Motoharu Radio Show #025

2009年11月18日 | Motoharu Radio Show

2009/11/17 OnAir - 3rd Week
01.Joe Henry:The Man I Keep Hid
02.Marvin Gaye:What's Going On
03.The Temptations:Papa Was a Rollin' Stone
04.Stevie Wonder:Love's in Need of Love Today
05.Aretha Franklin:Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do)
06.Al Green:Let's Stay Together
07.佐野元春:虹を追いかけて (2006 middle & mellow groove version)
08.Curtis Mayfield:The Makings of You
09.Bill Withers:Use Me
10.Donny Hathaway:Someday We'll All Be Free
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■内容の一部を抜粋
・特集「秋の夜長のR&B」第二回目
「今夜のモトハル・レイディオ・ショウ、『秋の夜長のR&B』第二回目と題して、マーヴィン・ゲイ、スティービー・ワンダー、カーティス・メイフィールド、'70年代ニューソウルのオリジネイターたちのレコードを集めてみました」と元春。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月11月の「3PICKS!」はエリザベス&ザ・カタパルト『Taller Children』、ジョー・ヘンリー『Blood from Stars』、そしてリヴォン・ヘルム『Electric Dirt』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はジョー・ヘンリー『Blood from Stars』。

・ジョー・ヘンリー
「普段よく聴く音楽、僕の場合はジャズ、クラシック音楽よりもポップ音楽を聴くのが好きです。一概にポップ音楽と言ってもいろんな種類があります。テレビなどで取り上げられているメインストリームの音楽、また有名ではないけれども知ってる人は知ってるというクリエイティブな音楽。この有名ではないけれどもクリエイティブな音楽ですけれども、これがなかなか見つけ出すのに苦労します。誰か詳しい友達に教えてもらうか、自分でネットで調べるか、いずれにしても多くの情報から自分にぴったりの音楽を探すというのは大変なことです。モトハル・レイディオ・ショウ、この3PICKS!では街で流行ってる商業音楽だけでなく、本当に聴く価値のある音楽も聴いてみたい、そんなふうに思ってるリスナーの人たちに少しばかり助けになればいいなと、そんなふうに思ってます。3PICKS!、今回取り上げているのはソングライター、ジョー・ヘンリー。ソングライターとしてでなく、レコーディング・プロデューサーとしても素晴らしい仕事をしています。エルヴィス・コステロ、エイミー・マン、マドンナといったアーティストを手掛けています。ジョー・ヘンリー、アーティストとしては20年以上のキャリアがあります。アルバムもこれまでに10枚近く出しています。ジョー・ヘンリーの音楽、これは普段メインストリームの音楽を聴き慣れている人たちにはちょっと渋すぎるかもしれません。ロック、カントリー、フォーク、そういったルーツ音楽をベースにした古めかしいんだけれども、上等なワインのような音楽。そのスタイルはとても個性的です。似たようなアーティストというと僕が知ってる限りではトム・ウェイツ、とてもユニークなスタイルを持ったシンガーです。僕が調べてみたらこのジョー・ヘンリーとトム・ウェイツは同じレコード・レーベルだということ。正に類は類を呼ぶといった感じです。僕のように普段から音に接している者にとってはジョー・ヘンリーの音楽の良さというのはよくわかります。アコースティック・ギター、ピアノ、木管楽器、弦楽器、そうした楽器のよい響きがとても生な感じでデザインされてるという、そんな印象ですよね。もちろん演奏だけでなくソングライターとしての才能も素晴らしいです。ちなみにジョー・ヘンリーの奥さんのお姉さんはあのマドンナ。つまり義理の弟にあたるということです。11月の3PICKS!、今夜取り上げたのはジョー・ヘンリーの新しいレコード。1曲聴いてみたいと思います。The Man I Keep Hid」と元春。

