2016年03月20日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. LOVE SPACE / 山下達郎 "スペイシー"、"オーパス" '77
2. ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT / THE KINKS '64
3. DON'T WANNA LET YOU GO / RODNEY FRANKLIN "LEARNING TO LOVE" '83
4. MIDNIGHT COWBOY / JOHN BARRY "MIDNIGHT COWBOY" '69
5. HELLO IT'S ME / TODD RUNDGREN '73
6. MOON RIVER / THE FOUR FRESHMEN "IN PERSON VOL.2" '63
7. LOVE AND A FRIEND / TONY BORDERS '68
8. PAPER DOLL / 山下達郎 "ゴー・アヘッド"、"オーパス" '78
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。ツアーは56本が終わってラストスパートに。今週は23日(水)、24日(木)がNHKホールで今回のツアー東京最終公演。
・PERFORMANCE 2015-2016
山下達郎デビュー40周年。「PERFORMANCE 2015-2016」は40th Anniversaryのツアー。35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。ツアーに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/
・リクエスト特集
今週はリクエスト大会。2月ぐらいからお便りがチェックできなくて鬼のように溜まっているという。このところ見に見えてリクエスト・カードが増えており、ツアーもちょっとタイトなスケジュールだったので、1月下旬から先週くらいまで来た中から選曲したそうだ。
・LOVE SPACE
1977年の『SPACY』から「LOVE SPACE」。
・ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT
キンクスの1964年のセカンド・ヒットで全米7位、全英2位の「ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT」。
・DON'T WANNA LET YOU GO
ロドニー・フランクリンはウェスト・コーストのピアニスト。いわゆるフュージョン、クロスオーバーERAの人。1983年のアルバム『LEARNING TO LOVE』に入ってる「DON'T WANNA LET YOU GO」。プロデュースド・バイ・スタンリー・クラーク。「リンドラムでやってる、'80年代初期のこの頃の流行りでございますが。ピアノ・ソロはとっても素晴らしいです」と達郎さん。
・MIDNIGHT COWBOY
1969年のジョン・シュレシンジャー監督作品『真夜中のカーボーイ』。「僕、何十回観ましたかね、アレ。最も好きな映画の一本ですが」と達郎さん。オリジナル・サウンドトラックはニルソンの「EVERYBODY'S TALKIN」がヒットしたおかげでゴールド・ディスクを獲得した。テーマ・ソング「MIDNIGHT COWBOY」はジョン・バリーの作曲でハーモニカはトゥーツ・シルマンス。
・HELLO IT'S ME
リクエストはトッド・ラングレンのナッズ時代の「HELLO IT'S ME」をお願いします、だったが、達郎さんは勘違いしてトッド・ラングレンの2回めのヴァージョンの「HELLO IT'S ME」を持ってきたそうだ。1973年にトッド・ラングレンのソロ作品として最大のヒットで全米5位。もともとは彼のいたバンド、ナッズのデビュー・シングルのB面だった。
・MOON RIVER
リクエストは達郎さんがお勧めするヴァージョンの「MOON RIVER」でというもの。ヘンリー・マンシーニの作品の中で最も音域の狭い曲。オードリー・ヘップバーンが歌えるように作ったという有名な曲。歌詞がものすごい抽象的だが名曲。1963年のフォー・フレッシュメンのライヴ・アルバム『IN PERSON, VOL.2』から「MOON RIVER」。「MOON RIVERは誰がなんと言おうとフォー・フレッシュメンです。生演奏でこのクオリティー」と達郎さん。フォー・フレッシュメンはヴォーカル・インストゥルメンタル・グループで、基本的にはベースとドラム(スネアとシンバルとちょっと)とギターにリード・ヴォーカルのボブ・フラニガンのトロンボーン。
・LOVE AND A FRIEND
サザン・ソウルにリクエスト。マッスル・ショールズのシンガー、トニー・ボーダーズについてはあまりよくわかってない人で1曲もヒット曲がない。1968年の作品で「LOVE AND A FRIEND」。
・蒼氓
15歳のリスナーから「『TREASURES』に入ってる蒼氓と『僕の中の少年』に入ってる蒼氓とでは時間が違うのですがそれはなぜでしょうか?」という質問。
「あのですね、『TREASURES』はベスト・アルバムなのでリミックスをしています。で『僕の中の少年』、もとのやつよりも、ちょっと短く作ってあるのは、時間が1枚組なので、ベスト・アルバムですので、ちょっと短く作る必要があったのでフェイドアウトを早くしました。でもミックス自体は僕は『僕の中の少年』のほうのミックスが今から聴くと好きですね。最初に作ったやつなのでやっぱり」と達郎さん。
・ライヴに関する質問
リスナーから「照明や音響の機械はある程度ホールの設備を使用するのですか? それともすべて自前で持ち歩くのでしょうか?」という質問。
音響、P.A.は持って入るそうだ。照明も差すもの、例えばバリライトは持ち込みだが、バトンといって上から吊るものはホールのものを使うとか。ピンスポットは大きいので持ち歩けずホールのものを使うのだという。
続いて「地方公演ではメンバーは現地集合ですか、それともまとまって移動するのでしょうか?」
まとまって移動するが、仕事がある人は後から来たりするそうだ。
更に「機材運搬のトラックは専用車ですか?」
「私はデコトラ嫌いなのでツアーの専用車ですけれども装飾は一切しません。プレーンなトラックでやっております。そういうの好きな人いるんですよね(笑)。僕は昔からアレです」と達郎さん。
・デジタル・プロセッシング
リスナーからデジタル・プロセッシングについての質問。
サンデー・ソングブックでオンエアする曲はすべてデジタル・プロセッシングしているとか。2000年くらいからで、それ以前はDATのテープにEQとかして、コンプとか、アナログでEQしていたけれど、プロツールスができてから今のやり方になったという。データはWAVで作ってTOKYO FMのハードディスクに流し込んでオンエアしているとか。今はまだ44.1kHzの16bitだけど、48kHzの16bitに変換しなければならないので、近いうちにそれに変わる方針。
・PAPER DOLL
1978年の『GO AHEAD!』から「PAPER DOLL」。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2016年03月27日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp