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2018年08月19日プレイリスト
「『旅』で棚からひとつかみ」
1. ミライのテーマ / 山下達郎 07月11日発売 ニュー・シングル
2. LET'S GO TRIPPIN' / DICK DALE & HIS DEL-TONES '61
3. JOURNEY TO THE STARS / THE VENTURES '64
4. TRAVELLING MAN / FREE "AT LAST" '72
5. JOURNEY TO LOVE / TEDDY RANDAZZO '60
6. TRAVELING MOOD / DR.JOHN "IN THE RIGHT PLACE" '73
7. SENTIMENTAL JOURNEY / DORIS DAY WITH LES BROWN '65
8. TRAVELING RIVERSIDE BLUES / ROBERT JOHNSON '37
9. JOURNEY FROM EDEN / STEVE MILLER BAND "RECALL THE BEGINNING...JOURNEY FROM EDEN" '72
10. ONE NIGHT STAND / 竹内まりや "ヴァラエティー" '84
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国ツアー「Performance 2018」続行中。現在、北海道公演の真っ只中で北海道に滞在中。東京に戻れないので番組は札幌市のAIR-Gのスタジオで前倒し収録しているそうだ。前回、番組を収録したのは8月6日(月)の長野、ホクト文化ホールより前になるとか。現時点で8月14日(火)、15日(水)のニトリ文化ホールが終わったところ。ニトリ文化ホールは9月17日に閉館となるため、「私もずいぶん長いことあそこでやってきましたけれども、最後のニトリ文化ホールでございました。お出でいただいたお客さま、どうもありがとうございました」と達郎さん。引き続いて18日(土)は苫小牧市民会館を行い、今週は20日(月)が北見市民会館。24日(金)は大阪のフェスティバルホール。何故か一日だけというスケジュール。札幌は涼しくて、先週はずっと雨が降っていたという。「でも、私はしのぎやすくてですね(笑)、楽しております」と達郎さん。札幌公演二連チャンで気張りすぎて声が少し低くなっているそうだ。
・『旅』で棚からひとつかみ
ツアー中に東京に帰れないときは公演先のラジオ・ステーションで収録することがある。番組のスタッフが全員来て収録するのだという。こういう場合はハガキとパソコンだけで、データなどの七つ道具が入った銀箱やギターが持ってこれないので、「『旅』で棚からひとつかみ」という企画をするそうだ。今週、来週の二週間はトラヴェリング・ソング、「旅」と名前がついた曲を集めて棚からひとつかみ。この企画自体、7,8年ぶりになるとか。
・ミライのテーマ
7月20日公開の細田守監督最新作『未来のミライ』のオープニング・テーマ。リスナーから「5小節目あたりに聞こえるキラキラした音がサビまでチラホラしています。一体何の楽器ですか?」という質問。「耳の鋭い方でございます(笑)。シンセサイザーでございます。よろしくお願いします」と達郎さん。
・細田守監督最新作『未来のミライ』
『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、そして『バケモノの子』に続く細田守監督最新作『未来のミライ』が7月20日から公開されている。
http://mirai-no-mirai.jp
・LET'S GO TRIPPIN'
まずはディック・デイル&ヒズ・デルトーンズの1961年、全米60位の「LET'S GO TRIPPIN'」。サーフ・ミュージックの草分けの一作。ディック・デイルはサーファーで、サーファーがギターを持ってサーフ・ミュージックのカリスマになった。サーフィンをやらないけれど音楽的には優れたブライアン・ウィルソンとの対比がおもしろいと達郎さん。
・JOURNEY TO THE STARS
毎年、夏はサマー・サウンドの特集のときにインストを番組でかけるのだが、今年はツアーのためチャンスがなかった。なのでもう一曲インストを続けて。ザ・ヴェンチャーズの1964年のアルバム『THE FABULOUS VENTURES』からシングル・カットされた「JOURNEY TO THE STARS」。邦題は「星への旅路」。
・TRAVELLING MAN
お次はイギリスに飛んでフリー。1972年のアルバム『AT LAST』から「TRAVELLING MAN」。『AT LAST』は実質的にオリジナル・メンバーの4人では最後になったアルバム。
モノの本によると「トラベル」は一般的な旅を指し、「ジャーニー」は比較的長距離の旅行、その行程に焦点が当てられるとか。「トリップ」は休暇とかビジネスといった目的があって、再び戻ってくる短めの旅行のことで、「ツアー」は各地を訪ね一巡してくる旅行のことだそうだ。
・JOURNEY TO LOVE
テディ・ランダッツォは作曲家、プロデューサーとして有名だけれど、もともとは歌手を目指してたくさん作品を残している。しかし目立ったヒットがなくて、そのうちに作曲家として大成した。1960年のテディ・ランダッツォのヴォーカル作品「JOURNEY TO LOVE」。テディ・ランダッツォはイタリア系なので完全にフランク・シナトラのクローン。
・TRAVELING MOOD
1973年のアルバム『IN THE RIGHT PLACE』に入ってる「TRAVELING MOOD」はもともとは1955年にウィ・ウィリー・ウィンが発表した作品のカヴァー。ウィ・ウィリー・ウィンのオリジナル・ヴァージョンは2011年のプレイリストでオンエアした記録が残ってるそうだ。
