Sunday Song Book #1224

2016年03月28日 | Sunday Song Book

2016年03月27日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 愛を描いて~LET'S KISS THE SUN / 山下達郎 "ムーングロウ"、"オーパス" '79
2. SUPERFLY / CURTIS MAYFIELD '72
3. LIKE TO GET TO KNOW YOU / SPANKY & OUR GANG '68
4. SWEET LADY / MIGHTY FIRE "MIGHTY FIRE" '82
5. MALIBU / FULL MOON '72
6. A WOMAN LOOKING FOR LOVE / WALTER RAIM CONCEPT "ENDLESS POSSIBILITIES" '70
7. LOVE GOES ON(その瞳は女神) / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
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■内容の一部を抜粋
・近況
「3月最後の日曜日でございます。今年度最後でございますね。2015年度、最後でございます。わたくしのサンデー・ソングブック。1224回めでございます。この季節になりますとですね、お便りいただきまして。番組は続行するんでしょうか? します。いつまで... わかりません。でも4月からも変わらず行きます。よろしくお願いします。引き続きご愛顧のほどを」と達郎さん。
ツアーは58本が終わって残りは6本プラス2。番組は前倒しで収録しているそうだ。後半戦はスパートがかかって一週間ずつ早く録音しているとか。4月になるまで戻らないという。収録は3月18日(金)の三重県文化会館が終わった後とのこと。生まれてはじめて行った三重の津。「初めてのお客さんがとっても多くてですね、あとはいつもより年齢層が(笑)、少し若い! 大変盛り上がりました。ホールもいわゆるオペラハウス系のホールでございますが。リハーサルのときは少し回り込みが、ライヴで大丈夫かなと思いましたけれど、お客さん入ったら落ち着きましてですね。いい音出ました。ありがとうございました」と達郎さん。27日(日)は高知県立県民文化ホールオレンジホール。29日(火)は松山市民会館、週末4月2日(土)は宮崎市民文化会館、来週の日曜日3日は鹿児島市民文化ホール第1ホール。

・PERFORMANCE 2015-2016
山下達郎デビュー40周年。「PERFORMANCE 2015-2016」は40th Anniversaryのツアー。35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。ツアーに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・リクエスト特集
番組は引き続き「リクエスト特集」。

・愛を描いて~LET'S KISS THE SUN
1979年のシングル「愛を描いて~LET'S KISS THE SUN」。

・SUPERFLY
カーティス・メイフィールド1972年の「SUPERFLY」は全米8位のミリオンセラー。アルバム『SUPERFLY』は全米NO.1のゴールド・ディスク。カーティス・メイフィールドの最大のヒット・レコードになった。映画のサウンドトラックで代表作。達郎さんが19歳のときで毎日聴いていたという。でもいちばん聴いたのは1975年の『THERE'S NO PLACE LIKE AMERICA TODAY』、そしてファースト・アルバムもよく聴いたとか。

・LIKE TO GET TO KNOW YOU
「スパンキー&アワ・ギャングで達郎さんが好きな曲をお願いします」というリクエスト。
「スパンキー&アワ・ギャングだったら絶対これ。1968年、全米17位。LIKE TO GET TO KNOW YOU。これシングル・ヴァージョンじゃないとおもしろくない」と達郎さん。
スパンキー&アワ・ギャングはシカゴで結成されたヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。スパンキー・マクファーレンというリード・ヴォーカルの人はアルトのハスキーな声。たいへん複雑なコーラス・ワークをするグループ。アレンジをしていたマルコム・ヘレルが亡くなってからグループは分離されて、のちにスパンキーはママス&パパスのメンバーにもなる。1968年、サイケデリック全盛の頃なのでひじょうに実験的なオケ。演奏はスタジオ・ミュージシャンでドラムはハル・ブレイン。

・SWEET LADY
マイティ・ファイアはロサンゼルスで活動していた5人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1982年、エレクトラ・レーベルからの2枚目のアルバム『MIGHTY FIRE』から「SWEET LADY」。

・MALIBU
フルムーンはニール・ラーセンとバジー・フィートンが1972年に結成。達郎さんがバジー・フィートンというギタリストを知ったのは1971年。達郎さんのアイドル・バンド、ラスカルズに参加したときのこと。ギターの上手さにぶっ飛んで調べたら、その前はポール・バターフィールド・ブルース・バンドにいた。当時まだ十代。その後がフルムーンに繋がる。達郎さんの仲間内ではこのグループは必聴アイテムで、いわゆるクロスオーバー、フュージョンのいちばん先駆けといっていいような音楽性。「MALIBU」はニール・ラーセンのペンになるインスト。バジー・フィートンはこのあと重度の薬物中毒になり'70年代棒に振ってしまう。「このころのプレイは鬼気迫るというか凄みがあります。復帰してからはもう少し丸いプレイになります」と達郎さん。

・A WOMAN LOOKING FOR LOVE
ウォルター・レイム・コンセプトはギタリスト、アレンジャー。1970年のアルバム『ENDLESS POSSIBILITIES』から「A WOMAN LOOKING FOR LOVE」。「どんなにロックンロールが天下を取ってもこういうミドル・オブ・ザ・ロードのですね、大きな流れというのはきちっとキープされておりますのでアメリカは。ですのでミュージシャンの層が厚くキープできているという。ウォルター・レイム・コンセプト。日本では全く知られておりませんけれど。いわゆるソフトロックとかラウンジとか呼ばれるものですけれども、ソフトロック、ラウンジいいんですけれどもね。こういうカルトなものばかりCD化されますが、レターメンのLPはどうなるんでしょうね(笑)。レターメンの中期の『HURT SO BAD』とか『PUT YOUR HEAD ON MY SHOULDER』とかですね、ちゃんとアルバム単位でCD化してほしいんですけれど、なかなかそういうのいきませんね。キャピトル冷たいですね」と達郎さん。

・ライヴに関する質問
リスナーから「ギルドのアコギ、ギブソンのエレアコを愛用されていますが、それぞれどういった点がお気に入りですか?」という質問。
ギルドのD50というアコースティック・ギターは'80年超えたぐらいからずっと使い続けているそうだ。その時代のものは壊れてしまって、今は新しいのを使ってるとか。低音がとにかく太いギターなのでマーチンよりロックンロールの音がして好きなんだそうだ。エレアコはギブソンのチェット・アトキンス・モデル以外ないという。軽量で薄くて、ライヴでは使い勝手がいい。なんてたってチェット・アトキンス・モデルだから音色は抜群なんだそうだ。もっと買っておけばよかったが、今は絶版になり手元には2本しかないので大事に使ってるとか。

・歯間ブラシ
リスナーから「達郎さんご愛用の歯のケア用のグッズ等を教えて下さい」という質問。
「あのですね、私は25年前にはですね、歯がドブと言われておりました。歯茎がどす黒くてですね、いつ歯槽膿漏になってもいい、歯周病の鬼だったんですけれども。行った歯医者の先生がものすごくいい人で、懇切丁寧に指導していただきまして、今はピンク色の歯茎にきちっとなっております。8020を目指してがんばっております。歯磨き、歯ブラシは普通のやつですけれども、プロポリスの歯磨きとかそういうやつを気が向いてときどき買いますけれど。歯間ブラシをちゃんと必ず食後にやっております。一日私二食ですけれども、食事の後に歯間ブラシをやって、きちんとガムとかそんですすぐということを繰り返してやっておりますと、歯茎が丈夫になってまいります」と達郎さん。

・LOVE GOES ON(その瞳は女神)
2002年の作品で『RARITIES』に収録された「LOVE GOES ON(その瞳は女神)」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年04月03日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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