Sunday Song Book #1318

2018年01月14日 | Sunday Song Book

2018年01月14日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. パレード / 山下達郎
2. CALL ME / CHRIS MONTEZ '66
3. FUNKY STUFF / KOOL & THE GANG '73
4. CRYING / ROY ORBISON "A LOVE SO BEAUTIFUL" '17
5. RUNNING SCARED / ROY ORBISON "A LOVE SO BEAUTIFUL" '17
6. SMACK DAB IN THE MIDDLE / JANICE McCLAIN '80
7. I DON'T WANT TO HEAR IT ANYMORE / THE WALKER BROTHERS '65
8. PEOPLE / BARBRA STREISAND '64
9. BLOW / 山下達郎 "レアリティーズ" '92
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■内容の一部を抜粋
・近況
達郎さんは曲書き、詩書き、アレンジをしているので番組はちょっと前倒しで収録しているという。まだ少し正月気分のあるときに録音しているそうだ。一生懸命レコーディングに精を出しているとか。今週は三人ライヴが目黒のブルース・アレイ・ジャパンで行われるので、その準備のためスタジオ仕事は一旦お休みにするそうだ。

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週は前倒しのために「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・パレード
神戸市の超常連のリスナーと福島県田村郡の超常連のリスナーからのリクエストで「パレード」。

・CALL ME
クリス・モンテスは男性シンガーだが一瞬女性シンガーと見紛うかのような声の持ち主。もともとは割りとロックンロールなシンガーだったが、トミー・リプーマのプロデュースになってからソフト路線になった。1966年、全米22位の「CALL ME」。イギリスのトニー・ハッチのペンになる名曲。いわゆるニセ・ライヴで当時ウェスト・コーストで流行ったやり方。

・FUNKY STUFF
クール&ザ・ギャングはニュージャージーのファンク・バンド。JTテイラーが入ってから大ヒットが続々生まれたが初期のファンク然としたものもいいものが多い。1973年、全米ソウル・チャート5位、全米チャート29位の代表作「FUNKY STUFF」。典型的なワンコード・ミュージック。

・CRYING
昨年、エルヴィス・プレスリーの声だけマルチ・トラックから引き抜いて、イギリスのロイヤル・フィルハーモニックがそれにバックをつけて、新しいオケで歌だけ残してやるCDが大ヒットしたそうだ。その続編がアレサ・フランクリンとロイ・オービソンで、日本でも昨年の11月に発売された。達郎さんはこういう企画ものが正直なところあまり好きではなくて、エルヴィスもアレサも買わなかったが、ロイ・オービソンだけ「どういうものかな」と思って聴いてみたという。「これがいいんです(笑)」と達郎さん。アレサのほうはR&Bなので今のシンフォニックな感じにするとちょっと違和感があるそうだ。ロイ・オービソンはナシュビルのレコーディングなので、それで時代がひと時代古いので、きれいにリニューアルされたような感じ。声が、上手い人なのでオリジナルのヴォーカルを使ってるので得も言われぬ感動を呼んだという。ちょうど正月に聴いて痛くインパクトがあり、結局エルヴィスもアレサも買ったのだとか。『A LOVE SO BEAUTIFUL』から1961年の全米2位のヒット曲「CRYING」を2017年にリニューアルしたヴァージョン。

・RUNNING SCARED
ロイ・オービソンのオリジナルのヴォーカルを最新のオーケストラに乗せた企画アルバム『A LOVE SO BEAUTIFUL』から、ボレロをシンフォニックにしたらおもしろいんじゃないかとプロデューサーが語ってる「RUNNING SCARED」。1961年、全米NO.1。
曲をかけおえて。
達郎さんがライヴで「LET'S DANCE BABY」に挟み込んでる「MEAN WOMAN BLUES」はもともとエルヴィスのチューンだが、達郎さんはロイ・オービソンのヴァージョンでやってるほど、ロイ・オービソンが好きなのだそうだ。アレサとエルヴィスもなかなかの出来なので機会があればオンエアしたいとか。今週はこの『A LOVE SO BEAUTIFUL』をかけたくて「棚つか」にしたという。

・今後の予定
来週は「戌年(いぬどし)で棚からひとつかみ」。「3年ぐらい前に犬の特集をやったんですよね。ですのでだんだん濃くなってきます(笑)。大丈夫かなっていう感じでございますが」と達郎さん。

・三人編成でアコースティック・ライヴ
達郎さんと伊藤広規さんと難波弘之さんの三人編成でアコースティック・ライヴを今週の1月19日(金)、20日(土)、目黒のブルース・アレイ・ジャパンで行う。13日(土)に抽選の結果のハガキが届いてるはずだとか。「無事当選された方どうぞお待ちしております。お気をつけてお越しください。残念ながら外れてしまった方すみません。また次の機会にご応募下さい。一月おきか隔月くらいでオフシーズンは三人ライヴやってみたいと思っておりますので。次は東京じゃないところに行こうと思います。ご期待ください。本チャンのツアーがはじまるまで、できれば続けてみたいと思っております。さあ、どうなりますか(笑)。でもアルバムやんなきゃいけないので大変です(笑)」と達郎さん。

・お祓い
文京区の23歳のリスナーから「今年は本厄なんですが達郎さんはお祓いとか行きますか?」という質問。
「お祓いはなるべく行ったほうがいいですよ。前厄本厄というのは体調が変わってくるときに、特に男の人はそうですけれど、そういうときに厄というものがあるので。私は全部行ってます、ハイ。もう年取ったから行きませんけれども(笑)。若いときはちゃんと行きました。健康には気をつけてください。お大事に」と達郎さん。

・SMACK DAB IN THE MIDDLE
質問したリスナーからのリクエストで「SMACK DAB IN THE MIDDLE」。ジャニス・マクレインはフィラデルフィアのセッション・シンガー。1980年、全米ソウル・チャート91位。ディスコ・ブームの中の一曲。曲をかけおえて。「アルバムを出している人ですけれども。あの、とても美しい、ブラック・ビューティーといいましょうか、目力のある女性でございますが。歌も上手いですね」と達郎さん。

・I DON'T WANT TO HEAR IT ANYMORE
1月9日はスコット・ウォーカーの誕生日なので「I DON'T WANT TO HEAR IT ANYMORE」にリクエスト。1944年生まれなので74歳。ウォーカー・ブラザーズの1965年のファースト・アルバムに収録されている、ランディ・ニューマンのペンになる曲。生まれて初めて分数和音というのを聴いた曲、と達郎さん。

・PEOPLE
バーブラ・ストレイサンド、1964年の初めてのヒット曲、全米5位の「PEOPLE」。ミュージカル『ファニー・ガール』の主題歌。後にバーブラが主演して映画になった。バーブラ・ストレイサンドは1942年生まれで、もうすぐ76歳。

・BLOW
14歳のリスナーから「BLOW」にリクエスト。1992年のシングルでアメリカズ・カップの主題歌として作った曲。

・番組の終わりに
週末の三人ライヴに触れて「また機会がありましたら録音録っておりますのでお聴かせできればと思っております」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年01月21日は、レギュラー・プログラム「戌年(いぬどし)で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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