Sunday Song Book #1377

2019年03月03日 | Sunday Song Book

2019年03月03日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. ミライのテーマ / 山下達郎 '18
2. SUZY Q / DALE HAWKINS '57
3. EVEN THE BAD TIMES ARE GOOD / THE TREMELOES '67
4. SPRING IS HERE / THE FOUR FRESHMEN "LOVE LOST" '59
5. I NEED YOUR LOVE / PATTERSON TWINS '76
6. LOVE'S CALLING / ZINGARA '80
7. WILD ABOUT MY LOVIN' / THE LOVIN' SPOONFUL "DO YOU BELIEVE IN MAGIC" '65
8. ANGEL DON'T FLY AWAY / THE CHOICE FOUR "THE CHOICE FOUR" '75
9. LET'S DANCE BABY / THE KING TONES "RESURRECT" '78
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■内容の一部を抜粋
・近況
今週締切の曲が一曲ありスタジオで一所懸命仕上げているそうだ。先週ちょっと鼻風邪気味だったので大事を取って家から一歩も出なかったという。先週末からスタジオに入ったので太陽の光をあまり浴びてないとか。治ったので番組は直近で収録している。

・リクエスト特集
3月3日なのでガール・グループ、ガール・シンガーの特集を3,4年ぶりにやりたかったのだが、今週締切なのでとてもその余裕がないそうだ。でもリクエスト・カードが山のようにあるので今週は「リクエスト特集」。
「そのあいだに一所懸命レコーディングしてですね、これが終わるとまた次が待っているというですね。なんでこんなに(笑)、働かせられるのか。そういう感じでございます。え〜、まぁでも文句言っちゃあいけません。仕事がいただけるだけありがたいと思わなくっちゃいけません」と達郎さん。

・ミライのテーマ
先週日本アカデミー賞が開かれて細田守監督の『未来のミライ』がアニメーションの最優秀作品賞に輝いた。「この間ですね、カンヌからはじまってゴールデン・グローブ、それからアカデミーのノミネート、アニー賞受賞、そして今回の日本アカデミーのアニメ賞。おめでとうございます。また次回作へのですね、意欲が倍増するんじゃないかと思います。心よりお祝いを申し上げます。今日はそれのお祝いをかねまして『未来のミライ』主題歌かけさせていただきます」と達郎さん。

・SUZY Q
デイル・ホーキンスはルイジアナのロカビリー・シンガー。1957年、全米21位の「SUZY Q」。達郎さんの世代はクリアデンス・クリアウォーター・リヴィヴァルで「SUZY Q」を知ったそうだ。当時、デイル・ホーキンスはレコードはおろかラジオでもかからなかったという。ジム・ピューターで初めて聴いたとか。ジャケットを初めて見たときにデイル・ホーキンスがギターを持っていたので、このデイル・ホーキンスがギターを弾いてるのかと思っていたら、なんとジェームス・バートンのギターだった。

・EVEN THE BAD TIMES ARE GOOD
トレメローズは'60年代に活躍したイギリスの4人組ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1967年、全英4位、全米36位の「EVEN THE BAD TIMES ARE GOOD」、邦題は「福と禍」。作曲はミッチ・マーレーとピーター・カレンダー。'60年代イギリスのソングライター・チーム。

・SPRING IS HERE
1938年のミュージカル『I MARRIED AN ANGEL』で歌われているリチャード・ロジャースとロレンツ・ハートの曲「SPRING IS HERE」。フォー・フレッシュメンは1959年のアルバム『LOVE LOST』の中でカヴァーしている。『LOVE LOST』というタイトルのとおり「SPRING IS HERE」は春が来たのに私の心は踊りださないという失恋の歌。

・I NEED YOUR LOVE
パターソン・ツインズのリクエストが最近多いそうだ。パターソン・ツインズはミシシッピー出身の黒人デュオ。マラコ・レーベルからたくさん優れた作品を出しているが、これだけうまいのに一曲もヒットしていない。ディスコ全盛の時代だったので仕方がなかったのかもしれませんが、と達郎さん。1976年の「I NEED YOUR LOVE」。

・LOVE'S CALLING
先日、ジェームス・イングラムが亡くなったのでたくさんリクエストが届いてるという。今回はサンソンらしい捻ったやつ。ラモント・ドジャーがプロデュースしたジンガラ。当時、スタジオのシンガーとしてとても有名だったジェームス・イングラムがデビュー前に参加している。その頃このジンガラのアルバムを買った達郎さんだけど、ジェームス・イングラムのことを知らなかったので、あとからジンガラにジェームス・イングラムが参加していたと知ったという。聴くとジェームス・イングラムの声だとわかるそうだ。1980年全米ソウル・チャート27位の「LOVE'S CALLING」。

・SPECIAL ACOUSTIC LIVE 2019
3月16日(土)、17日(日)に北海道小樽GOLDSTONEにて、達郎さん、難波弘之さん、伊藤広規さんのトリオによるアコースティック・ライヴを行う。それぞれ19時開演。チケット受付は本日3月3日午後3時からスタート、3月5日(火)の午後11時59分まで。チケット申込方法等詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・竹内まりやRCA時代のリマスター盤
まりやさんのRCAのカタログが昨年から毎月一枚というスケジュールでデジタル・リマスター盤が発売されている。11月21日にデビュー・アルバム『BEGINNING』、12月26日にセカンド・アルバム『UNIVERSITY STREET』、1月23日はサード・アルバム『LOVE SONGS』、先週2月27日はフォース・アルバム『MISS M』が発売。今月3月27日はフィフス・アルバムの『PORTRAIT』と5ヶ月連続のリリース。今回の『PORTRAIT』はボーナス・トラックが6曲。1981年の作品で達郎さんが全面的に関わってる。ここから『VARIETY』につながる伏線となるとか。詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com

・WILD ABOUT MY LOVIN'
ラヴィン・スプーンフルの1965年のデビュー・アルバム『DO YOU BELIEVE IN MAGIC』に入ってる「WILD ABOUT MY LOVIN'」。カマストラ・レーベルのラヴィン・スプーンフルのアルバムは音が良くないので補正してオンエア。

・ANGEL DON'T FLY AWAY
チョイス・フォーはワシントンD.C.出身の黒人4人組のヴォーカル・グループ。ヴァン・マッコイのプロデュースと作曲とアレンジ。「ANGEL DON'T FLY AWAY」は2枚目のアルバムに入ってる。リード・シンガーのボビー・ハミルトンは裏声を駆使したリード・テナー。

・LET'S DANCE BABY
キングトーンズの内田正人さんが亡くなった。日本で内田さんの存在は異端、達郎さんにとっても大きな存在なので、来週か再来週ミニ特集して追悼する予定だとか。1978年のアルバム『レゼレクト 銀河からの帰還』に達郎さんは3曲提供、その中の一曲が「LET'S DANCE BABY」。キングトーンズのほうがオリジナルで、それを達郎さんがセルフ・カヴァーしたら、今やステージの定番でもう40年近くずっと演奏し続けてきたという。

・今後の予定
タイアップの締切が迫ってるのでリクエストと「棚からひとつかみ」を合わせた感じで一二週間凌ぐ予定。もしくは内田正人さんの追悼ミニ特集。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2019年03月10日は、「棚からひとつかみ+リクエスト(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp
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