Motoharu Radio Show #130

2012年10月24日 | Motoharu Radio Show

2012/10/23 OnAir - Extra Week - リスナーからのリクエスト特集
01.Andy Lewis with Paul Weller:Are You Trying to Be Lonely
02.Pretenders:Sense of Purpose
03.Jeff Lynne:She
04.The Finn Brothers:Part of Me, Part of You
05.Michael Kiwanuka:I'm Getting Ready
06.Eric Hutchinson:Watching You Watch Him
07.佐野元春:観覧車の夜
08.佐野元春:恋人たちの曳航
09.佐野元春:君を待っている
10.佐野元春:月夜を往け
11.佐野元春 with The Heartland:ビッグタイム
12.佐野元春:コヨーテ、海へ
13.佐野元春:すべてうまくはいかなくても
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■内容の一部を抜粋
・「夜」という言葉出てくる元春の曲
エクストラ・ウィークということでリスナーからのリクエスト特集。番組後半は秋の夜長にちなんで「夜」という言葉出てくる元春の曲を集める。

・Are You Trying to Be Lonely
アンディ・ルイスの2007年のレコード。ポール・ウェラーをゲスト・ヴォーカルに迎えている。

・Sense of Purpose
プリテンダーズの「Sense of Purpose」。

・She
エレクトリック・ライト・オーケストラのリーダー、ジェフ・リンはジョージ・ハリスンやトラヴェリング・ウィルベリーズのプロデューサーとしても知られている。つい最近、自分が好きな曲を集めたカヴァー・アルバムを出した。そのアルバムから「She」。オリジナルはフランスのシンガー、シャルル・アズナーブル。この曲はジュリア・ロバーツが主演した映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌としてエルヴィス・コステロがカヴァーしたレコードがヒットした。

佐野元春 : そういえば思い出しました。以前、民放のあるテレビ番組でエルヴィス・コステロと共演しました。僕はホーボーキングバンドのメンバーと、そしてコステロ氏はキーボード・プレーヤーのスティーヴ・ナイーヴと一緒でした。番組は僕とコステロ氏と交互に自分の曲を披露しあうという構成で、まぁ、いい感じで進んでいました。そして収録も後半に差し掛かって、いよいよ最後の曲、コステロ氏が歌うのはこの「She」という曲でした。そのとき何かコステロ氏と番組スタッフが揉めてる様子がありました。なんだろうと思って訊いてみるとコステロ氏が急にストリングスがほしいと言い出したということ。たしかにこの「She」という曲、レコードではストリングスの編曲でできた曲なのでキーボード・プレーヤーとふたりだけではちょっと再現するのは難しいだろうなという見方がありました。しかし、収録当日、しかも歌う直前にストリングスを用意しろというのは、なんとも無謀な話だなと思って見ていました。結局、スタッフが急遽あちこち電話をかけまくって、とりあえず10人くらいのストリングス・プレーヤーが集まりました。しかしその間、時間にして5時間。僕とバンドはもう待ちくたびれてしまって、ほんとうにもう帰ろうかと思いました。そんなこともあってミュージシャンというのはホントにわがままだな、他山の石ですよね。これはちょっと自戒も込めて自分の身を振り直そうと、そう思った出来事でした。

・Part of Me, Part of You
ニール・フィンと彼のお兄さんと組んだデュオ・グループ、フィン・ブラザーズの「Part of Me, Part of You」。

・I'm Getting Ready
マイケル・キアヌーカの「I'm Getting Ready」。

・Watching You Watch Him
ニューヨークのソングライター、エリック・ハチィンソンは新世代の中ではよくジェイソン・ムラーツと比較して語られている。今年出た新しいアルバムから「Watching You Watch Him」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は「森林ウォーカーズゆとり」。森林の力で人の心や体を癒す森林セラピーの普及に努めている。

・観覧車の夜
番組後半は秋の夜長にちなんで「夜」という言葉出てくる元春の曲を集める。

佐野元春 : ポピュラー音楽の中で「夜」をテーマにした曲、もしくは「夜」という言葉が使われてる曲、たくさんあります。ソングライターにとってこの「夜」というのは古今東西大変魅力的なテーマだといっていいと思います。夜というのは昼間の喧騒から離れて自分というものを見つめる時間があります。物思いにふける時間ということですよね。本当の自分が何を感じて何を考えているのか、ソングライターであればこのあたりのことにとても関心が深いはずです。また夜というものを象徴するのは闇ですね。光の対局にある闇。理屈ではわからない神秘が闇の中に潜んでいます。それを暴いてみたい。ソングライターであれば誰もがそう思ってるはずです。今夜はそんな「夜」という言葉が使われている曲、僕のレコードの中から何曲か選んで聴いてもらってます。

・恋人たちの曳航
・君を待っている

佐野元春 : ソングライターとして僕自身も「夜」という言葉はよく使いますね。僕の'80年代の初期3枚のアルバムはそのほとんどが夜の街の景色を歌ったものです。試しに自分の曲の中で「夜」という言葉が歌詞に出てくる曲を数えてみたら、なんと120曲近くありました。まぁ、そんなに使ったかなという感想ですね。ちなみに「朝」という言葉で調べてみると35曲でした。「昼」という言葉に至ってはたった2曲しかありません。圧倒的にソングライターとしての僕の関心は「夜」にあるということなんだと思います。きっと今後もこの傾向は変わらないと思います。

・月夜を往け
・ビッグタイム
・コヨーテ、海へ

・すべてうまくはいかなくても

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
11月6日火曜日午後11時
コメント (1)
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