教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

研究会

2006年03月21日 23時55分55秒 | Weblog
 今日は松山での歴史系研究会。名前は史錬会。年一二回の会合で、もう20回以上を数えている会です。去年、高等女学校の制服の発表をされるということで、たまたま私のHPを見た事務局長が来てみないかと言ってくださったのが関係の始まりでした。高校教員のN先生が事務局長をされていて、高校教員や地域の歴史家、E大教員・学生、高校生などが参加します。9:30からE大の学部4年生が卒業論文の内容を発表していて、おお大学における研究が地域に還元されようとしている、などと思ったりしました。そのほか、教員による日本史科教育の実践報告などもあり、なかなか多様性に富んだ会でした。近世伊予に関する発表がほとんどであり、四国遍路に関する講の話や、幕末から明治初期までにおける裏千家と藩との関係、近世武家における結婚の形式、明治十年代ごろにおける城下町の変容など、興味深い話ばかりでした。明治以降の教育史ばかりやっている人間としては、「おお、こんな研究方法や課題もあるのか」と気づくことができる良い経験をしました。フェリーの時間があるので、15時半ごろ研究会を抜けさせていただきました。
 フェリーに乗って呉へ。往路もそうでしたが、フェリーはいつもよりなんだか乗客が多い。横になることができず少し疲れ気味。今日は車で来ていないので、JRに乗って西条まで帰り、22時少し前にようやく帰宅。つかれました。
 写真は、松山の堀之内の堀。白いのは白鳥です。
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