教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

スポーツDAY業務、のち学会発表のための移動

2014年05月17日 19時54分23秒 | Weblog

 本日は大学行事のスポーツDAY でした。私は学生生活支援委員の学友会体育局担当という分掌を担当しており、メイン担当行事でした。といっても学生が頑張っていただけで、私は大したことはしてないですが。

 予定より少なかったのですが、数百の学生たちが参加しました。盛会でした。輝く汗とほとばしる歓声。青春だなぁと思います。命が輝くこのような機会を自分たちで作り、やり遂げた体育局の学生と協力学生。心から「よくやった!」の言葉をかけたいと思います。

 

 さて、スポーツDAY 終了後、電車に飛び乗って、ただいま東京に向かっております。早稲田で開催中の全国地方教育史学会に出席するためです。明日は午前中に発表です。

 発表題目は、「1900年代鳥取県教育会における小学校教員批判ー教育研究態度の改良に向けて」です。副題は後付け。鳥取県史編纂の仕事の副産物です。資料集を作る時間はありませんでした。

 1900年代(明治30年代)に教員の教育研究が盛んになったことは先行研究であきらかですが、なぜこの時期だったのかははっきりしていません。この辺りの問いにある程度答えられた気がします。また、この頃には子ども中心教育や地域に応じた教育が追究され始めましたが(そして大正新教育へ)、教員の教育研究のなかで子どもに対する配慮が生じる契機についても触れることができたように思います(こっちはまだ勇み足ですが)。

 思っていた以上に面白くなりました。

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2 コメント

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四天王寺大学の、曽野です。 (曽野洋)
2014-05-24 17:04:19
白石さま、

全国地方教育史学会@早稲田大学のシンポジウムで、お目にかかった曽野洋です。

私の拙い問題提起に、おつきあいいただき、ありがとうございました。「教育史研究の今日的意義」を、ひきつづき意識しながら研究模索します。

これからも、よろしく、お願いします。
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お世話になりました (白石崇人)
2014-05-24 19:10:54
曽野先生、コメントありがとうございます。
ご発表は、教育史研究を何とか再生したい、という熱い思いがこもっておりました。現代社会にとっての意義を考えるのを止めたとき、研究の存在価値は社会から無視されるようになると思います。現代的課題を持ちながら事実を歪曲化しないことは難しいことですが、今を生きるわれわれはこれをやっていかなければなりません。大変ですが、やりがいのある仕事だと思います。
今後ともお話を伺うのを楽しみにしております。
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