お釈迦さまの弟子のアーナンダが
「善友がいること、善友と共にいること、善友と交わることができれば、それはもう仏道の半分を成し得たようなもんだと言えるんじゃないっすっか?」
とお釈迦さまに聞いたそうです。
するとお釈迦さまは
「それは、ちげーよ」
とばっさり。
「その通りではない、アーナンダよ。善友がいること、善友と共にいること、善友と交わることが、仏道のすべてである」
とお答えになったそうです。
半分どころか全部だよと。
正しい道を共に歩み、道を逸れそうになったときは指摘してくれる、、、、そんな善い友がいれば、あなたは既に悟りへの道を歩んでいますよと。
「サイの角のように、一人で歩め」
と説いたお釈迦さまの教えとは違うんじゃない?と思われるかもしれませんが、善友と交わりながらも、歩みは一人で進めろよ、、、、ということでしょうか。
自ら足をあげなければ、前には進めないよと。
悲しんで悩んで苦しんで、、、、、
でも、それはすべて前へ進むためだと考えたら、必要なものだったのかもしれません。
そう考えると、善友とはどういう人でしょう??
手を引くものでも背中を押すものでもなく、肯定もせず否定もせず、、、、、、自分が一人で歩むことを見守ってくれる人なのかなあ。
あれ?それって、仏さま??
みほとけと、共に歩むこと、同行二人こそが悟りへの道そのものであるってことだなあ。
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