山下達郎 PERFORMANCE 2018のレビューを個人サイトにアップしました。
よろしくお願いします。
J-WAVEで二か月に一度オンエアされる坂本龍一さんのレギュラー・プログラム「RADIO SAKAMOTO」。
11月4日の放送ではゲストに高橋幸宏さんを迎えて、
1978年のアルバム『Saravah!』を取り上げて対談していました。
アルバム『Saravah!』は幸宏さんのはじめてのソロ・アルバム。
今年はアルバム・リリース40周年記念にあたり、
新たにヴォーカルを録り直して『Saravah Saravah!』として発売されました。
豪華ゲストが参加するアルバム『Saravah!』の再現ライヴも東京国際フォーラム ホールCで開催されます。
当時のレコーディング・メンバーは細野晴臣さん、教授をはじめとして
コーラスには達郎さんや吉田美奈子さんも参加しています。
今回の対談ではレコーディングのときの話がでてきました。
その中で今年の達郎さんのツアーで聞いたスタジオ・ミュージシャンの逸話に通じる話がありました。
スタジオ・ミュージシャンは1セッション1回で雇っていて、
基本、彼らスタジオ・ミュージシャンたちは何度も演奏してくれなかったそうです。
24チャンネルでほとんど一発録音。一曲二回くらいしか演奏しなかったとか。
ジャズのミュージシャンは演奏に遅れて入ってくるのを「タメ」って言って、
前に突っ込んで演奏するのをよしとしなかったといいます。
スタジオ・ミュージシャンで特に印象に残ってるのが松木恒秀さんのようで、
クリックに合わせて演奏しようと提案したら「冗談だろ」と反対されたとか。
教授は達郎さんのバンドで松木さんと一緒だったから
ピットインでよくセッションしてたというエピソードを披露しています。
リズム感がとてもいいのに身体は微動だにしなかったなんて言ってます。
11月4日放送の「RADIO SAKAMOTO」はradikoのタイムフリーで4日から一週間のあいだ聴くことができます。
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20181105000000
動画共有サービスでもあったような。。
この対談を聞いたあとで達郎さんも松木さんのことが念頭にあって
スタジオ・ミュージシャンの話をツアーでしたのかなぁと思いました。
昨年のツアー中に松木さんは亡くなり、
2017年6月中旬に行われた大阪公演で
達郎さんは松木さんの訃報に触れてましたが
今年のツアーで披露した「Solid Slider」は松木さんに捧げた演奏だったのでは? と今は思ってます。
スタジオ録音盤は大村憲司さんがギターを弾いてますが、
六本木ピットインのライヴ盤では松木さんが弾いてますよね。