2019年07月07日プレイリスト「日曜日で棚からひとつかみ」
1. GROOVIN' / 山下達郎 "アルチザン" '91
2. LAZY SUNDAY / THE SMALL FACES '68
3. SUNDAY WILL NEVER BE THE SAME / SPANKY & OUR GANG '67
4. SWEET SUNDAY KINDA LOVE / THE BEACH BOYS "M.I.U ALBUM" '78
5. ONE WAY SUNDAY / MARK-ALMOND "MARK-ALMOND II" '72
6. COME SUNDAY (LIVE) / DUKE ELLINGTON & HIS ORCHESTRA FEATURING MAHALIA JACKSON '65
7. I MET HIM ON A SUNDAY '66 / THE SHIRELLES '66
8. BLUE SUNDAY / THE DOORS "MORRISON HOTEL" '70
9. A SUNDAY KIND OF WOMAN / CHARLIE RICH "BEHIND CLOSED DOORS" '73
10. GROOVIN' / THE YOUNG RASCALS '67
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■内容の一部を抜粋
・雨傘番組
「え〜さて、本日はですね、先週お知らせした内容を変更してお送りすることになりました。え〜前にも一度ありました。え〜私の身に何かあったときのためにですね、前倒しして予め収録していたもの、今日はお届けしようと思います。2016年10月に一度やったことがありますが。こういうの雨傘番組といいます。何で雨傘かといいますとですね。プロ野球中継が雨で中止になったときにですね、準備されたそれなので雨傘番組という(笑)。まぁ、何かのアクシデントで予定の番組ができなくなったものをですね、それ以来雨傘番組といいます。前回もそうでしたけれど、最近おかげさまで仕事が忙しくてですね(笑)、テンパってるときに、私が自分のスタジオとかレコーディング、それからまぁライヴですけれども。基本的にひとりでやってる作業が多いのでですね、詰まってくるとときどきそういうことになります。これはだめだってときにですね、じゃあ明日番組収録できない、そういうときにじゃあ予め準備しておこう、特にライヴ中なんてそういうことがまぁまぁありますのでですね。それでまぁアイディアを出して、じゃあ雨傘番組作ろうかと。おかげさまで2016年の10月にそれで一回助けられたことがあります。今日もそういう感じです。ですから突然倒れたとかですね、大病してるとかそういうアレでしたら、そういう番組じゃなくてちゃんと告知いたしますのでですね、なんかの仕事が詰まってるとか(笑)、そういうアレです。間に合わない。そういう場合でございます。今日はそういうわけで前にもやったことがありますのでですね、二度目ですのであまり驚かれないと思います。いざというときのための雨傘サンソン。前もそうでしたけれどサンデー・ソングブック、ご承知のように日曜日でございますので今日も日曜日で棚からひとつかみ。いろんな棚つか思いついたんですけれど。病気で棚つかとかですね、睡眠で棚つかとかですね、逃亡で棚つかとかですね、そういうアレですとなんかあんまり縁起でもないので、じゃあ日曜日なんで、考えたら日曜日で棚つかなんてほとんどやったことがないので、今回も行ってみたいと思っとります。パート2になります。そのあいだに一所懸命仕事しておりますので。というわけで本日はアクシデントのために予定を変更しまして雨傘サンソン。レアなサンソン(笑)。日曜日で棚からひとつかみ」と達郎さん。
・GROOVIN'
いつもはサンデー・ソングブックのエンディング・テーマでヤング・ラスカルズの「GROOVIN'」のカヴァーをかけているが、今日はあたまに達郎さんの1991年のアルバム『ARTISAN』から「GROOVIN'」。番組がスタートする直前にレコーディングしたのでエンディング・テーマとして今でも続いている。
・LAZY SUNDAY
ザ・スモール・フェイセズの代表曲の一曲。1968年、全英2位の「LAZY SUNDAY」。もうスティーヴ・マリオットもロニー・レーンもいない。
・SUNDAY WILL NEVER BE THE SAME
スパンキー&アワ・ギャングはシカゴ出身のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。リード・シンガーのスパンキー・マクファーレンはアルトの女性シンガー。1967年のデビュー・ヒット。全米9位の「SUNDAY WILL NEVER BE THE SAME」。邦題は「想い出の日曜日」。
前回2016年の10月のときはナレーションだけ数ヶ月前に録っておいたもので、音はいざ使うというときになって家で作ったそうだ。いつものようにデジタル・プロセッシングして作ったのだが、仕事と並行してやっていたものだからサンプリング・レートを間違ったという。それでオンエアに乗った数曲はテンポが遅くなってしまったとか。しかも遅くなったのがアース、ウィンド&ファイアとかビーチボーイズだったので、割と知られた曲のためにバレてしまった。それを修正する間もないままに年月が経ってしまった。心苦しいのでそのときのビーチボーイズをもう一回。
・SWEET SUNDAY KINDA LOVE
ビーチボーイズの1978年のアルバム『M.I.U ALBUM』に入ってる「SWEET SUNDAY KINDA LOVE」。
・ONE WAY SUNDAY
マーク=アーモンドはジョン・マークとジョニー・アーモンドのイギリス人のデュオ。ルーツがジャズ、ブルースの人なんでアメリカでレコーディング。トニー・リプーマの手にかかり素晴らしいアルバムを何枚も発表した。1972年のセカンド・アルバム『MARK-ALMOND II』の「ONE WAY SUNDAY」がチャートに入った唯一の曲。全米94位。
・COME SUNDAY
1943年にデューク・エリントンが作った組曲「BLACK, BROWN AND BEIGE」の中でマヘリア・ジャクソンが歌っている「COME SUNDAY」。今では賛美歌として歌われているそうだ。1943年にカーネギー・ホールで初演されたときはクラシック関係の評論家から散々な評判だったが、1958年にレコーディングされてだんだん評判になった。今日は1965年12月26日にニューヨークの長老派教会で歌ったテイク。デューク・エリントン & ヒズ・オーケストラ・フィーチャリング・マヘリア・ジャクソン。
・I MET HIM ON A SUNDAY
ガール・グループのザ・シュレルズ、1958年の「I MET HIM ON A SUNDAY」。今日は1966年のリレコ・ヴァージョン。いわゆるウォール・オブ・サウンドなので音圧はなかなかいいものだそうだ。達郎さんはこちらのヴァージョンが好きなのだが、昔、大瀧詠一さんにこちらのヴァージョンをかけようとして嫌がられたことがあるとか。達郎さんの世代ではローラ・ニーロのヴァージョンも有名だという。
・BLUE SUNDAY
ドアーズ1970年のアルバム『MORRISON HOTEL』に入ってる「BLUE SUNDAY」。
・A SUNDAY KIND OF WOMAN
チャリー・リッチはもともとロックンロール系で割と渋い人だったがカントリーの世界で大成功した。1973年のアルバム『BEHIND CLOSED DOORS』に入ってる「A SUNDAY KIND OF WOMAN」。
・GROOVIN'
今日の最後はヤング・ラスカルズの1967年の全米NO.1の「GROOVIN'」。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2019年07月14日は、「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp