フロント・ドライブシャフト (オイルシール交換)

2007-11-11 13:14:17 | メンテナンス
  セロー メンテナンス
フロント・ドライブシャフトからオイルが滴り落ちてます。
オイルシールの交換をしましたので、その時の様子を写真で紹介します。

今回のメンテのメインです。
アンダーガードにオイルが溜まってました。
フロント・ドライブシャフトのオイルシール不良ですね。
クランクケースカバーを外しますが、2本のネジを抜いただけでは裏の出っ張りが邪魔して外れません。
ギアチェンジのアームを止めているネジを緩めてアームをずらすとケースカバーが外れます。
リア・アクスルシャフトのナットを緩めてチェーンをユルユルにしておきます。
クランクケースカバーを外したところです。
オイルで汚れていました。
フロントスプロケが抜けない様に止めているホルダを2本のネジを外してずらします。
ネジを外す時 ギアをローに入れておくと楽にネジを外すことが出来ます。
切り欠きに合わせてホルダとフロントスプロケを抜きます。
チェーンからフロントスプロケを外すとヤット作業が出来ます。
オイルでベトベト・・・汚いですね~ 
NETで検索するとココのシールが飛び出したりしているそうですが、一見 問題ありませんね~。
このママでは作業出来ませんから、パーツクリーナーと歯ブラシで出来るだけ綺麗にしました。
静止状態ではオイルは滲み出てきません。
シールを押してみるとチョッと動きました。
回してみたら軽~く回りましたが抜けては来ません。
アレ~ 何かに引っかかって抜けてこない様になってるのかな?
でも 回るっていうのは正常なの?
新しいシールを見ても引っかかる様な構造ではありません。
パーツリストの図を見ても判りません。
さて・・・どうやったら抜けるんだろう?
要検討! ということで、一旦 元に戻しました。 

NETで検索すると、良く有るトラブルで取替えは簡単!と書いてあるだけで、具体的にどうやったかは書いてませんでした。
否!正確には1つだけ書いてるのを見つけました。
裏側にはワッシャーの様な金属がはめこまれていますが、そこにドリルで穴を開けてネジをねじ込んでイッキに引き抜く!というものでした。
チョット チョット それって穴開けるときにチョットでもズレたら大変な事になるじゃないですか!? 
パーツをよ~く観察したら・・・、シャフトと接する所はゴムが柔らかい。
ココから先が曲がったものを差込み、ワッシャーの様な所に引っ掛けてイッキに引き抜く!
これでダメならバイク屋さんに応援要請!と決めました。
2本差し込んでイッキにエイッ!
否! 殆ど力を入れないのにサクッと抜けてきました。
 
裏側 (古)     (新)          表側 (古)    (新)
見比べても違いが判りません。
ドライブシャフトにはスプロケを入れる為の切り欠きが有ります。これが結構鋭角的です。
ココでシールを傷つけたのではどうしようもありませんので、セロテープを巻きました。
シールとシャフトにシリコングリスをコッテリと持って押し込みました。
もうチョットという所でキツクなり手で押しただけでは入って行きません。
古いシールを反対に入れイレクターパイプ(径が丁度良かった)とトンカチで軽くコンコンコン!
クランクケースと面を合わせて終了!!
モチロン 叩いて入れたくらいですのでシールが回る事は有りません。
古いシールを見ても磨り減った様な痕は見られませんね~。
シールが縮んだ!? マサカね~・・・。
外した物や緩めたネジを元通りにして終了です。
今回の主役で千枚通しを曲げた物です。
ラッキーな事に工具箱に転がってました。
ジツハ こんなの無くなったと思い100均で千枚通しを買ってきました。
無駄になりました~!! 
今回の協力者達です。

コメント (4)
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