等々も含めて、
依然として楽観できない状況を冷静に見ていく必要があります。

私たちが勤務する法人も、徐々にではありますが、通常勤務に戻りましたので、
用心しながらも、都内勤務を続けております。



さて、梅雨の季節、真っただ中にありますが、細君ともども勤務の無い日に、雨の合間を
縫って開放された公園や、海岸道路へ散歩、ジョギング等で体力維持と、気分転換を
図っています。公園や、遊歩道の周辺には季節の移ろいを示す紫陽花や、花々が雨にも
負けず艶やかに咲き競っております。そんな花々に励まされながら、コロナ籠りにより
無くした元気を取り戻し、少しでも前を向き歩んでいきたいと思っています。





コロナ籠りの日々に詠んだ短歌を掲載したいと思います。
☆梅雨晴れの空の青さを映してか 冴えし紫陽花 海になだるる
☆コロナ禍に見る人もなく咲く牡丹 怪しさ秘むる深きくれない
☆ひとけなき海辺にマスク外すとき 紫陽花ゆらし風は海向き
☆一人来て海辺でマスク外すとき さやけき風に紫陽花も揺れ
☆コロナ禍に暮らし毀され惑いたる 人ら溢れる街の静寂



☆霧雨の包みし街の片隅に コロナ禍払う白き紫陽花
☆紫陽花にそぼ降る梅雨のしたたりよ コロナ籠りの疲れ拭いし
☆紫陽花はコロナの闇を照らすがに 梅雨の夕暮れいよいよに冴え
☆新橋の路地に宴は戻るとも 喧騒もなくグラスが揺るる
☆アラートの解除されたる夜の酒場 賑わい戻るも喧騒はなく
☆ふた月の長きにわたる巣ごもりも 明けてこわごわ街にはいでず
コメント
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