PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



6月末に団参(大勢で参拝する旅行)で、お四国遍路に行っておりました。パチパチ!
その様子や感想についてはいずれ、、、、

流山に帰ってきたら、『神は見返りを求める』が、流山おおたかの森で1日1回のみになっていることに愕然っ。
流山市民には人気無いのかしら。自分にとっていい映画が、ヒットするわけではないと知ってはいるけど(『ハケンアニメ!』も、最高におもしろかったのに、あまりヒットしなかったし)、、、、
これまで、流山が撮影場所になった映画はみんなでわっしょい盛り上げていたと記憶していますが、今回はそれがあまり感じられないことにちょっぴり恨み節、、、、
(親子で観に行くタイプの映画では無いからなのかなー)


私が出ていることを差し引いても、この映画、𠮷田恵輔監督の作品群でも白眉で、傑作だと思うんだけどなあ。




前にもblogで書いたと思いますが、昔、こんな経験をしました。

東京駅から京葉線に乗った時のこと。夜に差し掛かり、車内はそこそこ混んでいました。立っている私の斜め前に、頭を抱え込んでうつむいて座っているサラリーマンらしき男性がいました。
やがて舞浜駅に着き、頭にミニーちゃんのカチューシャをつけたり、ドナルドダックのぬいぐるみを抱えたりした若者たちが、どやどやと乗ってきて、満員になりました。
ディズニーランド帰りですから、ワイワイガヤガヤ、ピーチクパーチクと、そりゃあもう賑やかなもんでした。


そのときです。


突然その男性が、



「うるさああああああい!!!!!」



と大声で怒鳴ったのです。
刹那に、車内はシーンとなりました。
先ほどとうってかわって、ガタンゴトンと電車の音だけがしている車内、、、、、異様な空間でした。

やがて、次の駅に着くと、新たなお客たちが車内に乗り込み、何も知らないその人たちは普通に会話を始めます。
いつの間にか、元々乗っていたみんなもひそひそと「なにアイツ。やばくね?」「ウケるんだけど」などと話始め、元の車内に戻っていきました。
件の男性だけは、相変わらず頭を両手で抱え込んでいます。そして電車は相も変わらず走り続ける、、、、、



あのとき、私はその人が気になって仕方ありませんでした。
普通、人は電車内で怒鳴りません。だけど、その人は怒鳴った。一体、彼に何があったんだろうと。
仕事でミスをしたのかもしれないし、恋人に振られたのかもしれない、会社をリストラされたのかもしれない。いやいや、もっと大変なことが、、、、、、
みんな、それぞれに事情を抱え、毎日ギリギリの気持ちで生きている。
『神は見返りを求める』を観て、久しぶりにあの時のことを思い出しました。


「マジ、ブチギレるかと思ったよ!」



その人の苦悩を自分が理解しようなんておこがましいし、そんなことは元々できない。
だけど、放ってはおけない、そう思うんです。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 第72回“社会を... リコリス・ピザ »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。