Sunday Song Book #1563

2022年09月25日 | Sunday Song Book

2022年09月25日プレイリスト「リクエスト特集」
1. LOVE'S ON FIRE / 山下達郎 "ソフトリー" 6月22日発売 ニューアルバム
2. I JUST WANT TO CELEBRATE / RARE EARTH '71
3. SWEET SOUL MUSIC / ARTHUR CONLEY '67
4. SWEET CHERRY WINE / B.J.THOMAS "BILLY JOE THOMAS" '72
5. LOVE SONG / RAMSEY LEWIS "SUN GODDESS" '74
6. TAKE ME AS I AM / THE DEMENS '57
7. WHEN WILL I SEE YOU AGAIN / THE THREE DEGREES '74
8. 群青の炎 / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は珍しくツアー中にも関わらず直近で収録しているという。9月8日、9日の名古屋センチュリーホール、13日の高崎芸術劇場は初めての会場で、一見さんが三分の一くらいで驚いたそうだ。16日の仙台電力ホールは1000人の小屋で、セットが立たないとかあったけれど、その分こじんまりとしていて、お楽しみいただけたのではないかと思いますと達郎さん。そして先週の火水、20日、21日は大阪のフェスティバルホール。「お出で下さいましたお客さん、ありがとうございます。無事にすみました」と達郎さん。今週は明後日、島根県民会館。29日(木)はアクリエひめじ大ホール。姫路は初めて。ようやく折り返しが過ぎ後半戦に入る。コロナに罹ったとかいろいろあったけれど、番組を普通の声でやれるようになって、ツアー中なので少し声が低くなっていて、体が鳴ってるので低音の魅力と達郎さん。

・リクエスト特集
サンデー・ソングブックはいよいよ来週10月2日で30周年を迎えることになる。詳しいことは来週。年度替わりだけれど番組は30年続いた。29年の最後は「リクエスト特集」。メールの受付をやめても何も効果がないほどハガキが増えてるそうだ。

・LOVE'S ON FIRE
アルバム『SOFTLY』から「LOVE'S ON FIRE」。少し涼しくなってきたので熱いやつ。あんまり関係ないと達郎さん。

・I JUST WANT TO CELEBRATE
デトロイトのブルー・アイド・ソウルのグループ、レア・アース。1971年、全米7位の「I JUST WANT TO CELEBRATE」。

・SWEET SOUL MUSIC
サザン・ソウルの名唱、アーサー・コンレイの「SWEET SOUL MUSIC」は1967年、全米2位のミリオン・セラー。

・SWEET CHERRY WINE
リクエストは「達郎さんが好きなB.J.トーマス」というもの。B.J.トーマスの1972年のアルバム『BILLY JOE THOMAS』はソングライター特集。キャロル・キング、バリー・マン、ジミー・ウェッブ、スティーヴィー・ワンダー、そうしたソングライターの曲を片っ端から取り上げていて、B.J.トーマスの最高傑作アルバムとして知られている。その中に地味だけれどバリー・マンの曲が何曲か入っていて、この中の「SWEET CHERRY WINE」は達郎さんが死ぬほど好きな曲。この当時、B.J.トーマスを聴くならバリー・マンの曲がベストだという時代。
曲をかけ終えて。
「このアルバム、本当に素晴らしいアルバムなので、今でも出ておるかな? わからないけれど。是非、お勧めです。これのアルバムを聴いて、このドラムを叩いてるアラン・シュワルツバーグというのは本当に素晴らしい人なので、私、『CIRCUS TOWN』で彼を指名しました。そういう経過があります。このグレン・スプリーンというアレンジャーも素晴らしくて、その人も打診したんですけれどもスケジュールが合わなくて。えぇ、そういうこともあります」と達郎さん。

・LOVE SONG
9月19日にラムゼイ・ルイスが亡くなった。1974年のアルバム『SUN GODDESS』から「LOVE SONG」にリクエスト。アルバム『SUN GODDESS』はアース、ウィンド&ファイアのタイトル・ソングが有名だけれど、シカゴのクリーブランド・イートンとモーリス・ジェニングス(シカゴの素晴らしいドラマー)のセッションによる、ラムゼイ・ルイスの自作の曲が素晴らしい。
曲をかけ終えて。
オーケストラ・アレンジメントはリチャード・エバンス。ドラムのモーリス・ジェニングスはマンハッタンズとかウォルター・ジャクソンとやってるが、そういうときはすごく抑制的なドラムなのに、ジャズ・シーンだと手数が増えて、それがたまらないと達郎さん。

・1992年10月02日 番組第1回 アーカイブ
サンデー・ソングブックは1992年10月にサタデー・ソングブックとして放送がスタート。放送当時は土曜日の番組だった。1992年10月3日が第一回放送。来週で番組は30周年なので来週は30年前と同じ選曲で、いわゆるアーカイブ。本当はその当時の音源をそのままオンエアしたかったが、放送するクオリティーじゃないので、30年スペシャルで1992年10月3日のアーカイブをするそうだ。

・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」、11月公演のチケットの一般発売日がはじまっていて27日(火)18時までの受付。11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとで本来は千穐楽の予定だったが「なんちゃって」になってしまった。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・TAKE ME AS I AM
ドゥー・ワップにリクエスト。ザ・ディメンズはニューヨークのドゥー・ワップ・グループでシングルを3枚ほど残している。他にもエマーソンズという名前で3枚、同じグループだそうだ。リード・ヴォーカルのエディ・ジョーンズは歌の上手い人で、1957年にしてはソウル・ミュージック色の強い歌い方をしている。ディメンズの1957年の「TAKE ME AS I AM」。

・WHEN WILL I SEE YOU AGAIN
横浜市の初めて番組にリクエストしたリスナーから、2年前に亡くなられたお父様の思い出とレコード・コレクションについての長文のお便り。小学生から高校生まで密かに聴いていた亡父のコレクションで、特に好んで聴いていたというスリー・ディグリーズの「WHEN WILL I SEE YOU AGAIN」にリクエスト。1974年、全米ソウル・チャート4位、全米チャート2位のプラチナ・シングル。日本でも東京音楽祭に来日して評判になった。普通はこういう大ヒットはかけないけれど素敵なお便りだったのと、お父様の思い出と共に。ベタだけれどもこの演奏と録音、ストリングスのエコーの取り方の距離感、フィラデルフィアの粋を聴くオケ。スリーディグリーズも歴史は古く、素晴らしくハーモニーの上手い女性グループ。いわゆるセクシー路線で売ったので若干誤解があるが実力は素晴らしい。

・ジャズのライヴ
中野区の質問魔のリスナーから「以前達郎さんが観た洋楽のライヴのベスト3はホリーズとフリーとジャクソン・ブラウンと仰ってましたが、ジャズに限定するとベスト3に入るのはどのアーティストのライヴでしょうか?」という質問。
高校生のときに新宿のライヴ・ハウス、タローで観た川崎燎カルテット。トランペットの沖至さんがまだフランスに行く前で、ドラムの日野元彦さんが素晴らしく、超満員のライヴハウスだったとか。あと1975年の山下洋輔トリオ。そして中野サンプラザのウェザー・リポート。そんな感じだとか。

・群青の炎
今日の最後はアルバム『COZY』から「群青の炎」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年10月02日は、30周年記念「1992年10月02日 番組第1回 アーカイブ」
http://www.tatsuro.co.jp

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