第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その152 ネット歌会)
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
「風に揺れる コスモス」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆能登で家流され娘が見つからぬ 時も無情に流れゆきけり
西BOOさん
★制服の姿のままに波の間を 漂い果てて父待つ胸に
夕庵さん
☆果てしなく続く円周率のごと 銀河に続く宇宙を眺む
みっちっちさん
★光より速く膨張するという 宇宙はまさに不可思議極む
西BOOさん
★無限なる宇宙の膨張見上ぐるは 有限といふいのちの不思議
みっちっちさん
☆大の字に寝て銀漢を眺むれば 沈みゆくやに ちさき我なり
みっちっちさん
★十月の星空浄く澄みゆくに 偽情報やミサイルが飛ぶ
夕庵さん
☆押し入れの奥に見つけし小箱には 返せぬままの鉛筆と恋
みっちっちさん
★断捨離の出来ぬ想い出蘇る つかず離れず恋の残像
夕庵さん
★合宿の集合写真 真ん中に セピアの君の笑顔忘れじ
みっちっちさん
★バースデイ祝福の写真撮るときは 白い歯のぞかせ笑顔こそよし
夕庵さん
★笑み浮かべじつと前見る君なれば 責める言葉になほも動じず
みっちっちさん
★目を閉じて腕組みしつつ何思う 心の裡を晒さぬ君は
夕庵さん
★気にかかる人と仲良くなるために 趣味や嗜好を合はせてみるも
みっちっちさん
★趣味嗜好合わせて努力のお付き合い 相寄りいつか似たもの同士
夕庵さん
★結ばれて似た者同士の夫婦なり 趣味は違へど 思ひやる心
みっちっちさん
★メニュー書き迷ったすえに同じもの 「きつねうどん」と声を揃えて
夕庵さん
★君ゴルフ我卓球と別々に 満足すれば争ひもなし
みっちっちさん
★スポーツの涙と汗の美しさ 君の前には架かる大虹
夕庵さん
「曼殊沙華に憩う 揚羽蝶」
☆未だなお燃ゆる想いを秘めいるや 夕焼け雲の彩り見つめ
ポエット・M
★告げられぬ秘めし想いは夕焼けに 託して明日を待つ日のありき
夕庵さん
★遠き日に告げえぬ想い夕焼けに つぶやき遥か よわい重ねる
ポエット・M
★夕焼けは勇気をくれる色なれば よわい重ねど想いの増しぬ
夕庵さん
★秘めいるもひとつのかたち 想いなお 埋もれ火のごと胸裡にある
ポエット・M
★秀をあげず胸処に燃ゆる想いこそ 美しき恋かと人には告げず
夕庵さん
★たゆとうも燃ゆる想いを秘めきたる 告げえぬゆえの哀しみもまた
ポエット・M
★成就せぬ恋もなつかし若き日の われの足跡辿りてみれば
夕庵さん
★哀しくも辿りてみれば 成就せぬ 恋のなきがら累々として
ポエット・M
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「遊歩道に未だ咲く 曼殊沙華 淡紅」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
☆秋ナスをご近所さんよりおすそ分け オリーブオイルでサッと炒める 西BOOさん
★秋ナスは遠慮しますと冷え性に 悪さするから怖い腰痛 夕庵
よろしくお願いします。
☆秋の雲ふはり夢とも現(うつつ)とも いつしかゆらりロッキングチェア みっちっちさん
★夢でいい ロッキングチェアでふわふわの 子犬を膝にまどろみたいね 夕庵
☆馴染みなる書肆の閉店 秋風に貼り紙揺れて 暮れゆく家路 みっちっちさん
★立ち読みも見て見ぬふりの小父さんの 眼鏡の横顔もう見られない 夕庵
☆遙かなる千枚田へと 稲雀 夕日の光撒き散らすごと みっちっちさん
★能登の海千枚田をも飲み込んで 今日は遙かな白山見ゆる 夕庵
よろしくお願いします。
☆回覧板開くと中に赤い羽根 僅かながらも一つを胸に 西BOOさん
★隣組とは名ばかりの回覧板 お別れできずに旅立ちし人 夕庵
よろしくお願いします。
夕庵さんへの返歌です
⭐️夢でいいロッキングチェアでふわふわの子犬を膝にまどろみたいね
夕庵さん
★ふはふはの綿菓子君と食べたるは 祭太鼓の響きし夜長
みっちっち
⭐️立ち読みも見てみぬふりの小父さんの眼鏡の横顔もう見られない
夕庵さん
★立ち読みの後ろから来る足音は 秋去る音ぞ背筋ぞくりと
みっちっち
⭐️能登の海 千枚田をも飲み込んで今日は遥かな白山見ゆる
夕庵さん
★能登の海ちさき少女を呑み込みて 家族の元へ返さむと波
みっちっち
よろしくお願いいたします
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆秋ナスは遠慮しますと冷え性に 悪さするから怖い腰痛 夕庵さん
★腰痛に身体(からだ)全体悪さする 妻が罹りし繊維筋痛症 西BOO
よろしくお願い致します。
☆腰痛に身体(からだ)全体悪さする 妻が罹りし線維筋痛症 西BOOさん
★痛みとは気の萎えること甚だし 寄り添い祈る絶対完治を 夕庵
西BOOさん
奥様のご病気お見舞い申し上げます。
完治された方もいらっしゃいますので、一日も早いご回復をお祈りしております。
よろしくお願いします。
☆ふはふはの綿菓子君と食べたるは 祭太鼓の響きし夜長 みっちっちさん
★テレビ消し秋の夜長に反歌詠む 明日は活字に披露されむや 夕庵
☆立ち読みの後ろから来る足音は 秋去る音ぞ背筋ぞくりと みっちっちさん
★後ろから呼ばれた声で振りむけど 萩の花揺る風 通り過ぐ 夕庵
☆能登の海小さき少女を呑み込みて 家族の元へ帰えさむと波 みっちっちさん
★列島に 母なる海の恩恵も 突然牙むき試練を与う 夕庵
よろしくお願いします。
☆暑き秋 蘂燃やすがに曼珠沙華 「相思花」の名を深く思えり ポエット・Mさん
★変わらない想いを告げる曼珠沙華 天界に居る君のもとまで 夕庵
よろしくお願いします。
早々の、素晴らしい返歌と、身にしみる温かいお言葉を頂き、誠に有難う御座います。
夕庵さんへの返歌です。
☆変わらない想いを告げる曼珠沙華 天界に居る君のもとまで 夕庵さん
★極楽の浄土彩る曼珠沙華 その花苑に君も憩うや
ポエット・M
よろしくお願いいたします。