四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

プチ旅行

2014年02月26日 20時36分31秒 | お出かけ
 如月の日々。その過ぎゆく速さは、いにしえより「二月は逃げる」と言われてきましたが、 瞬く間に過ぎてゆくとの実感があります。この二月にプチ旅行とも言える近隣の街への旅を二度にわたって行いました。 一度目は妹達が私の「出版祝」を兼ねて横浜タワーホテルへ招待してくれ、二度目は前から泊まってみたいと細君と計画していた「横浜みなとみらい万葉倶楽部」へ 行って参りました。

 妹達だけとの旅は細君の計らいもあり、家族旅行を別にすれば成人してからは初めてのものでした。 タワーホテルで眼下に眩いばかりに展開される夜景を見下ろし、くつろぎながら時間を気にしない語らいは、 文字通り時空を超えた思い出と、幼い日々が甦り楽しい物語散歩となりました。 こんな旅もたまにはいいかなと思うと共に、企画し遠い信州と、東京都下より来てくれた妹達に心から 感謝した次第です。

 横浜の新しい顔として発展めざましい「みなとみらい21」。 その一角にある、和の情緒あふれる温泉空間「横浜みなとみらい万葉倶楽部」へ一泊二日の プチ旅行に細君と行って参りました。 温泉は熱海・湯河原温泉の天然温泉を毎日、タンクローリーで運び、温泉郷の楽しみを 横浜の中心街で味わえるよう取り計らっているとの事です。

 館内着は9種類の浴衣と作務衣の中から、お気に入りを番台で受け取れますが、今、一番人気があるのは 「花紋美人(はなもんびじん)」とのことです。 私たちは動きが容易でくつろぎやすい作務衣をチョイスしました。

 眼下に広がる横浜港。ベイブリッジを肉眼で見ることができ、折からの肌を刺すような浜風に 吹かれながらどっぷりと湯につかる、露天風呂だからこそ味わえる冬の季節の温泉の良さを改めて感じました。 大浴場では手足を思う存分伸ばして、天然温泉を体中で満喫、これぞ至福のひと時と感じました。 また、屋上では足湯が深夜まであり、横浜の夜景が360度のパノラマで眺められ、幻想的な雰囲気の中で 極上なひとときを過ごすことが出来ました。

 温泉でリラックスした体が次に求めるのは、美味しい食事ですが、カフェテリアコーナーには、 サラダバーをはじめ季節の食材を活かした多種多様なお惣菜やスイーツが、所狭しと並んでいました。 今回は二食付きの宿泊でしたので、夕食も、朝食もすき焼き御膳、彩どり御膳等、満足度の高い見た目も 艶やかな美味しい食事を頂きました。

 また、ホテルのテレビではソチ五輪・フィギュアスケートのエキシビションで演技する浅田真央さんが 映っていましたが、フリーで演技し終わった瞬間の涙する映像も何度か流れ、そのたびに涙とともに 感動を誘われました。

 こんな諸々のシチュエーションを拙いながら短歌に詠ってみました。

    ☆ 遥かなる時空を超えて甦る  妹(いも)ら語りし幼き日々も
    ☆ 万葉の歌人偲ぶ湯の宿に 妻と語らうひとときの幸
    ☆ 横浜(ハマ)の海 遥かに見下ろす湯の宿にささやかな幸 妻と分ちて
    ☆ ゆるゆると異なる時も流るるや万葉の湯の露店の風呂は
    ☆ いさかいの時も笑える日々となり 語らう宿に和み溢るる
    ☆ 万感を越ゆる思いも籠るらん 真央の涙に吾ら涙し

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