教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

出張講義でうれしかったこと

2011年07月02日 23時55分55秒 | Weblog

 どうも、お久しぶりです。これから採点地獄が待っていますが、今のところはとりあえず一段落したので、ようやく更新する気になりました。
 あれからだいぶ回復し、ぼちぼち授業もいつもの調子を取り戻してきました。まだまだ油断はできないな、という感触はありますが。

 小回復記念に明るい話題を。
 先日、ある高校で「教育原理」の出張講義をしてきました。そのとき教室へ案内してくださった先生が授業中ずっと後ろで見ていたのですが、授業終了後、次のように声をかけてくださいました。

 「20年ぐらいぶりに教育原理の授業を聴きました。生徒より私の方が勉強になったかもしれません」

 そう言った時にちらっと見えた先生のノートには、私が書いた板書と、講義中に考えたことか私の説明かのメモがびっちりと書き写されていました。
 光栄の限りです。
 もともと私は、現職教員の役に立ちたくて教育学を志しました。心に残る出来事でした。

コメント
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