新型コロナに感染して2日から入院していたトランプ氏は、5日に退院しました。
主治医は8日、「処方された治療を完了した」との書簡を公表しましたが、検査で陰性に
なったかは明らかにしていないとのことです。周囲の感染拡大も続いており、米メディアに
よると、政権や陣営内からも選挙活動の再開には懸念の声が出たものの、トランプ氏本人が
無視し、開催を急いだといわれています。
一国のリーダとして「自国の民の生命を守る」という最低限果たすべき役割を投げ捨て、
ひたすら選挙活動に走るリーダの姿は、狂気と言うしかありませんが、
皆様にとってはいかがでしょうか。
一方、日本でも、学術会議の6名の任命見送りが問題となっております。
菅首相が、学術会議の推薦者名簿を見ることなく、6名の任命見送りを決裁したことは、
「任命権を適切に行使した」と言えるのかとの問題です。
任命の可否を判断すべき立場の人物に判断を委ねたというのであれば、6人の任命見送りが
問題とされた際に、その判断が適切だったか否かを、自ら確認しなければならないのは
当然と考えます。
それを行うこともなく「適切に対応」と答えたとすれば、総理大臣としての責任は
免れないと言えます。この問題は法との関連も含めて、究明されるべきと考えます。
少し、硬派なコメントが続きましたが、台風14号の本土上陸は避けられたものの、
伊豆諸島南部では記録的な大雨となり、平年の10月、1か月分の雨量のおよそ1.5倍に
達しているとのこと。気象庁は、伊豆諸島南部では土砂災害や浸水、川の増水に警戒を
続けるとともに、暴風や高波にも警戒するよう呼びかけています。
被災された皆様にお見舞い申し上げます。
新型コロナ感染症の発生も、昨日東京都で249人、神奈川県でも、63人と高い水準が
続いています。また、新たなクラスターが発生しており、依然として予断の
許されない状況です。
私たちも引き続き「新生活様式」を踏まえ、体調を日々整えながら、感染症対策を
継続していく必要性を痛感しています。
なお、外出自粛を極力続けておりますが、久しぶりにヴェルニー公園とリニューアルされた
汐入の「コースカ」に、細君ともども散策を兼ねて行ってまいりました。路地には甘やかな
香りを漂わす金木犀が咲き、秋薔薇も少し元気がないものの艶やかに咲いていました。
こんな日々に詠んだ短歌を掲載いたします。
☆苔庭の果てに燃えいる曼殊沙華 訪れ遅き秋も来にけり
☆コオロギの声幽かにも宵の闇 おとずれ遅きコロナの秋に
☆秋草の風になびきし荒れ野にて 我一人立ち来し方思おゆ
☆十六夜の空わたりゆく鳥の群れ 季(とき)の移ろいコロナ禍よそに
☆虫の音に海鳴りまぎる夕暮れに コロナ感染いまだ荒びし
☆萩の散る路地の秋風身にしみて コロナ禍のなか さらに冷え冷え
☆振り向かば さらばばかりの我が道よ いいやつみんな早く逝きたる
☆ひたすらにおのれの利のみ押し通す 品格も無きリーダー悲しも
☆怪物を時には選ぶ誤りを 歴史はまたも繰り返しいる
☆意のままに ならぬ者らは許せぬか 我が権力にひれ伏すべしと
☆感染は罪にはあらず されどなお対応せぬ罪 為政者にあり