四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

ささやかな誕生祝い

2024年04月28日 13時26分44秒 | お出かけ

 四月は細君の誕生月で、過日ささやかな「お祝い」をして参りました。
ニ、三年前から、息子達には子供たちの受験期でもあり色々財政的にも
大変になるから、私達には気を使わないようにと言ってきました。
従って私達二人だけの祝いをと計画し、当日は日帰り温泉と、軽めの
ディナーをセットし済ませました。
翌日には、それでも・・・と、次男夫婦が計画し誕生日会を開いてくれ、
二日続きのお祝いとなりました。

     「咲き盛る 西洋シャクナゲ」

 誕生日当日は、朝からの雨も止んで、少し肌寒い日となりましたが、
計画通り海辺の日帰り温泉施設「湯楽の里」へ向かいました。
この施設は、海の眺望も良く、いつ来てもそれなりに混雑していますが、
今回は比較的空いておりゆったりくつろぐことができました。
細君とは2時間後のお食事処での待ち合わせを約束しそれぞれの温泉に
向かいました。

     「湯楽の里 景観」

 180度の海の眺望。それが望める露天風呂は、この施設の「売り」でも
ありますが、いつも満杯で中々割り込めない状態でした。しかし、今回は
天候の関係もありあまり混雑せずに、すんなりと入ることができました。
そこをメインにサウナと、寝湯を交互に繰り返しゆったりと過ごすことが
できました。
 ここのサウナは、ドライサウナと「塩サウナ」と二種類あり、塩サウナは
全身に塩をまとい、じっくりと発汗を促すものですが、肌への刺激も結構あり
はまると癖になります。

 当日は、生憎の空模様で露天風呂からは群青の海ではなく、重い鈍色の
海が目の前に広がっていました。それでも、そんな海も風情があり遠くに
霞む房総半島を想像して目を凝らし眺めながら冥想していました。
二時間という時間は、身体と精神を寛ぎに程よい時間と改めて感じひとり至福
ひと時を過ごすことができました。その後、約束の時間となりましたので、
お食事処に向かいました。

     「咲き初める クレマチス」

 細君はサウナが大好きで、5回ほどサウナ、水風呂と繰り返したとのことで、
火照った顔で待っていました。
今回は、細君の誕生日の「祝い膳」でもあり、少し奮発してオーダーを
しましたが、それでも慎ましやかなものでした。
運ばれて来たお食事はお腹が空いていたこともあり、写真を撮るのを忘れて
食べ始めてしまいました。途中で思い出して撮りましたが、料理のイメージを
毀すと申し訳ありませんので、公開は控えますね。
 今回は、季節の「旬菜」料理と銘打ったものでしたが、看板に偽りはなく、
文字通り三浦半島産の旬な食材をふんだんに使った料理で、サブの小鉢も含めて
いつもここで味わう料理の中では群を抜いた「美味さ」との印象をうけました。

     「咲き満る なにわ茨」

 お食事処では、暮れなずむ海を見ながら、ふろ上がりのけだるさも感じ、改めて
二人で歩んできた日々の思い出に話が及びました。細君は語らいのなかで
「ありがとう(^^♪」とも言ってくれましたので、ささやかでも、こんな淡々と
した「祝いの日」もまた良いものと感じました。
 翌日の次男の計画してくれた誕生日会では、大好きなケーキと、お嫁さんの
心の篭もったプレゼント、さらに息子の料理に細君は目を潤ませていました。


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとうございます。 (夕庵)
2024-04-28 14:47:40
このたびは奥様のお誕生日おめでとうございます。

ご一家のお幸せそうな笑顔が目に浮かびます。
特に奥様には息子さんご夫婦のおもてなしで、
ひときわ感動されたのではないでしょうか?

いつもお世話になりますが、
これからも健康でお幸せあれとお祈りいたします。
返信する
湯楽の里 (ウォーク更家)
2024-04-28 15:17:49
今、多摩川沿いに、羽田飛行場から、山梨県の源流まで歩いています。

うゎ~!懐かしい!、湯楽の里だ!

昨年、その途中で「湯楽の里」に立ち寄り、温泉に入って足の疲れをとり、多摩川の土手が見える食事処で、食事をして元気を取り戻しました。
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2024-04-29 21:36:52
夕庵さん こんばんは。

ご丁寧な、心温まるコメントを頂きありがとうございます。

細君は息子達のお嫁さんとは皆仲良しで、旅行等にもよく一緒に
出掛けています。これもみな、お嫁さんたちの心遣い故と感謝しています。
私達、男どもはあまり干渉しないようにしています。

また、息子たちはお料理することが好きで、結構凝ったものに挑戦し
私達は、試食係をしていますが、中々のもので今では楽しみにしています。

夕庵さんも、くれぐれもご自愛の程をお祈りいたします。
これからもよろしくお願いいたします。
返信する
ウォーク更家さんへ (ポエット・M)
2024-04-29 21:40:09
ウォーク更家さん こんばんは。
コメント頂きありがとうございます。

多摩川沿いに、羽田飛行場から、山梨県の源流まで歩いている
とのこと。これも凄い挑戦ですね。

さらに、2021.11 五街道踏破の偉業を達成されたとのことで、
中々、私達凡人には真似の出来る事ではありませんね。

「湯楽の里」のゆったり感と、露天風呂からの眺望が好きで時々出かけています。
どこかでニアミスしているかも知れませんね。

体調に留意され、益々のご健勝をお祈りいたします。
返信する
遅ればせながら・・・ (fumiel-shima)
2024-04-30 18:23:39
ポエットMさん、こんにちは。

遅ればせながら奥様の誕生日おめでとうございます。

愛情と心豊かに育てられたご子息の心温まるようなお気遣いもあり、いつもながらご家族とご一緒の時間も過ごされいいバースデープレゼントでしたね。

奥様がお好きなサウナの時間も含めゆったりとした時を過ごされたのは何よりだと思います。

画像も綺麗ですね。
ゆったりとした姿でおおらかな心と笑顔で迎えてくれるようなクレマチスには思わず笑みがこぼれてしまいます。

なにわ茨が小さいながら静かにその存在を知らせるような姿も可愛いいしっかり者・・と言うイメージに繋がりました。

なにわ茨の花言葉は「清純な愛」「静かな愛と敬意」だそうです。
ポエットMさん御家族に通じるものがありますね。
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Unknown (1948of)
2024-04-30 20:16:58
素敵なお誕生日をご家族一緒に過ごされおめでとうございます🎶
返信する
短歌投稿 (knsw0805)
2024-05-01 03:15:47
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻名歌から2首、紫式部集より1首の計3首提出しますのでご指導よろしくお願いします。

源氏物語巻名歌・16胡蝶(こてふ)
歌の背景
光源氏三十六歳。光源氏の一番大事にしている紫の上と、光源氏の力添えによって、帝の信頼厚い女性となった秋好中宮が住まう六条院で、それぞれの好みを背景に春と秋の優劣を競い合う。

「花園の 胡蝶をさへや 下草に 秋待つ虫は うとく見るらむ」 紫の上

昨日は音に泣きぬべくこそは 
「胡蝶にも 誘はれなまし 心ありて 八重山吹を 隔てざりせば」 秋好中宮

返歌
「秋好む 中宮様も 花園に 山吹の籬 胡蝶舞出る」

「鶯の 声うららかに 華やかで 胡蝶に届け 春らんまんも」
返信する
fumiel-shimaさんへ (ポエット・M)
2024-05-01 12:57:05
fumiel-shimaさん こんにちは。
いつも、心温まる、また嬉しくなるコメントを頂きありがとうございます。

細君は、「もう誕生日は来なくていい」と、言っていますが…、それでも
息子達からのお祝いは嬉しいようです。

細君はかつて水泳の選手でしたので、プールや温泉、サウナ等が大好きで
若いころから私も良く、付き合ってきました。
なお、写真に目を止めて頂きありがとうございます。
クレマチスも、なにわ茨も今が旬で、おっしゃる様に素敵に咲いていて
視るだけで楽しくなりますね。

これからもよろしくお願い致します。
返信する
1948ofさんへ (ポエット・M)
2024-05-01 12:59:55
1948ofさん こんにちは。
ご丁寧なコメントを頂き、ありがとうございます。

細君は息子達のお嫁さんとは皆仲良しで、旅行等にもよく一緒に
出掛けていますが、お嫁さんたちの心遣い故と感謝しています。

気象変化の激しい折、1948ofさんもご自愛の程をお祈り致します。
これからもよろしくお願い致します。
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