教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

現状報告―未来をもぎ取るために作業中

2008年02月08日 23時18分52秒 | Weblog
 先ほどようやく作業が一段落しました。一向に更新されないトップ記事ばかり見せて読者に申し訳ないので、ちょっと気分転換に現状報告を。
 このところ記事を書けない状況が続いています。この1月までは、あまりうかつなことを書けない立場に立っていることと(この状態は今後とも続きますが)、投稿論文修正・非常勤授業作成・バイトの3つで手一杯だったことが重なって、あまり記事を書けませんでした。時々更新した時は、たまに余裕があった時、または余裕がなくてもどうしてもメモしておきたい教育関連の事項があった時でした。1月末に非常勤とバイトが一段落したので、その後はもう少し更新できるかなと思っていたのですが、ところがどっこい、入れ替わりに重大な課題がおおいかぶさってきました。
 重大な課題というのは、来年度の身分を左右する性質のものです。今年度の私は博士課程4年目だったわけですが、博士論文の要件である全国レフェリー付き論文をつくることで精一杯で、博士論文の完成にこぎつけるところまで到達できませんでした。ただ、全国レフェリー付き論文が、全国学会の機関誌に掲載されることが決定しており(掲載号は3月以降の未定号。このままいくとまさか決定を撤回されるのではと不安の毎日を送ってますが…)、数年前に取った論文と併せて、ようやく2本そろう目途が付きました。そのため、できたら来年度も続けて博士課程に所属して博士論文を仕上げたいと思い、博士課程5年目を申請しようとしました。就職もまだ決まらないし、博士論文を仕上げないと私の研究そのものも先に進めないので、博士課程5年目こそ、今私が選ぶことができる最良の来年度の進路なわけです。
 ただ、所属講座の慣例として博士課程5年目は無条件では認められないということで、博士論文の構想と計画を指導グループに審査してもらう必要が出てきました。ということで、目下、博士論文の構想と来年度の具体的な計画を作成中なのであります。在学延長の申請〆切日は今月22日なのですが、指導教員の資料読み込みと審査会の開催を考えて、休日明けの12日が指導教員へ資料を提出する〆切日となりました。ホントは資料を今週中に作って渡すつもりだったのですが、作成にかなり手こずってしまい、土日くらいに完成しそうだったので、無理を言ってこの日にしてもらいました。
 で、先ほど、なんとか博論構想を最後まで書けたので、作業が一段落した、というわけです。一段落はしましたが、完成までの道のりはまだ遠そうです。必要な作業は、

  (1) 章・節・段落単位で「言いたいこと」をハッキリさせ、それにそって書き直す。
  (2) 最初に設定した目的と問題に、論理展開と結論が直結するよう書き直す。
  (3) まわりくどい言い回しや、意味の通らない文章表現・文章構成を直す。
  (4) 要旨とは言えないくらい文章量がとにかく多いので、文章を精査し、必要ない文章を選び、削除する。

必要そうな内容をある程度のあたりをつけて配置してみた結果、かなり面白い内容になったと思います。正直言って、今まで作った自分の構想の中で、一番面白いと思います(自画自賛、笑)。これをちゃんと読んでもらい、評価してもらうために、上記の作業が必要なわけですね。
 必要な作業は、「読んでもらう努力」。
コメント
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