教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

うまくいってはいるけれど…

2005年06月21日 21時23分29秒 | Weblog
 今日は特研。先週に続き、7月1日の一次審査のレジュメを発表しました。案の定、修正の指示はでましたが、だいたいOKとのこと。自分としても、ずいぶん博士論文のイメージが定まってきたので、だいたい満足しています。
   
 しかし、なんだかぴりっとしない。緊張感が足りないのか、気合いが入らない。ここのところ、研究発表慣れしてしまっているためか(笑)、博士論文一次審査会のために同級生が必死になっているところを、ひらひらと緊張感なくこなしている自分がいる。ぼちぼち読書を進め、知識・見識を蓄えているので、無駄に毎日を過ごしているわけではない。次の論文の構想も、基礎研究も、ぼちぼち進めている。
 何が不満なのか。おそらく、「ぼちぼち」なところなのだろう。こんな日々でも、一日6~8時間ぐらいは勉強・研究に費やしている。けっして多くはないけれど、やってないわけではないのだ。しかし、毎日半日(12時間以上)以上を勉強・研究に費やした、いわゆる「忙しい頃」の感覚が残っている。先日、現師匠の退官に合わせて博士課程を二年間で終わらせる(無茶な)計画を断念した。この数ヶ月、レフリー論文に落ちまくったからだ。しかし、この無茶な目標があったからこそ、「忙しい頃」を維持できたのだろう。
 今まで飛ばしすぎた感はある。忙しければいいわけではないし。今は、今までほったらかしにしてきたことを、じっくりやっていく時なのだろう。実際今、じっくりやって、つかむものは大いにあることを実感している。まあ、「忙しい頃」と同じだけ、長い期間がんばり続けることは、精神衛生上よろしくない。私自身あまり強くはない方なので、焦らなくてもよいのではないか。
コメント
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