生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

3月5日(日) 湯島・根津・谷中・千駄木散歩 (その2)

2006年03月13日 | 都内散歩
3月5日(日) 湯島・根津・谷中・千駄木散歩 (その1)のつづきです。


【弥生美術館・竹久夢二美術館】



弥生美術館・竹久夢二美術館を囲む塀にあった夢二の石碑。




弥生美術館・竹久夢二美術館の建物。両美術館は同じ建物内にあります。




岩田専太郎の「新篇丹下左膳」(『講談の泉』昭和23年12月号)。弥生美術館では3月28日(火)まで、挿絵画家・岩田専太郎の回顧展が開催されています。
明治34年生まれの岩田専太郎(明治34年~昭和49年)は、「和製ビアズリー」「専太郎調」と呼ばれる繊細で華麗な独自のスタイルで、新聞や雑誌などに挿絵を書き人気を集めました。展覧会には、専太郎の新聞・雑誌挿絵の原画や、挿絵が掲載された新聞・雑誌、スケッチなどが展示されています。
私はこの展覧会で専太郎を初めて知りました。専太郎の江戸の男女を描いた挿絵は、「繊細で妖艶な浮世絵」と言った感じで強くひかれます。




竹久夢二「涼しき装い」。竹久夢二美術館では、「竹久夢二『アール・デコの世界』展」が3月28日まで開催されています。1910年代から30年代にかけてヨーロッパで流行したアール・デコの影響を受けた夢二の作品が展示されています。展示作品は70年以上前に作られましたが、現代の私達から見てもモダンに感じられる作品もあります。



【根津美術館】



鳥居と梅の木。つつじで有名な根津神社には梅の木は数本しかありませんが、湯島天神とは対照的に人がいなくて静かだったので、梅の花をじっくり観賞できました。鳥居の「赤」と梅の「白」のコントラストが印象的。




楼門。




拝殿。




奉納された鳥居。トンネル状になっていて、境内にある乙女稲荷神社に続いています。



【根津・谷中・千駄木散歩】



根津神社近くの根津教会。かわいらしい木造の教会です。




ねこ好きにはたまらない、ねこグッズの店「ねんねこ家」。かわいいねこの店員さんもいます。




ねこをモチーフにしたTシャツやバッグ。




上野公園の下町風俗資料館の付設展示場(旧吉田屋酒店)。谷中6丁目にあった酒屋の建物を移築し、一般公開しています。




旧吉田屋酒店の内部。




和菓子屋さん。谷中・根岸・千駄木界隈にはこのような古い家屋がところどころ残されています。




銭湯の建物を利用したギャラリー。




谷中霊園のそばにあった「車両通行止」の表示。




江戸時代から続く千代紙屋、いせ辰。江戸情緒あふれる色とりどりの千代紙の他、レターセットやぽち袋などの紙製品、手ぬぐいや風呂敷などが販売されています。千代紙をお土産に買う外国人観光客の姿も見かけました。




古い家屋を利用したギャラリー。




夕焼けだんだんのねこ達。えさをよくもらっているせいか、丸々としています。


3月5日(日) 湯島・根津・谷中・千駄木散歩 (その1)

2006年03月06日 | 都内散歩
こんにちわ。週末はどうお過ごしでしたか?
私は、湯島天神へ梅を見に行き、その足で根津、谷中、千駄木を散歩しました。
今回の散歩コースは以下の通り。

【コース】
湯島天神~旧岩崎邸庭園~弥生美術館~根津神社~根津・谷中・千駄木散策

長くなるなるので2回に分けて書きます。一回目は湯島天神~旧岩崎邸庭園です。



【湯島天神】



湯島天神本殿。朝9時過ぎに行ったのですが、梅の時期とあってすでに人が多く、参道の両脇にびっしり並ぶ屋台が営業を始めていました。静かな環境で梅をゆっくり鑑賞とはいかず残念。有名な梅の名所ですから仕方のないことですが。




梅の花とたくさんの絵馬。願いが叶いますように・・・
花は五~七分咲きでした。湯島天神の梅園にはいろいろな種類の梅の木があります。
残念なことに、湯島天神は背の高い建築物に囲まれているため、梅だけを撮りたいのにどうしても建物が入ってしまいます。




