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<03月11日プレイリスト>
[「100%リクエスト」]
明日のない恋/竹内まりや 3月7日発売ニュー・シングル
A REAL MOTHER FOR YA/JOHNNY GUITAR WATSON '77
RAG DOLL/THE 4 SEASONS '64
WHEN THE LOVELIGHT STARTS SHINNING THROUGH HIS EYES/THE SUPREMES '63
MAKE IT EASY ON YOURSELF/THE WALKER BROTHERS '65
YOUR BRIGHT BABY BLUES/JACKSON BROWNE "THE PRETENDER" '76
NEVER CRY BUTTERFLY/竹内まりや '06
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■内容の一部を抜粋
・竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディング
今週はマスタリングを行い、完成へ。アルバムの発売日が決定した。5月16日(水)リリースで、アルバム・タイトルは『Denim』(デニム)。"デニム"とはジーンズの生地のこと。全12曲でこれまで発売したシングルは全て収録。初回限定はボーナス・ディスク付き。
・明日のない恋
この土日はワーナーの竹内まりやの公式サイトで、先週発売した「明日のない恋」のPVのメイキング映像が期間限定でながれている。
・A REAL MOTHER FOR YA
ジョニー・ギター・ワトソン。もともとはテキサス・ブルースの人。'70年代に突如としてファンク路線に鞍替え。一世を風靡した。全米ソウル・チャート5位。アルバム・ジャケットは乳母車の形をした自動車に乗ったジョニー・ギター・ワトソンを実母が押しているというもの。ジョニー・ギター・ワトソンは1996年に亡くなった。
・RAG DOLL
ニューヨークに出張していたというリスナーからのリクエスト。ニューヨークでは今、フォーシーズンズのミュージカル『ジャージー・ボーイズ』をやっているが、チケットが全く取れなかったとか。トニー賞を受賞し、たいへん人気のあるミュージカルだそうだ。「最高の音質でかけてください」と「RAG DOLL」をリクエストした。
「RAG DOLL」は1964年の全米NO.1ヒット。"RAG DOLL"は「ぼろ人形」という意味。そうした貧しい格好をした女の子に恋をし家族から反対されるという階級的なニュアンスが込められている。
・WHEN THE LOVELIGHT STARTS SHINNING THROUGH HIS EYES
映画『ドリーム・ガールズ』が公開されて話題になってるが、'80年代の頭にブロードウェイのミュージカルで公開されたものを映画化している。タツローさんはブロードウェイのミュージカルを見たという。話は黒人の女の子がスターダムにのし上るというもので、ダイアナ・ロスとシュープリームスをモデルにしていて、モータウンの裏側とか、フィクションが絡んでるものの、業界の裏話が含まれている。
リスナーから「タツローさんの好きなシュープリームスの曲を」というリクエストに、
「ダイアナ・ロスとシュープリームスは'60年代のアメリカを代表する女性ヴォーカル・グループですが、"恐怖の5連発"という1960年代の頭にNO.1を5曲連続で出した時があって、その1曲前のやつ(笑)。ファースト・アルバム『WHERE DID OUR LOVE GO』(愛はどこに行ったの)のA面6曲は強力でありますが、4曲目、[BABY LOVE]の後に入ってる[WHEN THE LOVELIGHT STARTS SHINNING THROUGH HIS EYES]がとにかく好きで、こればっかり聴いていたことがあった時代があります。1963年、全米23位。この後に[WHERE DID OUR LOVE GO]が出て躍進が始まります。その直前のこの1曲」とタツローさんは言ってかけた。
アルバムに入ってるリアル・ステレオ・ヴァージョン。8ビートからシャッフルに変わるところがなんともいえないそうだ。作曲はブライアン・ホーランド、ラモン・ドジャー、エディー・ホーランドの黄金トリオ、ホーランド=ドジャー=ホーランド。
・名古屋のお薦め
リスナーからの質問で「仕事で名古屋に行くのですが、名古屋には味噌煮込みうどん、ひつまぶし、味噌カツ、エビフリャーなどの名物料理がありますが、タツローさんのお薦めは何ですか?」に答えて、
「エビフライのほかは、味噌煮込みうどん、ひつまぶし、味噌カツとどれを召し上がってもいい。エビフライは全国どこに行ってもあるので、それだったらエビ天の天むすとかはいかがでしょうか」とタツローさん。
・MAKE IT EASY ON YOURSELF
リスナーから「バカラックの曲でアレンジのいいものを」というリクエスト。
バート・バカラックは天才作曲家だが、編曲家としてはちょっとスタイルの古い人なんで、しばしば、バカラックが手掛けたディオンヌ・ワーウィックなんかよりも、他の人がカヴァーしたもののほうが、アレンジ的に優れたものが多い。ちょうどウォーカー・ブラザーズが紙ジャケでリイシューしたばかりなので、バカラックを取り上げたアレンジとしましては最高峰に位置するウォーカー・ブラザーズの『MAKE IT EASY ON YOURSELF』を。1965年、全英NO.1、全米で16位。アレンジをしているのはレグ・ゲスト。邦題は「涙でさようなら」。曲を書いたのはハル・デヴィッド/バート・バカラックのコンビ。「MAKE IT EASY ON YOURSELF」もともとは1962年にジェリー・バトラーで最初にヒットを記録した。その後、ウォーカー・ブラザーズがイギリスで大ブレイクさせた。
・竹内まりやのニュー・アルバム『Denim』
全12曲で、昨年リリースした「返信」、「シンクロニシティ」、「スロー・ラブ」、「ネバー・クライ・バタフライ」、今回の「明日のない恋」とシングルは全て収録される。松たか子さんに提供した「みんなひとり」のセルフ・カヴァーも入る。マスタリングが終わって、最終的に曲順が決まる。まだ悩んでいる最中。四月になれば竹内まりや本人を呼んで全曲紹介する予定。初回限定仕様はボーナス・ディスク付き。竹内まりやがムーン、ワーナーではじめてから23年が経つ。シングルのカップリング曲でアルバム未収録曲がたくさんあるので、それをみんなまとめてつける。「シングル・アゲイン」のカップリングの「ヘイ・ベイビー」、「明日の私」のカップリングで薬師丸ひろ子に書いた曲「トライアングル」、「ミラクル・ラブ」など6曲を選んで収録。
・YOUR BRIGHT BABY BLUES
ジャクソン・ブラウンの4作目のアルバム『THE PRETENDER』に収められている「YOUR BRIGHT BABY BLUES」。ジム・ゴードンのドラム、チャック・レーニンのベース、ビリー・ペンのオルガンで、ギターはローウェル・ジョージという変則的な組み合わせだが、内省的な素晴らしい演奏。
・NEVER CRY BUTTERFLY
ピカデリー・サーカスのカヴァー。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
03月18日は、引き続き「100%リクエスト」
後は達郎のアルバムのように延期にならないことを祈ります
>シングルのカップリング曲でアルバム未収録曲
6曲じゃなく7曲あるはずなんですけど、全部入れて欲しいですね
初回限定はPVを収めたDVDだとばかり思っていました。