「真の仏教者は革命家なのよネ」
これは、今般遷化された瀬戸内寂聴師の言葉です。
箱根の林泉寺でいとなまれた内山愚童の追悼法要に参列した際のものだとか。パチパチ!
師は「恋と革命」というフレーズを対談等でたびたび口にされていたそうですが、このセリフもその一つでしょう。
瀬戸内寂聴師に関しては、「若い頃めちゃくちゃやって、家族を捨てたあげくに『私は出家しますんで』なんて、自分勝手な奴だ」という評価もあります。実際に、家族や親戚は非常に複雑な思いでしょう。
作家としての功績や思想信条はさておいて、私自身は「岩手県の天台寺住職になったことで、天台寺がたちまちに復興された」という事実をもって、寂聴師を憧憬しております。
交通の便の大変悪い寺へ、瀬戸内寂聴の日曜法話を聞きに大勢の人が集まる。あまりに人が増えたので「あおぞら説法」と銘打って、境内で行うようになる。バスツアーが組まれるが、途中の川にかかる橋が老朽化で、バスの重さに耐えられそうにない。そこで橋をかけ替える、お土産物屋ができる、、、、、たった一人の僧侶の登場が「街おこし」をしてしまったわけです。
寂聴師曰く、「恋と革命をしている男はモテる」そうです。90過ぎてもまだ「男はハンサムじゃなきゃ」なんて言っていたそうで、そんなところも人気の秘密だったのでしょう。
「恋と革命をしている男はモテる(ただしイケメンに限る^^;)」
合掌
写真~
境内の菊が見頃です~。
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