昨日は調子がよかったのですが、今日は一転夏バテっぽいです。体が思うように動かない… 調子が悪いと、思考もよくない方へよくない方へいくので、たまりません。心配事がなければいいのですが…
まぁ私の体調はともかく、今日は昨日宣言しておいた通り、中野光『改訂増補版 大正デモクラシーと教育』を読了。この本は、大正自由教育の退潮を描いた本だと思います。その原因は、大正自由教育の思想・実践における正確な社会認識の乏しさにあった、と分析していると捉えました。中野先生いわく、この続刊が『戦間期教育への史的接近』(中野光教育研究著作選集第3巻、EXP、2000年)であるとおっしゃってました。すなわち、『大正自由教育の研究』→『大正デモクラシーと教育』→『戦間期教育への史的接近』という流れになるようです。
今回この本を読んで、知識を得ることによって教育史認識を改め、具体的な資料操作・批判・評価に触れて教育史研究の方法を学びました。最初は大正期の論文を書くことになったから読んでおかなきゃとか、古典的名著だし教養として読んでおかなきゃぐらいにしか考えていませんでしたが、学ぶものはかなり多かったと思います。なぜ学ぶことができたかといえば、やはり、私自身の問題意識が変わったからだと思います。ここのところ、基本は論文を書くという現実的な需要によるものではありますが、豊かな歴史認識の下で歴史的事実を選択・操作・評価(批判)しなくてはならないことをようやく実感しました。そのために、今までチラリと読んだだけでひっかかるものがなかった本に対して、本気で取り組み、多く学べたのだと思います。
まぁ私の体調はともかく、今日は昨日宣言しておいた通り、中野光『改訂増補版 大正デモクラシーと教育』を読了。この本は、大正自由教育の退潮を描いた本だと思います。その原因は、大正自由教育の思想・実践における正確な社会認識の乏しさにあった、と分析していると捉えました。中野先生いわく、この続刊が『戦間期教育への史的接近』(中野光教育研究著作選集第3巻、EXP、2000年)であるとおっしゃってました。すなわち、『大正自由教育の研究』→『大正デモクラシーと教育』→『戦間期教育への史的接近』という流れになるようです。
今回この本を読んで、知識を得ることによって教育史認識を改め、具体的な資料操作・批判・評価に触れて教育史研究の方法を学びました。最初は大正期の論文を書くことになったから読んでおかなきゃとか、古典的名著だし教養として読んでおかなきゃぐらいにしか考えていませんでしたが、学ぶものはかなり多かったと思います。なぜ学ぶことができたかといえば、やはり、私自身の問題意識が変わったからだと思います。ここのところ、基本は論文を書くという現実的な需要によるものではありますが、豊かな歴史認識の下で歴史的事実を選択・操作・評価(批判)しなくてはならないことをようやく実感しました。そのために、今までチラリと読んだだけでひっかかるものがなかった本に対して、本気で取り組み、多く学べたのだと思います。
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