PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



極私的な夏の暑さと忙しさもようやく終わり、観られなかった映画をこっそり観に行きました。パチパチ!

1本目は『世界の果ての通学路』
“はじめてのおつかい”しょげないでよベイベーみたいなのを想像していたので、見事にやられました。信仰心、学校へ通えることへの家族への感謝、国への感謝。なによりも兄弟愛にノックアウトされ、最後の方はもう涙でぐしょぐしょになりました。学校に着いて、朝礼で国旗を掲揚するシーンとか、大勢の友だちに会えるシーンでまずホロリとさせられて、最後のそれぞれが夢を語るシーンで、ついにダムが決壊…。劇場内には10人くらいしかいなかったんだけど、場内が明るくなったとき、お母さまがたはみんなハンカチを目に当ててました。

子ども達の親はみんな学校には行ったことが無く、もしかすると文盲です。しかし平気で自分の子どもに「学年で一番になれ」とか言うんです。日本だと「子育てで自己実現しようとする親」とか「そんなことしたら子どもが親の期待に押しつぶされる」と言われそうですが、スクリーンの向こうの子ども達は、僕は貧乏だけど学校に通わせてもらえるからありがたい、とひたすら親に感謝しているんです。


“荷物は、背負わされたと思えば重くなり、背負わせていただいたと思うと軽くなる”

黒子のバスケ脅迫事件の犯人は、どう思うんだろう。「自分は親からの期待だけで、愛情を受けていなかったのだから映画の子たちとは違う」と思うのでしょうか。



あと出掛ける前に、無事に学校に辿り着きますように、というそれぞれの家族の祈りも胸が熱くなりました。日本では歩いて10分でも親が車で送ったりするんですけどね…
9月12日まで柏のキネマ旬報シアターでもやっています。銀座で上映してたときはもの凄い行列でしたが、柏ならきっと、、、、ガラガラです(^^)

2本目は『リアリティのダンス』。感想は後日あらためて(気が向いたらですけど…)。



写真~
映画観たらやたら歩きたくなって、お茶の水から湯島まで歩きました。途中寄った雨の神田明神

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