デサルフェーター修理

2019-02-23 15:38:00 |    デサルフェーター
2017年 年末 セローのバッテリーが突然死しました。
新車で購入以来 十数年無交換だったバッテリーなので中の電極が劣化崩落して
突然死したものと思い新品交換しました。

しかし その後 接続してたデサルフェーターは異常ないのか?っとフッと思い立ち
+ - 端子間にテスターを当てたら200Ωチョッと! (写真撮り忘れた  )
バイクのメインSW OFF後に60mA以上流れ続ける事になるのでダメでしょう。
バイクには既に新しいバッテリーが乗ってるから使う必要はないな!っと。

修理するにも部品の殆どが面実装チップなので見えないし・・・。




パーツ箱にポイ!!




ホボ1年近く放置していたのですが最近電子回路で遊ぶ機会がありまして、
そう~いえば・・・アレ ナントかなんないかな?


この品は『 年中なにかの花粉でアレルギー 』さんより提供されたものです。
回路はコチラの記事の最初の回路図になると思います。 タブン 
実験・検証の長大な記事が公開されてますので興味が湧いたら覗いてみて下さい。


っで 抵抗が200Ωチョッとになる原因を回路図を見ながら検討。

D7がショートしてたらホボ0Ωになるハズ。
オープンだったら + L2 L1 FET - (R1 LED D2はココでは無視・L2 L1は数十Ωかな?)で
FETのD~S間の抵抗はMΩ単位の高抵抗になるハズ。
・・・FET不良だな!



 

あっ FETの頭(D端子)に何か付いてる!
・・・燃えたか!?
足元のダイオードD1の表示がくすんでる様な・・・燃えたか!?

他の部分は見た目異常なし。

D1は基板に取り付けた状態ではテスターで良否判断出来ません。
何故か判りますよね?
L1 & L2 の抵抗(テスターの電圧ではダイオードの順方向抵抗は大きい)を測定する事になるからです。
テスターの極性を代えても同じでなので良否判断は出来ないと書いたのです。


 

ケースの蓋を見たらFETの位置に溶けた跡が有りました。
取り合えずFETを交換してみましょうかね。
チナミニ 正常であればFETは殆ど熱が出ない設計。
なのでケースに密閉しても大丈夫!だったハズ 


ところが・・・近場のパーツ屋さんには同じ品番のFETが有りません。
関東のパーツ屋さんには有るのですが百円前後の物を買うのに送料を
考慮すると買えません。
ココで数日の思案タイム。

既設FETの規格表と近場のパーツ屋さんに有るFETの規格表を比較検討。
 コレだったら使えるんじゃないかな!? 
1個 75円(税抜)で買ってきました~ 


 

外したFETのD~S間の抵抗を測定してみたら133Ω・・・有りえない!
FETなのでココは数MΩの数値が表示されるハズ。
っという事でFET不良確定!


 

FET交換後 + - の端子間抵抗を測定したら15.68MΩで予想通り。


 

早速 バッテリーに接続して動作確認して見ましょ!

青いLEDが点灯してるので動作としては正常の様です。
ただし ピーク電圧はオシロが無いのでオリジナルと同程度出てるかどうか判りません。
また 蓋を閉めないで数時間使用後のFETは冷たくはないですが殆ど熱を感じません。

FET不良になった原因は判りませんでしたが、このママ暫く様子見とし
再発しなければ修理完了とします。
チナミニ 13.0v付近以上でON 以下でOFFとなります。

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