最上階の窓から郡上の町を見下ろします。正面の山すそには東海北陸自動車が走ります。ゆったり空の青を反射させている水面を見せて市内を潤している吉田川で、この先で長良川と合流します。町の形が魚の形をしているとのことですが、吉田川と高速道路で縁取られたところが尻尾なのでしょうか?。
中に使われている柱や梁は思いのほか太くありません。大垣城を手本にしてはいますが、天守閣の一階以上はこうあったものだったのであろうという想像のもとに作られたものです。何とかこの街の観光の目玉にしようとする願いが込められた造りです。
郡上八幡城は昭和8年(1933年)に八幡町(当時)の村長さんはじめ村人たちの熱意で同じ岐阜県にある大垣城を模して作り上げました。今年で91年、木造で再建されたお城としては日本最古を誇るとしてPRされています。