本殿と梅と絵馬。




本殿脇のしだれ紅梅。



【旧岩崎邸庭園】



三菱財閥三代目の岩崎久彌が1896年(明治29年)に建てた木造の洋館です。鹿鳴館やニコライ堂などを設計したイギリス人建築家、ジョサイア・コンドルが設計。17世紀イギリスのジャコビアン様式を基調にし、部分的にルネサンスやイスラム様式などを取り入れいています。洋館は、もてなしの場として使用されましたが、普段は洋館に隣接する和館で生活をしていました。




窓。




二階の婦人用客室。写真が暗めでわかりにくいですが、室内はピンク色の壁紙で覆われており、婦人向けの部屋になっています。




二階の集会室。




二階ベランダ。二階ベランダの柱はドーリア式、一階ベランダの柱はトスカナ式です。




一階書斎。




一階客室。入り口の両脇はイスラム風の装飾が施されています。この写真ではよく見えませんが、天井はシルクのペルシャ刺繍の布張りになっています。




一階集会室(たぶん)。お気づきになったかと思いますが、洋館の部屋には全て暖炉が設置されています。広い館内のために冬は寒かったのでしょう。




ロビーのステンドグラス。




庭園から撮影した洋館。




和館。現在残されているのはごく一部です。現在の旧岩崎邸庭園の敷地は当時の3分の1程度に縮小されています。




撞球室(ビリヤード場)。こちらもコンドルが設計。スイスの山小屋風の木造建築。



(その2へ続く)

2002年 ヨーロッパ旅行写真(フランス編・その2)

2006年03月01日 | 海外旅行
今回はフランス・ブルゴーニュ地方のディジョン、フォントネー、ボーヌで撮影した写真をアップします。


【ディジョン】



ブルゴーニュ大公宮殿。14~15世紀に建てられましたが、17~18世紀に繰り返し改修されました。現在宮殿の西部分は市庁舎、東部分は美術館として使用されています。




サン・ベニーニュ大聖堂。元は11世紀はじめに建立されたベネディクト派修道院でしたが、改築され、14世紀にゴシック様式の大聖堂になりました。クリプト(地下聖堂)はロマネスク時代の雰囲気を残しています。




大聖堂内部。




クリプトの柱頭。キリスト教と関係なさそうなユーモラスな人物?が彫られています。




同じくクリプトの柱頭。なんとなく愛嬌のある不思議な生き物が彫られています。こちらもキリスト教と関係がなさそうに思えますが、実際はどうなんでしょうか?




ノートルダム教会。13世紀前半のゴシック様式の教会です。




サン・ミッシェル教会。15世紀と17世紀の建築様式が調和したルネサンス様式の教会です。




リベルテ通り。通りにはお店が建ち並んでいます。




パリの凱旋門のようなギョーム門(18世紀)。リベルテ通りの入り口にあります。



【フォントネー】



フォントネー修道院。11世紀に発足し、清貧・質素を旨としたシトー修道会の修道院で、12世紀建造。修道院内の建物は飾り気が全く無く簡素な美しさがあふれています。




修道院内の礼拝堂。装飾は一切なし。




礼拝堂内。




礼拝堂のステンドグラス。




修道士達の宿舎の回廊。





回廊。




修道士達の作業場内。



【ボーヌ】



オテル・デュー(神の館)。貧しい人びとの救済のため15世紀に建てられた病院で、30年前まで(!)病院として使用され続けました。




オテル・デュー。違う角度から撮影。




病室。




礼拝所。




調剤室。




ロジェ・ファン・デル・ヴァイデンの「最後の審判」の祭壇画。




ノートルダム教会。




ノートルダム教会にある聖母マリアの一生を描いたタピスリー。写真は受胎告知の場面。




ワイン博物館。ボーヌはブルゴーニュ・ワイン産業の中心地です。日本のワインの産地、山梨県勝沼町の姉妹都市になっています。




ブドウ畑。ボーヌからディジョンへ戻るバスの中から撮影。