・What's Going On
'70年代当時のヴェトナム戦争への不安を歌ったプロテスト・ソング。

・ニューソウル
「特集秋の夜長のR&B。先週は'70年代ニューソウルの流れを汲む現代のR&B、ラウル・ミドゥン、ディアンジェロ、エリカ・バドゥといったアーティストを特集しました。今夜はそうした彼らに影響を与えた'70年代ニューソウルのオリジネイターたちのレコードをを聴いてみたいと思います。モトハル・レイディオ・ショウ、この番組でよくかけるR&Bのレコードというと、例えばダニー・ハザウェイ、カーティス・メイフィールド、マーヴィン・ゲイ、そしてスティービー・ワンダーといったアーティスト。どのアーティストとも歌詞の内容はI love you, You love meだけではなく、自分たちが生きてる中の悩みや喜びをしっかりと音楽にしているシンガーたちです。このような音楽をその時代には[ニューソウル]というふうに言ってました」と元春。

・Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do)
スティービー・ワンダーがアレサ・フランクリンに書いた曲。1973年のレコード。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週はNPO法人トージバ。2006年から千葉県成田市を中心に荒れた竹林の再生活動を行っている。高齢化などが原因で人の手が入らず増え続けた竹は人の住居や周辺の森林などにも浸食し全国的に問題になっている。グループでは竹の間伐を行い様々な製品として再利用している。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・Let's Stay Together
アル・グリーンの「Let's Stay Together」。'80年代には女性シンガー、ティナ・ターナーがこの曲をカヴァーしてヒットした。

・虹を追いかけて (2006 middle & mellow groove version)
「僕も個人的にこのアル・グリーンの音楽は好きでよく聴いてました。自分のことになるんですけれども、'80年代に僕は『Cafe Bohemia』というアルバムを作りました。そのアルバムの中の1曲[虹を追いかけて]という曲があるんですけれども、当時のこうしたアル・グリーンを代表したハイ・レコードのサウンドに影響を受けた曲です。聴いてみてください。2006年にリテイクしたヴァージョン。演奏はホーボーキングバンドです。[虹を追いかけて]」と元春。

・マーヴィン・ゲイの「What's Going On」
「'70年代革新的なRhythm and Bluesのアーティストというとマーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールド、ダニー・ハザウェイ、そしてスティービー・ワンダーといったアーティストたちがいます。R&Bといえばそれまで君のことを愛してるよとか、君がいなくなって寂しいよといった愛の歌が中心だったんですけれど、例えばマーヴィン・ゲイの[What's Going On]、今夜かけました。この歌はただのラヴ・ソングじゃなく、世界で今何が起こってるか、そんな社会的なテーマをストレートに歌った初めてのR&Bソングでした。当時マーヴィン・ゲイと契約していたレコード会社モータウン・レコード、面倒なことになるのは嫌だとこの曲を発売しないことだったんですけれども、マーヴィン・ゲイ自ら説得してどうにか発売したというエビソードがあります。結果この[What's Going On]は全米で大ヒットして他のR&Bアーティストたちに大きな影響を与えることになります」と元春。

・今日私が思ったこと
「僕たちは生きていて日々いろいろなことを考えています。悩んだり思ったりする事はとてもいい事、僕はそんなふうに思ってます。そこで是非リスナーのみなさんが何を考えて今日という一日を終えようとしているのか、それを聞いてみたいと思います。どうでしょうか。シリアスな答えから笑っちゃうような答えまで、番組ではみなさんからのコメントを募集します。番組ウェブサイトのほうで書き込みができるようになってるので、そちらに行って是非みなさんが一日の終わりに今日思った事を書いて送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Someday We'll All Be Free
「今夜のモトハル・レイディオ・ショウ、特集秋の夜長のR&Bと題して'70年代ニューソウルのアーティストを特集しました。特集最後の曲はダニー・ハザウェイ、[Someday We'll All Be Free]、いつか自由に。今夜はこの曲を聴きながらお別れです」と元春。

・ツイッター
「さて、モトハル・レイディオ・ショウは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。次回放送のときぜひ参加してみてください。きっと楽しいと思います。モトハル・レイディオ・ショウ・ツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・今後の予定
「年末1週目、2週目は佐野元春'90年代特集、Part.1、Part.2をお届けします。お楽しみに」と元春。

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