教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

私の睡眠時無呼吸症候群への対処法

2010年07月18日 17時21分01秒 | Weblog
 自己紹介にもあるように、私は睡眠時無呼吸症候群です。これは、病気というより、そういう体質と言ったほうがいいのではないのかと思います。特効薬がある類のものではないので、一生つきあっていかなくてはならない症状です。
 この症状は、私の場合、肥満による太い首のため、睡眠時に自重によって気道が圧迫されて呼吸が難しくなり、長時間の無呼吸(呼吸困難)状態におちいるものです。そのため、十分時間をかけて寝ても、無意識の緊張状態や眠れていない状態が続き、寝不足状態のまま目を覚ますのです。体内の酸素欠乏状態が断続的に続くため、脳や体に疲労がたまった状態で目を覚ますので、ほとんど寝た気にならないという面倒な体質です。ひどい状態だと、かならず悪夢を見るので、自分でもわかります。私の場合は慢性的な鼻づまりがあって、余計に呼吸困難状態が続くので、面倒さは二重です。
 治療方法は、最近のものはよくわかりませんが、私が治療を始めたころは、物理的な対処療法しかないとうかがいました。その治療法(CPAP(シーパップ)療法)は、鼻マスクをしてそこに直接空気を送り込む機械を使って寝る、というものです。広島にいたときは近所に治療をしてくれる主治医がいたので、この治療法を実行していたのですが、今住んでいる地域には無呼吸症候群を扱うことのできる医療機関がないので(扱っている機関には片道1時間程度かかる)、今は治療していません。治療とはいっても毎晩機械を使うだけなので、医者から何か特別の処置を受けるわけではないのですが、機械のレンタル料をかねて毎月1回話をする程度で、結構な金額の料金を支払わなければなりません。しかも、私の場合、やせなければ=首周りを細くしなければ根本的には治らないそうです。それだったら、がんばってやせた方がいいかなと思っています(といいながら、なかなかやせられませんが…)。
 ちなみに私が過去に受けてきた治療法等については、昔の記事(「睡眠時無呼吸症候群に関する私の体験談」、2007年6月1日など)にまとめています。興味がある人は見てみてください。
 なかなか良くならないので、最近、私なりに工夫して治療法を変えてみました。私の場合すぐにはやせられないので、首の太さによる無呼吸状態よりも、睡眠時の慢性的な鼻づまりによる呼吸困難状態のほうが対応できるのではないかと思っていました。普段から鼻づまりがひどいので、点鼻薬の常用と機械による鼻うがいをしていました。日に日にひどくなるので、最近おかしいなと思いはじめ、「もしかしたら点鼻薬の常用がまずいのかも…」と疑って調べてみると、案の定、点鼻薬の常用によって鼻づまりが促進されてしまうらしいのです。さっそく点鼻薬の使用を思い切って一切やめ、鼻づまりを軽減するために、朝夕・就寝前および適宜の鼻うがい、就寝前の鼻づまりを解消する飲み薬の服用、鼻の気道を広げるテープの就寝時使用を実行しました。これが先週のことです。薬の使用をやめるにあたってはかなり不安があり(1時間たたずにまったく鼻呼吸ができなくなるので)、やめはじめた日は実際に「地獄」でした。しかし、意外に早く点鼻薬常用の副作用はおさまったらしく、使用をやめた3日目にはあまり気にならなくなりました。こんなにも早く鼻づまりが解消するとは、驚くとともにうれしかったです。あと、最近の熱帯夜のため、寝汗で鼻風邪をひきやすいので、就寝環境の整備にも気を遣いました。
 鼻づまりが解消すると、睡眠時無呼吸の症状も少し解消されたような気がします。起床が少し楽になりました。完全とは言えませんが、もっとよくなるにはもっとやせなくてはならないでしょうね。最大時(4年前)に95kgあった体重は現在、78kgに減少しましたが、まだ身長に対する適正体重には達していません。このところ減っては増え、増えては減りを繰り返してしまい、なかなか減ってくれず、ずっと横ばい状態なのでじれったい気分です。落ち着いて減量に取り組む余裕がない、といって言い訳していてもはじまらないのはわかっているのですが…

 ということで、私の睡眠時無呼吸症候群への対処法をまとめると、以下の通り。
(1) どうにかして、やせる。
(2) 鼻づまりを解消する。
 ① 点鼻薬を使わない。
 ② 鼻うがい(塩水を鼻に通す)を朝・就寝前にする。(そのほか、鼻がつまり次第する)
 ③ 鼻づまりを解消する飲み薬(本来は1日2回服用のもの)を、就寝前に1日1度だけ飲む。
    →そのうち体質改善の漢方薬に切り替えるつもりです。
 ④ 鼻の気道を広げるテープをはって寝る。
 ⑤ 普段、こまめに鼻をかむ。
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« よりよく生きること―夢の役割 | トップ | 鼻づまり解消法(我流) »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (柴崎力栄)
2010-07-18 19:31:56
(1) 博多駅前で開業している今井一彰医師が考案した「あいうべ」(上気道部のストレッチ)は如何でしょうか。今井さんのブログ(私の名前にurl)カテゴリ「あいうべ体操」、および、今井一彰著『免疫を高めて病気を治す 口の体操「あいうべ」』マキノ出版、2008年、ISBN 978-4-8376-1217-9。p.110~「睡眠時無呼吸症候群やドライマウスの解消にも役立つ」とあります。
(2)「どうにかして、やせる」については、京都の高尾病院の江部康二医師のブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」のなかのカテゴリ「肥満・ダイエット」が役立ちます。糖質コントロールによる減量は体を痛めないし、タンパク質と脂肪は摂取できるので、そんなにきつくないです。
以上、ご参考になったら幸いです。
返信する
Unknown (柴崎力栄)
2010-07-18 19:42:05
追記。鼻づまりに効く漢方薬とは、辛夷清肺湯かと思います。就寝中、口呼吸になり、朝になり起床する時、喉が痛くなっていた頃、就寝前にこれを服用していました。
返信する
ありがとうございます (白石崇人)
2010-07-19 15:32:54
柴崎先生、ごぶさたしております。そういえば、先生は漢方にお詳しいようでしたね。
非常に具体的なアドバイス、本当にありがとうございます。今よりもより楽になるために、いろいろ試してみたいと思います。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事