・今後の予定
来週8月26日は引き続き「『旅』で棚からひとつかみ」。毎年8月の最終二週間に竹内まりやさんをゲストに迎えて行ってる「納涼夫婦放談」は、スケジュールの都合で9月2日、9日にオンエア予定。まりやさん宛のリクエストやお便りを募集中。お便りを寄せたリスナーの中から抽選で25名に『FOR YOU』、『COME ALONG』、『COME ALONG 2』、『COME ALONG 3』、『BIG WAVE』、『MELODIES』のサイン入りポスターをプレゼント。各ポスターにサインをするのでどのポスターかは届いてからのお楽しみとのこと。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
・竹内まりや FAN MEETING
竹内まりやさんが今年の11月25日でデビュー40周年を迎える。そこではじめての試みとなるファン・ミーティングが11月16日(金)に大阪NHKホール、11月18日(日)は東京品川プリンス・ステラボールにて行われる。このファン・ミーティングに参加するには11月23日から期間限定公開される「souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~」のムビチケ・カードと10月17日発売予定のニュー・シングル両方の購入が必要になる。ムビチケ・カードに付属している応募券をシングルに封入されている応募ハガキに貼って応募すると、抽選で2500名にチケットが当選するとのこと。詳しい情報は竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com
・souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~
2000年のsouvenir LIVE、2010年のsouvenir again、2014年の久しぶりの全国ツアー、souvenir 2014のライヴの映像からチョイスして初映画化(ライヴ映像)。「souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~」は今年の11月23日から期間限定ロードーショー。
・ドゥー・ワップ・ナゲッツ
8月8日にワーナーから発売された「ドゥー・ワップ・ナゲッツ」VOL.1、VOL.2、VOL.3は売れ行きが好調で品切れしているそうだ。逐次補充するとのこと。
https://wmg.jp/feature/nuggets/doo-wop
・SENTIMENTAL JOURNEY
ドリス・デイがレス・ブラウン・オーケストラと一緒に歌っている1945年の「SENTIMENTAL JOURNEY」。森光子さんはこの歌が大好きだったという。戦後の米軍キャンプ回りで英語を覚えたとか。第二次世界大戦後、長い放浪の旅の末に我が家に帰るという内容でラヴ・ソングではない。「WHITE CHRISTMAS」と同じで兵士たちの望郷の念がヒットに繋がった感じだと達郎さん。
・TRAVELING RIVERSIDE BLUES
お次はブルース。ロバート・ジョンソンの1937年のレコーディングで「TRAVELING RIVERSIDE BLUES」。
・JOURNEY FROM EDEN
スティーヴ・ミラー・バンドの1972年のアルバム『RECALL THE BEGINNING...JOURNEY FROM EDEN』からタイトル・ソングの「JOURNEY FROM EDEN」。
・ライヴ録音
リスナーから「コンサートの最初から最後まで毎公演録音してるのでしょうか? 録音したものは全部聴いてチェックとかなさるのですか?」という質問。
P.A. OUTはすべて録音していて、全部聴いてチェックして、次の日に「あーせー、こーせー」という資料として聴くそうだ。途中で寝てしまうこともあるとか。あとはMCのタイミングが重要なので、そういうような細かいところはチェックしてやるという。P.A.のギターが大きいとかS.E.がちょっとアレだとかいうチェックするが、寝てしまうこともあり、あまり厳密ではないが録音は全部やっているそうだ。
・アカペラとドゥー・ワップの違いについて
リスナーから「アカペラとドゥー・ワップの違いがわかりません」というお便り。
アカペラは無伴奏のコーラスだが、達郎さんのアカペラは変態でひとり多重のアカペラ。本来は複数で楽器なしで演奏されることをアカペラという。ドゥー・ワップは1950年代のストリート・ミュージックから派生したリズム&ブルース。ストリート・ミュージックなので楽器を買う金銭的な余裕がないので、例えば地下鉄の階段とか、学校のロッカー・ルームなどでアカペラでコーラスをやって、ドゥー、ワップという言葉でロックンロールの時代なので、そういうふうにいったというもの。達郎さんの『ON THE STREET CORNER』はドゥー・ワップが主体だが全部ドゥー・ワップではなく、例えば「WHITE CHRISTMAS」なども入っている。リズム&ブルースのスタンダード「YOU MAKE ME BRANDNEW」とか「STAND BY ME」とかドゥー・ワップのジャンルに入らないものをアカペラでやるのを売りにしている。
・ONE NIGHT STAND
まりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』から「ONE NIGHT STAND」。
2018年08月26日は、引き続き「『旅』で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp