教育史研究と邦楽作曲の生活

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目次詳細(教師・保育者の専門性とは? 第7~9章)『教育の理論②教師・保育者論―研究する教育者』Kindle版

2022年05月19日 23時28分00秒 | 目 次
 やっとひと段落…

 さて、拙著テキスト第2巻の紹介の続きです。今回は第1部の残り第7章~第9章について。
 第1部は教師・保育者のあり方を様々な視点から論じていますが、第1章で学校教員・幼稚園保姆が誕生した時にかかえた本質的課題をおさえ、第2~6章で現代日本の教師・保育者に関わる重要課題をおさえます。そのあと、第7章では「教育・保育技術」や「専門職性」の視点から、第8章では「反省的実践家」の視点から、第9章では「教員・保育士養成」(特に「大学における教員養成」)の視点から、教師・保育者の専門性について考察するという構成です。このように、第1部は、第1章で歴史的課題、第2~6章で現代的課題、第7~9章で専門性に関する課題を考察して、教師・保育者のあり方を考えることができるような内容を意図しました。なお、拙著『幼児教育とは何か』(幼児教育の理論とその応用①、社会評論社、2013年)と『保育者の専門性とは何か』(幼児教育の理論とその応用②、社会評論社、初版2013年・改訂版2015年)の内容と重なる部分がありますが、すべて新たに手を入れて改稿修正しております。


白石崇人『教育の理論②教師・保育者論―研究する教育者』Kindle、2022年。

……
(第1部 教師・保育者論)
第7章 「教育技術」とは?―思想に基づく技術、使いこなす、専門職性
 1.保育技術とは何か
 (1)多様な「保育技術」論
 (2)保育思想・理論にもとづく保育技術
 2.「教育技術」論からの示唆
 (1)向山洋一の「教育技術」論
 (2)技術伝達・再現・検討のくり返し
 (3)教育技術の可能性と限界
 3.教師の専門職性
 (1)professionと専門的知識・技能
 (2)専門職の条件
 4.教職の自律性
 (1)教師の職権範囲
 (2)教師の専門職性と教師集団
第8章 「反省的実践家」としての教師・保育者とは?―探究、熟考、同僚性
 1.反省的実践家としての教師
 (1)反省的実践家の成長
 (2)問題解決はどのように行うか―成長の方法
 2.ベテラン教師の実践的認識
 (1)活発・豊かな即興的熟考
 (2)問題状況に対する積極的・感性的・主体的・解釈的関与
 (3)多元的・総合的・文脈的再構成的思考
第9章 教師・保育者はなぜ大学で養成されるか?―大学における教員養成、開放制
 1.大学における教員養成
 2.大学の教職課程で何をどのくらい学ぶか?
 (1)教諭一種免許状の資格とは?
 (2)免許状授与の要件
 3.「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」
 (1)幼稚園「保姆」免許状の誕生
 (2)幼稚園「教諭」免許状の誕生と普及
 (3)保育士資格の誕生

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