四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

歌集「旅のなか」出版のご報告

2013年11月08日 21時47分48秒 | 短歌
 柔らかな木漏れ日を浴び、小紫式部の実が冴え冴えとした濃い紫を輝かせ、
ようやく秋たけなわ。暦の上では立冬を過ぎましたがここ横須賀では未だ
紅葉の季節には間があると感じます。

 さて、今まで細々と詠み続けて参りました短歌をまとめ、「旅のなか」と
題する歌集を出版致しましたので、ここに報告させて頂きます。
短歌のわき道を、とぼとぼと心もとない歩みを重ねてきた私に「歌集出版」などと、
大それた事を行ってよろしいのかとの葛藤は正直申しましてあったことも事実です。

 コンピュータのソフトウエア開発を生業として、ビジネスマン人生を送って参りましたが、
その卒業を目前にした今日。開発の日々のつれづれに生まれたつぶやきを、
拙いながらも三一音律の短歌の器に盛って、お世話になった皆様にお届け出来たらとの
密やかな思いも一方ではありました。

 一般的な歌集とは趣を異にしていますが、エッセーと短歌とのコラボレーションが
図れたらとの思いから、あえてテーマごとの連作を中心に編んでみました。

ご参考  歌集「あとがき」より
 『…当初、自作短歌をまとめ歌集として出版することは、私の短歌が出版の水準を
  満たしていないこともあり考えていませんでした。しかし、自らのライフワークの著作とは
  別に、二冊の歌集を出版している私の敬愛する歌友(日本歌人クラブ所属)からの
  再三にわたる強いお奨めもあり、拙いながらもまとめようとの決意に至りました。

  また、インターネットはおろか、オンラインという言葉さえ存在しなかったコンピュータ黎明期。
  その時代からコンピュータのソフトウエア開発に関わってきた一人の技術者として、
  過酷な開発現場の状況に耐え、先端技術の創造に果敢に挑戦し、今日のIT産業隆盛の
  礎を作った「地上の星」とも言える技術者たちの歩みの一端でも、このささやかな著書をとおして
  記すことができればとの思いもありました。…』

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