2025年01月12日プレイリスト「新春放談 (ゲスト:宮治淳一)」
1. ONLY THE YOUNG / CHRIS CROSBY '65
2. A LITTLE TOO LONELY / MARIE KNIGHT '65
3. KICKING AROUND / THE CLEVERS '64
4. LATIN'IA / THE SENTINALS '62
5. MY LITTLE JAPANESE BOY / LINDA GREEN & THE TEMPOS '72
6. NOTHING CAN COMPARE TO YOU / THE VELVET SATINS '65
7. LOVELY, LOVELY GIRL / RALPH LONDON '64
8. THIS LOVE / JOY-TONES '65
9. ART OF LOVE / RAY ARTIS '61
10. I CAN'T DO IT / EDDIE & ERNIE '66
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■内容の一部を抜粋
・新春放談 (ゲスト:宮治淳一)パート2
先週に引き続き宮治淳一さんをゲストに迎えて「新春放談」パート2。
達郎さんのライヴに足繁く通ってるという宮治さん。「神戸が良かったです」と宮治さん。神戸国際会館の4層の個性的な構造に驚いたとか。「札幌芸術劇場 hitaru もそうですけれど、機材の上げ下ろしがなかなか大変です」と達郎さん。都会は広い土地にホールが建てられないという事情があり、京都もオペラハウスのような4階建てになっている。
・ONLY THE YOUNG
宮治さんの選曲。曲オタクなので同じ曲の別バージョンを集めているそうだ。今年は「ONLY THE YOUNG」。チャンプスがオリジナルで、ヴェンチャーズがクリスマス・アルバムで曲を引用している。もともとはインストだけれど、リック・ネルソンを筆頭に歌詞をつけたバージョンのカバー・ソングがある。クリス・クロスビーはビング・クロスビーの甥っ子。宮治さんが昨年買ったシングルで「ONLY THE YOUNG」。
・A LITTLE TOO LONELY
達郎さんの選曲。作家ものでジェリー・ラガヴォイ。キャロル・キングは研究が進んでるので誰がやってるのかほとんどわかるけれど、ジェリー・ラガヴォイは1/3くらいしか判明してないそうだ。マリー・ナイトは黒人女性シンガー。ゴスペル出身。1965年の「A LITTLE TOO LONELY」。達郎さんが最近買ったシングル。
・KICKING AROUND
宮治さんの選曲。日本の国内盤でテイチクから出たLP、クレバーズの『かっこいいクレバーズ』。クレバーズはブラジルのエレキ・インスト・グループ。ヴェンチャーズのカバーで「KICKING AROUND」。1965年。
・LATIN'IA
達郎さんの選曲。ジョン・バルベータ(John Barbata)はタートルズ、ジェファーソン・エアプレインのドラマー。彼が最初に在籍したのがセンチナルズ。1962年の「LATIN'IA」。
・MY LITTLE JAPANESE BOY
宮治さんの選曲。昨年買った中でいちばんの高額物件(100ドル)。リンダ・グリーン&ザ・テンボスはハワイの高校生のバンド。リプリーズのコンテストで優勝してレコード・デビュー。そのデビュー作は未だに手に入らないとか。茅ヶ崎エフエムで、一緒に番組をやっている女性が、ハワイに行ったとき、買ってきてもらったシングルで、1965年の「MY LITTLE JAPANESE BOY」。
・NOTHING CAN COMPARE TO YOU
達郎さんの選曲。ニューヨークもの。ヴェルベット・サテンズは白人のグループ。曲を書いてるのはアーティ・コンフェルドとトレード・マーティン。アレンジはトレード・マーティン。1965年の「NOTHING CAN COMPARE TO YOU」。
・LOVELY, LOVELY GIRL
宮治さんの選曲でドゥー・ワップ的なもの。おそらく白人だと思われる。ラルフ・ロンドンで1964年に唯一出たシングル「LOVELY, LOVELY GIRL」。
・THIS LOVE
達郎さんの選曲。ジョイ・トーンズは女性3人組のヴォーカル・グループ。トニー・ミドルトンが曲を書いている。1965年の「THIS LOVE」。
・ART OF LOVE
宮治さんの選曲。昨年、『バック・トゥ・ザ・ロック』というマガジンの神谷誠一さんが亡くなり、形見分けのレコードをいただいたという。レイ・アーティスで1961年の「ART OF LOVE」。
・ I CAN'T DO IT
達郎さんの選曲。エディ&アーニーはアリゾナ州フェニックス出身のR&Bのデュオ。アニマルズの1966年のシングル「INSIDE LOOKING OUT」(邦題「孤独の叫び」)のB面「OUTCAST」。達郎さんはこの曲が好きだったが、オリジナルが誰なのかずっとわからなかったという。ある人から100枚ほどレコードを引き取った中にエディ&アーニーの「OUTCAST」があったとか。30年ほど前の話。それからエディ&アーニーのレコードを集めはじめて、でもなかなか集まらないそうだ。最近手に入れたシングルで1966年の「 I CAN'T DO IT」。リチャード・ティーがアレンジしている。
・山下達郎 PERFORMANCE 2024
「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は1月17日(金)にNHKホールで千穐楽を迎える。
https://www.tatsuro.co.jp/live/
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2025年01月19日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp