生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2015年4月26日 檜洞丸

2015年05月03日 | 日本百名山以外の登山
この日登った山は西丹沢の檜洞丸。
檜洞丸を登るコースはいろいろあるが用木沢出合~犬越路~小笄~大笄経由で登り、ツツジ新道より下山した。
この日は晴天に恵まれた。

■コースタイム
8:45西丹沢自然教室→9:10用木沢出合→10:15~10:40犬越路避難小屋→12:20~12:30大笄→13:00~13:50檜洞丸→14:05分岐→14:55~15:00展望園地→15:45ゴーラ沢出合→16:35西丹沢自然教室

7:20分発の西丹沢自然教室行きの始発バスに乗るために30分近く前に新松田駅に到着したがバス停はすでに長蛇の列。
駅から1時間以上かかるため座れないと厳しいので7:20分発のバスに乗るのはあきらめて10分後のバスに乗った。

西丹沢自然教室からツツジ新道に向かう人は多かったが、犬越路方面は少なかった。
用木沢出合から少し進むと沢沿いの道になった。
何度か橋を渡って沢を越えた。
沢のせせらぎを聞きながら新緑の登山道を歩くのはとても気分がよかった。
人もすくなかった。

1時間半程度で犬越路に到着。
地名の由来は、武田信玄が北条氏を攻めた時に犬を先頭にしてここを越えたことによる。
ここは開けていて近隣の山々がよく見えた。
避難小屋やベンチもあって休憩にはもってこい。

犬越路から檜洞丸までは起伏のある稜線が続きなかなかハードだった。
犬越路から大笄までは、やせ尾根や鎖場、はしごといった難所が何度か現れた。
鎖場は急傾斜の岩場にあり、慎重に登った。
登りはともかく下りには使いたくない。
犬越路から登ってよかった。
犬越路から檜洞丸までは下ってくる人に何度かあったが割と静かだった。

開けた稜線で周辺の山々の眺めを堪能しながら歩いた。
眺めのよい稜線を歩くのは山の楽しみの一つ。
ブナの木が立ち並ぶ場所もあったがまだ葉がなかった。

檜洞丸に近づくと登山道は階段状の木道になった。
木道のところどころに埋められている切り株には「桧洞丸」と文字が刻まれていたり、富士山の絵が描かれていたり・・・と遊び心があふれていた。
登山道を整備した人達が仕事の傍ら楽しそうに切り株に絵や文字を刻んでいる姿が思い浮かんだ。

標高1601メートルの檜洞丸に登頂。
有名なシロヤシオの開花は1か月程度先だがそこそこ人がいた。
山頂からの眺めはよくなかった。

下山に使ったツツジ新道は急傾斜のところが多く下りの苦手な私にはつらかった。
ときどき色鮮やかなミツバツツジを目にした。

ゴーラ沢出合のところで「地図を持ってこなかった人に質問です。道に迷ったらどうしますか?」との立札があった。
ゴーラ沢出合までは登山の装備がなくても楽に来れるのでそういう人が出てくるのだろうか。
道に迷ったら本当にどうするんだろ・・・。

ゴーラ沢出合は登山地図では迷いやすいポイントとして書かれているが親切にも立札に地図が描かれていたので迷うことはなかった。
沢は水の量が多かったので、ストックでバランスを取りながら石をつたって慎重にわたった。

ゴーラ沢出合から先は起伏の緩い道となった。
新緑が美しく気分爽快。
トレイルランナーが私を抜いて行った。
ランナーが去ってから軽く走ってみた。
昔から走るのは苦手な方だがこういう道だと走るのは楽しい。
トレイルランニングをする人の気持ちが少し分かった気がする。

新松田駅の17時過ぎのバスに乗車。
山岳団体と思しき人たちも乗車した。
皆ヘルメットを持っていたので沢登りでもしたのだろうか。

用木沢出合~犬越路~小笄~大笄は沢や稜線、岩場や難所等の変化に飛んでいてとても歩き甲斐があった。
檜洞丸を登るのはツツジ新道のピストンが一番時間がかからないが、体力があればこちらのコースの方が断線面白いと思う。
西丹沢の山を登ったのは初めてだが、大山や塔ノ岳、鍋割山等の表丹沢よりも静かでよいと思う。


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