ただいま、NHKで深夜に絶賛再放送中の『未来少年コナン』※ですが、第3話の「タバタバのシーン」がカットされなかったことが話題になりました。パチパチ!
他にも、結構自主規制が入りそうなセリフとかあったんですが、大丈夫だったみたい。
“タバタバ”とは、ニコチンを含む植物の葉を乾燥させ、刻んで紙に巻き、先に火をつけ煙を吸引するもののようです。私は聖職者なのでよく分かりませんが。

ああいうシーンは子どもに悪影響を与えるので良くないといわれます。画面の向こうで吸っているジムシーもコナンも子どもなので尚更です。
では、なぜ今回はカットされなかったのか。
おそらく、お互いが仲間になるための大切な儀式であり、インダストリア(主人公コナンが探しているヒロインがいる地)の場所が分かるという重要なシーンだからでしょうが、作品への敬意も少なからずあったのではないかと(思いたい)。作品が世に出る時点で、かなりの部分がカットされ、これで完成品!として放映されたのに、さくっとカットされたんじゃあ、携わった人たちはたまらないと思うから。そもそも、登場人物たちにタバコと呼ばせなかった時点で、そこら辺のことは予想していたと思われます。わざわざタバタバという名にしてでも、あの小道具を登場させたかったんですから、やっぱり削れない演出部分なのでしょう。
まあ、宮崎駿自身がヘビースモーカーですし(^^;)
私自身は、たとえ悪影響を及ぼすと思われるシーンをカットしても、少年たちはそれに代わるものを求めたり、隠されたものを探すだけだと思います。志村けんも、クレヨンしんちゃんも、かつては教育熱心な親御さんたちからひどく叩かれて番組を見せてもらえなかった子たちもいたようです。それでも、次の日には学校ですぐに内容を知っていたのですから。どうせだったら一緒に見て笑っちゃえばよかったのに。
※1978年放映。今を時めく宮崎駿の初監督作品。NHK初の国産アニメということもあり、鳴り物入りで放映されたのをうっすら覚えています。
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